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ツールの栄光を追求するイネオスには、過去の栄光は関係なく感傷はない

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Photo by Thom Holmes on Unsplash
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ツール・ド・フランスのイネオスのメンバーには、ツール4勝をあげたクリス・フルームと2018年ツールの優勝者、ゲラント・トーマスは含まれなかった。

 

過去の優勝の立役者をメンバーから外すということは考えられない。もし、これが日本のチームならば、相当なバッシングなど受けることは想像に余りある。

これで、ツールで成功すれば問題ないのだろうけど。今まさに、一足早くチームの変換期を迎えたと言っても良いのかもしれない。

 

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過去にも例がある

 

だが、スカイ時代にも同じような例があったことを思い出さなければならない。

2013年にブラットリー・ウィギンズとクリス・フルームが一緒に同じ部屋に泊まることを拒否。ツールにメンバーとして一緒に選ばれることも拒んだ。

この時、GMのデイブ・ブレイスフォードが下した判断は、前年度優勝者のブラットリー・ウイギンズをツールのメンバーから外すことだった。

そしてウイギンズはジロに出場しDNF、クリス・フルームはツール初優勝を飾る。結果的には、プレイスフォードの考えが正しかった訳だ。

この後、フルームはツールの優勝を4回することになるのだから。

のちに、ブラッドリー・ウイギンズは見捨てられたと発言し、物議をかもしたこともある。

 

クリテリウム・ドーフィネでの結果

 

クリテリウム・ドーフィネの第2ステージを覚えておられるだろうか?  

久々にチームイネオスのトレインが山岳で見られ、一人ずつ先頭を引いてエガン・ベルナルをアシストした。

この時、クリス・フルームはミカウ・クウィアトコウスキーの後ろについていたが、前を引くこともなく切れてしまった。

 

これまでなら、フルームとトーマスが前を引けば集団は小さく絞られる。それなのにフルームは引けず、トーマスも700mしか引けなかった。

彼らが、何人を落としただろうか?

このステージ以降、彼らはもっと早い段階のアシストとして使われ、結果的に姿も見ることなくゴールしている。

 

一応、フルームはブエルタのリーダーと使命はされたが、ベルナルがブエルタに加わる可能性も十分にある。

ベルナル自身もツール以降の予定はないので、フルームをアシストするかもと発言しているが、どうなるかはわからない。

来シーズンにはいなくなるライダーにチームが力を割くとは思えないからだ。フルームがブエルタに出場出来ない可能性はゼロではない。

 

トーマスは不本意だろうが、競争によって勝ち抜く必要のあるレースで結果が出なかったことは言い訳にはならないだろう。ツールの不選出はある意味トーマスの時代の終わりとなるかもしれない。

だが、ジロでパフォーマンスを取り返すことは十分可能なはずだ。

 

チームの転換期

 

フルームは間もなくいなくなり、34歳のトーマスは終焉を迎えようとしている。ツールのメンバーはリーダーのベルナル23歳、リチャル・カラパス26歳と若返った。

スポーツの中では、進化は止まることはなく、静止することは後退することと同じだ。デイブ・プレイスフォードは実際に振り返ったり、立ち止まったりすることはない。

その中心にあるのは、感傷的な思いは賞を勝ち取らないという事実であり、主要な決定について言えば、感情を片側に置く能力は常にブレイルズフォードの強みの1つとも言える。

3人のリーダーを集中させず、1シーズンで3つのグランドツアー全てに勝つために割り振る。これがチャンスとなるかはわからない。変化であることは確かだ。

これを正しく行ったかどうかは、時が経てばわかることとなる。

 

 

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