ツール・ド・ラ・プロヴァンス第3ステージでは、イバン・ソーサがイネオストレインからの見事なアタックを決めて勝利。
だが、その後ろで山岳賞ジャージを着ていたリリアン・カルメジャーヌが静かにリタイヤしている。
落車で脳震盪
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リリアン・カルメジャーヌは、シャレー・レイナールに向かう降下の途中で落車の影響による頭部外傷に加えて、右肩の挫傷で苦しんでいた。
脳震盪の症状が見られたので、登りに入る前にリタイヤしている。
リリアン・カルメジャーヌは第1ステージで長い逃げに二人で乗っており、ここまで山岳賞ジャージを着用していた。
リリアン・カルメジャーヌがリタイヤしたことにより、山岳賞ジャージは22歳のロットの若手フィリッポ・コンカ(Filippo Conca)に移っている。昨日も最後まで逃げて抵抗してましたからね。
カルメージャは、今年からTeam Total Direct EnergieからAG2R La Mondialeに移籍している。
移籍して最初のステージで、チームに山岳賞ジャージを持って帰れれば最高だったのに残念なことだ。
復帰の時期については未定。
ジュリアン・アラフィリップは若手に感謝
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ウルフパックにまた一人、素晴らしいライダーが登場した。イバン・ソーサがアタックをかけて独走態勢になっていた時、集団先頭を引いていたのがマウリ・ファンセヴェナント(Mauri Vansevenant)21歳だった。
チームで最後に残ったライダーが、ネオプロ1年目のファンセベナントだったとは。
2020年7月からテスト生としてチームに合流しており、すでに2020年も19レース参戦している。
ジュリアン・アラフィリップはレース後に
「マウリは最後に私を大いに助けてくれるまで、そばにいてくれた。私は彼の運転方法を非常に誇りに思っている。
彼はとても強くて印象的だった。彼は一般的な分類でその8位に値する。今日、なぜ私たちが「ウルフパック」であるかを再び示した。
それは素晴らしい結果であり、私の次の目標に自信を与えてくれる。」
マウリ・ファンセヴェナントは、ビックネームと共に同タイムでゴールしている。
あれだけ、追走集団の先頭を引いておいて、彼らについていけるのは余力がまだあったということだ。
同タイムでゴールしたビックネームは
- 5位 ヘスス・エラダ(Cofidis, Solutions Crédits)
- 6位 ジュリオ・チッコーネ(Trek – Segafredo)
- 7位 バウケ・モレマ(Trek – Segafredo)
- 8位 マウリ・ファンセヴェナント(Deceuninck – Quick Step)
- 9位 ジャック・ヘイグ(Bahrain – Victorious)
- 10位 パトリック・コンラット(BORA – hansgrohe)
- 11位 アレクサンドル・ウラソフ(Astana – Premier Tech)
彼らトップクライマーと一緒にゴールというのは凄いことだ。将来的に素晴らしいライダーとなるだろう。
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