スコットランドを拠点とするサイクルウェアメーカー、Enduraが、1,400万ポンド(約27億円)という莫大な損失を計上した。
同ブランドにとって2019年以来の損失となる。
売り上げの減少
Enduraは、2013年から2020年まで、Movistar Teamのアパレルブランドを務めた。
2019年3月4日に、UCIはジャージの突起物または、空力学的に有利になるような加工をしてはならないとルール改正。そのためEnduraはワールドツアーから撤退している。
Enduraは、パンデミックでは売り上げを大幅に伸ばしていた。2022年末の決算では75万9000ポンド(約1憶5000万円)の利益を計上。
だが、決算報告では2024年2月までの13か月間に14,119,000ポンド(約27億円)の税引前損失が発生したと報告されている。
この1,400万ポンドの損失は「売上高の大幅な減少」によるものだと説明。
売上高は前年の4,080万ポンド(約81億円)から2023年には2,850万ポンド(約56億円)に落ち込み、粗利益は1,880万ポンド(約35億円)からわずか370万ポンド(約7億円)に減少。年間で大きな損失となっている。
同社の損失の一部は在庫の「減損」からも生じており、同社の株式の価値は280万ポンド(約5億円)に下落したという。
この期間の変動は、主に英国地域での売上減少によるもので、これは新型コロナウイルスのパンデミック中に予想外の成長を遂げた後、自転車業界全体で厳しい市場状況が見られたことを反映していると決算書の中で述べられている。
パンデミックで一時的に、在庫不足となったけど、今度は作りすぎて余っているという状況だ。
英国のアパレルブランドは厳しい状況となっている。
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