2024 X²Oバドカマートロフェー第6戦ハンメ 世界選手権1週間前のマチュー・ファンデルプールの調子は?

世界選手権まで、残り1週間。その前の調整として、男子エリートには、マチュー・ファンデルプールが出場する。

女子エリートにはフェム・ファンエンペルと、ルシンダ・ブラントが出場。パック・ピーテルスは明日のワールドカップ出場となる。

さて、結果はいかに?

 

第6戦ハンメ

 

コースは昨年とほぼ同じ。ライダーはミラブルグの景色からスタートする。

その後は、ハンメのバイクパークを通る技術的な通路が続き、その後、マテリアルステーションの最初の通路に向かって池を一周する。

このコースは、林床、梁、および2つの池の間の牧草地を通る通路を備えた伝統的なコースとなる。

 

女子エリート

 フェム・ファンエンペルは、X²Oバドカマートロフェーで、ここまで5戦5勝。今日のレース前コメントは「順位は気にしていませんが、スタート地点にいるレースで勝ちたいと思っています。」

 

さあ、誰がフェム・ファンエンペルを止めるのか。

 

スタート前。

 

スタートからフェム・ファンエンペルがトップに躍り出る。

 

2番手はルシンダ・ブランド。

 

少しずつフェム・ファンエンペルが抜け出すパターンか。

 

ルシンダ・ブランドは、上りでつまずく。マノン・バッカーに抜かれる。

 

すでにフェム・ファンエンペルがリード。

 

フェム・ファンエンペルが、早くも飛んでいる。

 

残り5周

これは大きなリード。11秒引き離した。

 

後続は団子状態。マノン・バッカーの後ろはデニス・ベッセマ。

 

ルシンダ・ブランドが、ようやくマノン・バッカーを捕らえて2位に上がる。

 

タイム差が出ないのでわからないけど、すでに20秒はリードしている。

 

残り4周

フェム・ファンエンペルは、25秒のリードで通過。

 

マノン・パッカーがまた2位に上がっている。

 

アメリカ王者のクララ・ホンシガーはかなり遅れている。10位あたりか。

 

フェム・ファンエンペルはバイク交換。

 

2位争いは、まだ続きそうだ。

 

残り3周

マノン・バッカーは、42秒差で通過。

 

フェム・ファンエンペルは、明日を考えてペースを調整するかも。

 

ルシンダ・ブランドが前に出てプレッシャーをかけている。

 

ルシンダ・ブランドは大きくリードを奪う。

 

残り2周

53秒の差をつけてフェム・ファンエンペルが通過。

 

フェム・ファンエンペルは、ミスもなくリードを少しずつ広げている。

 

ルシンダ・ブランドの2位は間違いない。すでにマノン・バッカーは全く見えない。

 

残り1周

フェム・ファンエンペルは残り1周に。

 

ローラ・ベルドンショットは、バイク交換から出たところでこけてしまう。ドロドロだ。

 

フェム・ファンエンペルは、最後のバイク交換か。

 

3位を走るマノン・バッカーの表彰台も固い。

 

フェム・ファンエンペルが1周目から独走で勝利。昨年もハンメで優勝していた。スロットルを開けると勝負がついた感じだ。

 

これで6戦中6勝。シリーズチャンピオンの座は揺るがない。今シーズンの勝利数はC2も含めると17勝となった。負けたのが2回だけなのだからすごい。

 

2位にはルシンダ・ブランドがはいった。元世界チャンピオンでもかなわない。

 

3位の表彰台を獲得したのはマノン・バッカー。後続を抑えての3位は調子が上がっている証だ。

 

リザルト

フェム・ファンエンペルのコメント

今日は本当に気分が良かった。自分のペースで走りたかった。ここは危険な周回コース。だから、ここでひとりで走れるというのは、ある種のアドバンテージになる。だからスタートから自分のペースで走ることにした。

すぐに最初の追っ手から半分差で逃げ切ったが、いつ勝利を実感したのだろうか？

クロスの途中で、スピーカーがタイム差をアナウンスするのを聞いたの。それからは、ただ良いペースを保つだけでした。とてもタフなクロスだった。

バイクピットではお父さんもいましたね。

ポストの中にいる人たちが私のためにしてくれていることを、みんなは過小評価することがある。私は写真に写っているけれど、私の周りの人たちはそのためにもっと頑張っているのかもしれない。

 

2位のルシンダ・ブランドのコメント

今日はフェムが強すぎた。最初の2ラウンドはとても流暢だったとは言えないけれど、だからといって力の差を否定するものではないわ。

マノン・バッカーと2位争いを繰り広げたましたね。

マノンはとてもいい1日だった。彼女はこのラップで明らかにフィーリングが良かった。だから、ただ2位を狙ったわけじゃない。2位になれただけでも満足。満足している。フェムが一番強かった。

 

3位のマノン・バッカーのコメント

達成可能な最高位だった。一瞬、まだルシンダに追いつけると思っていた。でも、ストレートが来て……彼女は限界ではなかったことがわかったわ(笑)。

私が2回連続でミスをして、ローラ・ベルドンショットが近づいてきた。しばらくの間は興奮したけど、鉄棒を飛び越えることでまた差を広げられたわ。

 

