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クリテリウム・デュ・ドーフィネ第6ステージ 最初の山岳ステージを制したのは驚きのライダーだ!

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Photo credit: ImAges ImprObables on VisualHunt.com
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第5ステージ、ゲラント・トーマスのゴール手前1kmからの180度ターンからのアタックは、全く計画されたものではなかったとレース後に明かされた。

まあ、本人も1kmも手前からアタックしても逃げ切れるとも思ってなかったのでしょうね。ただ、先頭で回るのはやはり有利。

クリテリウムレースでは先頭から5番以内でコーナーを回るのは鉄則みたいなものですからね。

さて、今日から3連続での山岳ステージが始まる。ここで総合優勝を争うライダーが絞られてくるだろう。

ただ、第6ステージは前半は平坦なので逃げがどこまで逃げられるかにもよる。まあ、登りも長いので捕まってしまうでしょうけど。

 

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第6ステージ ロリオル シュル ドローム~ル サペ アン シャルトルーズ  167.5 km

第6ステージ photo criterium-du-dauphine.f

 

167.2kmのコースの内、前半の110kmまでが平坦。これは逃げやすいけど、総合では1分以内に19人いるので、危ないメンバーは逃げれない。

今日の山岳ポイントは4か所

    1.  2級山岳 コル・デ・ラ・プラセット 5.0km・6.4%
    2. 2級山岳  コル・デ・ポルト 7.4km・6.8%
    3. 3級山岳    コート・ド・ラ・フレッテ  3.7 km・5.4%
    4. 3級山岳 ル・サペ・アン・シャルトルーズ  3.3 km・6.2%

 

大きく差がつくとしたら、2級山岳の7.4kmの登坂だろうか。2級山岳コル・デ・ラ・プラセットを下ってスプリントポイントを通過した後からずっと登り続ける。

約20kmも登るのだから、ここで遅れてしまうと次の3級山岳で挽回するのは難しい。最後もほぼ連続した登りなので、登坂距離としては7kmあると考えて良い。

ここではイネオスのトレインが爆発しそうだ。

 

逃げは14人

Tiz-cyclingストリーミング スクリーンショット 以下同様

 

気温26℃。第6ステージスタートでの4賞は全く変わらず。

  • 総合リーダー ルーカス・ペストルベルガー (BORA – hansgrohe)
  • ポイント賞  ソンニ・コルブレッリ(Bahrain – Victorious)
  • 山岳賞  マシュー・ホームズ (Lotto Soudal)
  • 新人賞 イラン・ファンワイルダー(Team DSM)

 

 

前半は追い風が吹いているので1時間の平均時速が50.3km/hという猛烈なスピード。何度かメンバーが変わって出来上がったのは残り113km地点。

最もタイムが良いのは、グレッグ・ファンアーヴェルマートの2分40秒遅れ。

  1. ローソン・クラドック (EF Education – Nippo)
  2. オリヴィエ・ルガック (Groupama – FDJ)
  3. アントニー・ぺレス (Cofidis, Solutions Crédits)
  4. グレッグ・ファンアーヴェルマート (AG2R Citroën Team)
  5. オメル・ゴールドスタイン (Israel Start-Up Nation)
  6. ローラン・ピション (Team Arkéa Samsic)
  7. マシュー・ホームズ (Lotto Soudal)
  8. スヴェンエリック・ビストラム (UAE-Team Emirates)
  9. ヨセフ・チェルニー (Deceuninck – Quick Step)
  10. ジュリアン・ベルナール (Trek – Segafredo)
  11. バルナパーシュ・ぺアーク(Team BikeExchange)
  12. マーティン・トゥスフェルト (Team DSM)
  13. フランク・ボンナムール (B&B Hotels p/b KTM)
  14. ヤン・ハークランツ (Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)

 

2級山岳  コル・デ・ポルト 7.4km・6.8%

放送開始は、残り33kmから。すでに最初の2級山岳はクリアーしている。最初の2級山岳は山岳賞ジャージのマシュー・ホームズがトップ通過で5ポイント追加している。

タイム差は、最大でも2分45秒まで。現在は1分29秒と詰め寄られている。

 

2級山岳の頂上までは、まだかなり距離がある。

 

メイン集団からは、ポイント賞ジャージのソンニ・コルブレッリが切れている。カメラを向けると首を切るボーズを取ってくれる。

 

集団先頭は一人で3人分の働きをする元TT世界チャンピオンのトニー・マルティン。ケガもすっかり癒えたようだ。

 

先頭集団のグレッグ・ファンアーヴェルマート。リオデジャネイロオリンピック金メダルリストは、AG2Rに移籍して勝利がない。

 

先頭から、ジュリアン・ベルナール (Trek – Segafredo)がアタックをかける。

 

集団から、ディラン・サンダーランド(Team Qhubeka ASSOS)がアタックをかける。結構いいペースだ。

 

