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2024 ドワルス・ドール・フラーンデレン ワウト・ファンアールトの夢が散る

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Photo credit: robin.vintevogel on Visualhunt
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ベルギーの自転車ファンにとってもクラシック愛好家にとっても、この落車はとても残念。

先頭集団を追う、優勝候補の揃った追走集団はカウエルベルクの広い道路を時速80km/hで下っていた。

その時に、不幸なことに落車が起きてしまった。

 

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ワウト・ファンアールト Team Visma | Lease a Bike

こらちは落車の様子

 

この落車で被害を受けたのは

  •  ワウト・ファンアールト (Team Visma | Lease a Bike)
  •  マッズ・ピーダスン (Lidl – Trek)
  •  ビニヤム・ギルマイ(Intermarché – Wanty)
  •  アレックス・キルシュ (Lidl – Trek)
  •  ジャスバー・ストゥイヴェン (Lidl – Trek)
  •  ジャンニ・フェルメルシュ (Alpecin – Deceuninck)
  •  ミケーレ・ガッゾーリ (Astana Qazaqstan Team)
  • アントニー・テュルジス TotalEnergies
  • ハーリー・スウィニー EF Education-EasyPost

 

優勝候補が入った落車とは全くの不運。ワウト・ファンアールトは、鎖骨、胸骨、肋骨7本を骨折。手術となっている。

一瞬のうちに数か月の積み上げが全てなくなってしまった。ワウト・ファンアールトは、オンループ・ヘットニュースブラッドを3位、クールネ〜ブリュッセル〜クールネを優勝。

ロンド・ファン・フラーンデレン、パリ~ルーベのモニュメント制覇は、来年以降に持ち越しとなる。

今回も優勝候補筆頭でありながらのリタイヤ。本人にとってもTeam Visma | Lease a Bikeにとっても、ファンにとっても悲しい出来事となってしまった。

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット 以下同様

この事故の詳細についてティシュ・ベノートが語っている。

私たちの計画はカナリエベルクに到着することだった。我々は良い位置にいた。ティム・ファンダイクが我々を右に連れて行き、彼らは左側で我々を追い抜いた。

ティムが少し抜いていたので、ワウトが『行け』と叫んだ。私が立ち上がると、そこでワウトがハンドルを叩いたと思う。

そうだと思う。時速80キロでとても速いですから。何かを感じたと思う。そうだ。とても速いスピードだった。

頭の中に長い間ワウトのことがあった。実際にはフィニッシュまで。あそこで落ちたら、うまく抜け出すにはよほどの幸運が必要だということはわかっているだろう。

ワウトが元気であることを願っている。マッテオ・ヨルゲルソンは攻撃を仕掛けたが、それを最大限に活かす正しい判断だった。それでも我々が勝てるなんて信じられない。

日曜日よりも良くなったし、このような決勝を戦えるのは半分奇跡だと思う。肋骨の痛みはあるが、状態はとても良い。複雑な心境だ。

 

ジャスパー・ストゥイヴェン Lidl – Trek

 

Lidl – Trekのジャスパー・ストゥイヴェンは、Astana Qazaqstan Teamのミケーレ・ガッゾーリと共に座り込んでいた。

ジャスパー・ストゥイヴェンは、鎖骨骨折。さらに深い切り傷があり、病院で縫合している。

一方、Lidl – Trekのマッズ・ピーダスンは、幸いにも骨折はなく自転車に乗り込んで近道をしてゴールにたどり着いている。こちらは、奇跡的に打撲と擦過傷で済んでいるようだ。

 

ビニヤム・ギルマイ Intermarché – Wanty

 

Intermarché – Wantyのビニヤム・ギルマイは、病院でCTスキャンを受けた結果骨折はなし。しかし肋骨を強打しているので、ひびとかは入っているだろう。

昨年もビニヤム・ギルマイは、クラシックで落車しており来年からは考えなければならないとチームは言っている。

 

カナリエベルクの下りは危険でロンド・ファン・フラーンデレンからは削除されている。来年は、ドワルス・ドール・フラーンデレンからも削除されるのでは。

勝負所であり、高速で走るので危険はとても大きくなる。ワウト・ファンアールトは、ロンド・ファン・フラーンデレン、パリ~ルーベ、アムステルゴールドレースまで欠場が決定。その後も、いつ復帰できるのかは未定となっている。

ジロ・デ・イタリアへの参加も1か月では難しいかもしれない。

コメント

  1. べるげん より:

    レース走りながら調整して、いざ本番というプランの怖さですねぇ。

    これだけの大怪我だと、ジロ出場も厳しいのでは?

    • ちゃん より:

      多分、調整の時間がとれないし、高地トレーニングで追い込むということは無理でしょうね。骨がくっつくのに6週間かかるとするとジロは厳しい。

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