男子エリート

マチュー・ファンデルプールは、まだ打撲の痛みがあると。

 

さあ、スタートだ。

 

スタートダッシュはニルス・ファンデプッテが早いか。

 

珍しく、マチュー・ファンデルプールが遅れている。

 

マチュー・ファンデルプールは6番手。

 

大きな池のまわりをまわる。

 

トップは、マイケル・ファントーレンハウト。

 

マチュー・ファンデルプールは、エリ・イーゼルビットに続いて3番手に上がっている。

 

残り8周

すでにバラバラになって通過していく。

 

マチュー・ファンデルプールは、2番手に。

 

マチュー・ファンデルプールは、いつトップにたつだろう。

 

マチュー・ファンデルプールは、2位をキープしている。

 

残り7周

マチュー・ファンデルプールは、2位から後ろに下がる。省エネ走法をしそう。

 

まだ、マチュー・ファンデルプールは、潜んでおくようだ。高速コースなので一発でアタックを決めないといけない。

 

ラース・ファンデルハールがトップに。

 

マチュー・ファンデルプールは、2番手に上がる。

 

残り6周

ラース・ファンデルハール、マイケル・ファントーレンハウト、マチュー・ファンデルプール、エリ・イーゼルビットと続く。

 

完全にマチュー・ファンデルプールは余裕で走っている。どこでアタックをかけるのか。掛けどころはどこだろう。

 

マイケル・ファントーレンハウトの後ろに、マチュー・ファンデルプールがしっかりと張り付いている。

 

あっと、マチュー・ファンデルプールがアタック!

 

なんと、みんながピットに入ったところを狙っていた。

 

あっという間に後続との差を広げる。

 

マイケル・ファントーレンハウトがついていけるか。

 

残り5周

二人がリードしていく。

 

マイケル・ファントーレンハウトが、どこまで粘れるか。

 

マチューが加速。マイケル・ファントーレンハウトが離される。

 

マチューは、バイク交換で走る。

 

残り4周

マイケル・ファントーレンハウトが遅れてしまった。

 

3位以下はまとまって通過。

 

マイケル・ファントーレンハウトは、まだ見えている。

 

ここからはミスなくいければ、勝利は見えてくる。

 

残り3周

マイケル・ファントーレンハウトが単独2位で通過。

 

3位以下は、ラース・ファンデルハール、トーン・ファンデボッシュ、エリ・イーゼルビットと続いている。

 

残り2周

マチュー・ファンデルプールが単独で残り2周に。

 

マチュー・ファンデルプールは、明日に備えてペースを調整するだろうか。

 

3位争いは決着がついていない。

 

残り1周

マチュー・ファンデルプールは、最後の1周に。

 

3位争いはエリ・イーゼルビットが抜け出したか。

 

マチューはゴールに向かう。

 

マチュー・ファンデルプールは独走でゴールに。

 

完璧なレース運びで勝利を確定した。強い世界王者だ。世界選手権に向けて明日のワールドカップのレースが最後となる。

 

マイケル・ファントーレンハウトは、ただ一人マチューのアタックについていけた。

 

エリ・イーゼルビットは、実力者の走りをみせつけて3位の表彰台獲得。4位はニルス・ファンデプッテ。

 

リザルト

優勝したマチュー・ファンデルプールのコメント

ここ数週間、スペインで十分なトレーニングを積んできたが、まだ少し脚が残っている。それは事前に予想していたことだ。悪くはなかったけど、フレッシュさが足りなかった。

肉体的にはどうだったのだろうか？途中、肩の痛みはまだ残っていたのだろうか？

クロスの最中に少し感じたが、支障はない。重いトレーニングウィークがまだ足に残っていると感じたけど、それは驚きではないよ。

25分ほど走ったところで初めて勝負を決めた。ここ数週間とは異なり、今回は1人のライダーが後を追ってましたね。

マイケルは常に侮れない存在だ。彼は先週すでに強かったし、今日も間違いなく好調だった。僕にとっては、自分のことをやるだけだった。

どこかで勝つのはいつだってうれしいことだし、ここは僕が好きな場所でもある。特に雨が降ったときは、ここでレースをするのがいつもうれしい。もうひとつ勝てたのはうれしい。

明日、ホーヘルハイドで開催されるワールドカップに出場しますね。

いつもは木曜日にターボルに飛ぶんだけど、来週はフレッシュな状態で臨みたい。この1週間は休養が中心だ。

 

2位のマイケル・ファントーレンハウトのコメント

出来るだけ長く頑張ろうと思ったけど、頭を完全にオーバーしてしまうのを避けるためにペースを落とさなければならなかった。その後は自分のペースで走って2位になった。序盤は脚も良かったし、マチューがいつか仕掛けてくることは分かっていた。

でも、マチューのベースペースはすごく速くて……僕は2周は維持できるけど、1周は無理だった。だから自分のペースに戻るしかなかった。ワールドカップまであと1週間。健康であり続けたい。