先頭は、逃げているジュリアン・ベルナールを後続が追う。頂上まで後、5.6kmもある。

 

ジュリアン・ベルナールは、マシュー・ホームズが引く追走集団に追いつかれてしまう。

  1. ローソン・クラドック (EF Education – Nippo)
  2. マシュー・ホームズ (Lotto Soudal)
  3. ジュリアン・ベルナール (Trek – Segafredo)
  4. フランク・ボンナムール (B&B Hotels p/b KTM)
  5. ヤン・ハークランツ (Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)

 

集団はトニー・マルティンが仕事終了して切れていく。アスタナが集団先頭を引き、飛び出していたディラン・サンダーランドを捕まえて引き続ける。

 

先頭は、後方からアントニー・ぺレス (Cofidis, Solutions Crédits)がおいついて6人。頂上まで2.6kmで集団とは42秒まで迫られている。

 

あ~、リーダージャージのルーカス・ペストルベルガーが遅れてしまう。今日でリーダー交代だ。

 

先頭では、ローソン・クラドック (EF Education – Nippo)がアタックをかける。昨日も最後に逃げていたのに元気だ。

 

ローソン・クラドックはいいペースで上がっている。これは頂上を先頭で越えそうだ。

 

ローソン・クラドック (EF Education – Nippo)が先頭で通過。メイン集団には1分44秒のタイム差をつけている。

 

単独で下りに入った。さあ、どこまで逃げれるだろう。

 

2級山岳頂上手前から、ずっとモビスターが引いている。下りでタイム差が縮まるかな。

 

追走には、ちぎれた2人が追っている。34秒差だが、追いつくか。

  1. ジュリアン・ベルナール (Trek – Segafredo)
  2. ヤン・ハークランツ (Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)

 

コート・ド・ラ・フレッテ  3.7 km・5.4%

後続が迫ってきた。追走の二人とは21秒差。メイン集団ともタイム差は30秒となっている。下りでかなりタイム差を縮められた。

 

追走の二人は、登り始めて1kmほどで、集団に吸収されてしまう。

 

クリス・フルームは、残り7.4kmで切れてしまいそうだ。なんとか集団後方にいる。たが、残り7kmで切れてしまった。

 

集団は変わらず、モビスターが引いている。

 

ローソン・クラドックは3級山岳をトップ通過。集団は14秒後ろ。

 

3級山岳 ル・サペ・アン・シャルトルーズ  3.3 km・6.2%

残り3.9kmで14秒。厳しいタイム差となってきた。

 

集団からIntermarché-Wanty-Gobertの、ルイス・メインチェスがアタック。NTT Pro cyclingから2021年に移籍してきた選手だ。

 

ルイス・メインチェスは、先頭のローソン・クラドックに追いつく。

 

ルイス・メインチェスは、単独となって逃げるが集団は逃がさない。

 

ルイス・メインチェスは、ダヴィ・ゴデュ(Groupama-FDJ)のアタックに抜かれる。

 

ダヴィ・ゴデュは、単独で登るが集団を大きく引き離すほどではない。

 

ダヴィ・ゴデュは、テイオ・ゲイガンハートの引きによって、集団に引き戻される。

 

今度はセップ・クスがアタックだ。

 

だが、セップ・クスのアタックはテイオ・ゲイガンハートによって封じこめられる。

 

集団はモビスターのミゲル・アンヘルロペスが先頭で進む。この状態でゴール手前まで同じ並びでゴールに向かう。

 

2番手はテイオ・ゲイガンハート、ゲラント・トーマス、セップ・クス、アレハンドロ・バルベルデ、アレクセイ・ルチェンコと続いている。

 

テイオ・ゲイガンハートが、ミゲル・アンヘルロペスを抜いて、ゴールに向けてスパートをかける!

 

テイオ・ゲイガンハートは後続を引き離した。アレハンドロ・バルベルデはセップ・クスをかわして前を追う。

 

テイオ・ゲイガンハートは、少し距離をあけたが、後ろからアレハンドロ・バルベルデがまくりに入る。

 

アレハンドロ・バルベルデがテイオ・ゲイガンハートをまくった~。テイオ・ゲイガンハートは後ろをみて2位を確信して諦める。

 

 

最後は、最年長のアレハンドロ・バルベルデがテイオ・ゲイガンハートを突き放した~。

41歳にしてこの強さはなんだ。チームメイトがアシストした分を見事に生かしての勝利だ。バルベルデはグラン・プレミオ・ミゲル・インドゥラインの勝利に続いて今シーズン2勝目。

 

モビスターは、アレハンドロ・バルベルデの勝利のために、ミゲル・アンヘルロペスとエンリク・マスの二人が最後は、アシストに回って勝利を勝ち取った。

 

