Enduraは、スコットランドのアパレルブランド。
エアロテクノロジーSST(Surface Silicone Topography)を使用して画期的なスキンスーツを開発。
くの字形になった3Dシリコンシェブロンの突起が空気を受け流し世界最速のスキンスーツ誕生となった。
このEnduraのジャージを着ていたのがモビスター。だが、Enduraはモビスターとのスポンサー契約を解除するという。
技術革新に待ったをかけるUCI
世界最速のスキンスーツEndura×D2Zは下記の動画を見て貰えるとSSTの形とかわかりやすいです。
スキンスーツの表面に突起をつけて風を受け流す技術はEnduraだけではない。
カステリもボルテックス加工されたジャージを作成してチームスカイに提供していた。
しかし、この各社が切磋琢磨してロードレースに革命を起こしていた技術開発をUCIは禁止してしまったのだ。
素晴らしい技術を持ったスキンスーツは使えなくなった。全くもってアホとしかいいようがない!
Enduraはトライアスロンで技術開発を続ける
Enduraは、UCIのこの規制に対してテクニカルアパレルの進歩が運営団体によって制限されてしまうの回避することに方向転換をした。
結局、Enduraは、技術革新がそれほど「制約されていない」トライアスロンでの空力技術の進歩に注意を集中すると述べている。
プロレースで結果を出せばアピールにつながるが、規制されたのではスポンサーをする意味もないと判断したのだろう。
Enduraは当初、自転車ショップPedal Powerとのレース関係を開始し、その後Endura Racingに成長。その後、NetApp-Enduraはブロコンチネンタルチームとして2013年にブエルタ・ア・エスバーニャ、翌年にはツール・ド・フランスに参戦。
Enduraは2013年夏の終わりにモビスターとパートナーシップを開始し、2014年にマドリードでキットを公開した。
ブランドは今後も、UCIがアパレルイノベーションへのアプローチを変更するまで、ロードおよびグラベル向けの高度なキット開発を継続することを目指している。だが、プロレースでこれらの技術が見られることはない。
UCIの規制は技術革新を妨げている?
これまでも、UCIは様々な規制を打ち出してきた。 それに対して、グレアム・オブリーはそのルールに対して馬鹿げていると揶揄している。
グレアム・オブリーは、アワーレコードに挑戦し続けて、スーパーマンポジションやクラッチボジションで世界記録を更新し続けた人物。
彼の記録更新はUCIとの戦いでもあったのだ。
だが、彼が新しい技術やポジションを編み出すたびにUCIはルールを変更。ついにオブリーの記録までも抹消してしまったのだ。
この動画では、6.8kgの重量規制、ファニーバイクの禁止、そしてウェアの制限まで規制するUCIを非難している。
世界最速のスキンスーツEndura×D2Zの開発にグレアム・オブリーも関わっていた。
彼のスピードに対するあくなき追及は、またしてもUCIによって除外されることになる。
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