チームイネオスのツール・ド・フランスメンバー選出は様々な憶測と波紋を広げている。
そんな中で、ロードキャプテンとしてツールに参加するルーク・ロウは、ゲラント・トーマスとクリス・フルームを代表からの除外を厳しい決断と表現している。
そして、チームは、我々の卵を一つのカゴにいれて、エガン・ベルナルを世話すること求めたと発言した。
決断は厳しいが仕方ない
ルーク・ロウはツール・ド・フランスの8人の中で唯一の英国人ライダーとなった。
イネオスは、ツールの勝利を目標に準備しているが、フルームとトーマスのこれまでの成功はほとんど意味をなしていないことになる。
これについてルーク・ロウは語る。
明らかに難しい決断だな…4回も優勝している男の話をしているんだし、去年2位に終わったもう一人の元優勝者…彼らを家に置いておくのは難しいよ。しかし、我々は全ての卵を一つのカゴに入れて エガンの世話をする。
現在のフルームとトーマスの状態については、間違いなく不十分だと認めている。なので不選出の判断は間違っていないと思っている。
最近のレースを見ると、彼らは調子が悪いとは言えないが、彼らがツールに勝ちたい場合、あるべきレベルではないかもしれない。
ツールに勝つためには、ドーフィネで最高の選手でなければならない。フォームは今そこになければならない。
ツールは2週間どころか10日後に始まるんだが…それまでにそこまで良くならないんですよね。だから、決断が必要だった。
そんなライダーを家に置いておくのは厳しい決断だ。でも指導者たちはそのためにここにいるんだ。今の全員の状態を考えれば それが最善の決断だと感じている。
あくまで調整レースではなく、100%の状態にピークを持ってきていなければならなかった。フルームはケガから復帰で仕方ないとしても、トーマスはもっと仕上げておく必要があったのだ。
短縮されたレーススケジュールでは、それが顕著になる。
悔やんでも悔やみきれないだろうけど、結果的にこうなってはどうしようもない。
ジロとブエルタの成功を
ルーク・ロウは、グラスを半分空にするよりも半分にした方が良いと考えている。
Gにはジロに集中するチャンスを、クリスにはブエルタに挑戦するチャンスを与えてくれる。
大きな3つのツアーにわたって部隊を配置することは、近年はあまり行われていないことであり、他のレースでの勝利を目指す可能性もある。 3つの素晴らしいツアー!
これは、実際に近年見られないことだった。
ルーク・ロウはゲラント・トーマスとボットキャストをするほど仲が良い。今回の判断にも複雑な思いだろう。
ジロを頑張ってと言うことも出来ないだろう。友人にかける言葉もないのではないだろうか?
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