アレハンドロ・バルベルデは、

41歳で勝ててとてもうれしい。まず、1週間信じられないほど働いてくれたチームに感謝しなければいけない。

最後の部分で、スーパーマン・ロペスは私に「引こうか」と言ったので、私は「OK」と言った。正直に言うと、彼は素晴らしい仕事をしてくれたので、彼に感謝しなければならない。

(テイオ・ゲイガン・ハートは)非常に力強く口を開いて、トーマスが彼から離れているのを見たので、私はためらうことはできず、行かなければならなかった。

 

総合トッブは、ステージ7位に入ったアレクセイ・ルチェンコに。チームメイトのヨン・イサギレが2位に続いている。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第6ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  VALVERDE Alejandro Movistar Team 60 50 3:52:53
2  GEOGHEGAN HART Tao INEOS Grenadiers 25 30 ,,
3  KONRAD Patrick BORA – hansgrohe 10 18 ,,
4  KELDERMAN Wilco BORA – hansgrohe   13 ,,
5  MAS Enric Movistar Team   10 ,,
6  KUSS Sepp Team Jumbo-Visma   7 ,,
7  LUTSENKO Alexey Astana – Premier Tech   4 ,,
8  HAIG Jack Bahrain – Victorious   3 ,,
9  HERMANS Ben Israel Start-Up Nation   2 ,,
10  KRUIJSWIJK Steven Team Jumbo-Visma   1 ,,

中根英登は110位。クリス・フルームは、2分43秒遅れの39位。

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 2 ▲1  LUTSENKO Alexey Astana – Premier Tech 10 20:52:16
2 4 ▲2  IZAGIRRE Ion Astana – Premier Tech   0:08
3 5 ▲2  KELDERMAN Wilco BORA – hansgrohe   0:12
4 6 ▲2  THOMAS Geraint INEOS Grenadiers   0:13
5 7 ▲2  VAN WILDER Ilan Team DSM   ,,
6 8 ▲2  PORTE Richie INEOS Grenadiers   0:15
7 9 ▲2  KONRAD Patrick BORA – hansgrohe   0:27
8 11 ▲3  HAIG Jack Bahrain – Victorious   0:34
9 13 ▲4  KRUIJSWIJK Steven Team Jumbo-Visma   0:39
10 14 ▲4  LÓPEZ Miguel Ángel Movistar Team   0:42

総合はアレクセイ・ルチェンコがトップにたった。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  COLBRELLI Sonny Bahrain – Victorious 91
2 2  ASGREEN Kasper Deceuninck – Quick Step 58
3 3  ARANBURU Alex Astana – Premier Tech 58
4 5 ▲1  VALVERDE Alejandro Movistar Team 51
5 4 ▼1  PÖSTLBERGER Lukas BORA – hansgrohe 37
6 10 ▲4  KONRAD Patrick BORA – hansgrohe 36
7 6 ▼1  STUYVEN Jasper Trek – Segafredo 36
8 11 ▲3  KELDERMAN Wilco BORA – hansgrohe 32
9 7 ▼2  BARBERO Carlos Team Qhubeka ASSOS 30
10 8 ▼2  VAN MOER Brent Lotto Soudal 29

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  HOLMES Matthew Lotto Soudal 21
2 5 ▲3  CRADDOCK Lawson EF Education – Nippo 13
3 2 ▼1  PÖSTLBERGER Lukas BORA – hansgrohe 12
4 3 ▼1  VAN MOER Brent Lotto Soudal 10
5 4 ▼1  DELAPLACE Anthony Team Arkéa Samsic 9
6    BAKELANTS Jan Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 5
7 13 ▲6  BYSTRØM Sven Erik UAE-Team Emirates 4
8 6 ▼2  ARCHBOLD Shane Deceuninck – Quick Step 4
9 7 ▼2  GOLDSTEIN Omer Israel Start-Up Nation 3
10 12 ▲2  BERNARD Julien Trek – Segafredo 3

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  VAN WILDER Ilan Team DSM 20:52:29
2 2  PARET-PEINTRE Aurélien AG2R Citroën Team 0:37
3 4 ▲1  GAUDU David Groupama – FDJ 0:46
4 3 ▼1  SKJELMOSE JENSEN Mattias Trek – Segafredo 1:00
5 6 ▲1  GALL Felix Team DSM 1:53
6 9 ▲3  CHEVALIER Maxime B&B Hotels p/b KTM 4:59
7 11 ▲4  HÄNNINEN Jaakko AG2R Citroën Team 6:07
8 10 ▲2  RODRIGUEZ Carlos INEOS Grenadiers 6:56
9 8 ▼1  MONIQUET Sylvain Lotto Soudal 7:22
10 15 ▲5  BENNETT Sean Team Qhubeka ASSOS 8:45

イラン・ファンワイルダー(Team DSM)は、総合5位まで上がってきた。しっかりとチームのエースだ。

 

 

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