トニー・マルティン (Team Jumbo-Visma )は、当面の間、彼のプロとしてのキャリアを続けることについての決定を延期している。
実は、春には将来について重要な決定を下すことを計画していたが、皆と同じようにコロナウイルスによって冬までその決断は延期することになった。
4度の世界TTチャンピオン
トニー・マルティンは2011、2012、2013、2016年と4度も世界タイムトライヤルチャンピオンに輝いている。
2012年から在籍したQuick Stepから、2017年にTeam Katusha Alpecinに移籍。だが、 Katushaでの2年は正に失われた2年となってしまう。
消滅していくチームの現状を打破することはできなかった。
だが、マルティンは2019年にTeam Jumbo-Vismaに移籍して第2のキャリアをスタートさせた。
勝手のTTチャンピオンの独走力を生かしたプロトンの牽引。まさに一人で3人分の働きをみせることになる。チームにとっては、なくてはならない強力なアシストの一人だ。
ブエルタでの落車も関係あるのか?
トニー・マルティンは2019ブエルタ・ア・エスパーニャの第19ステージの下りカーブで落車してしまいリタイヤ。
上の写真は、世界選手権前の写真だが、まだ目の周りには絆創膏がある。ニュースによると目の視力にも問題があるのではという憶測もあった。
だが、トニー・マルティンはケガの影響については問題ないとしている。
私のワット数の値は実際には非常に優れており、この時点で過去2年間よりも優れている。
マルティンは、ストレスがある走りから、休憩を余儀なくされたいくつかの怪我を体験した。
しかし、チームからは、いつもすぐに戻るようにプレッシャーをかけられていた。今の待機状態は、何でも出来るが、何もする必要はない。
珍しい期間だが、楽しいとも語っている。解放されているのだ。
現時点では、サイクリングビジネス全体が浮いている状態になっている。
チームが経済的にどのようにしてこの状況から抜け出すのかわからない。急いで決断する時ではない。チームがセキュリティの計画を立てる必要がある日が来るでしょう。
トニー・マルティンは、明日ツール・ド・フランスが始まってもOKだという。シーズン当初には、2020年が最後のシーズンになるかもしれないと語っていたが、今すぐに引退することはなさそうだ。
幸い、Team Jumbo-VismaのスポンサーのスーパーマーケットJumbo-Vismaは好調だ。出来れば来シーズンもチームを助けるスーパーな働きが見てみたい。
トニー・マルティンの契約は2020年までだが、34歳の彼が引退するには、まだ早すぎる。
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