昨日のUAEツアー第2ステージは個人タイムトライヤル。
道路幅もあり、TTバーから手を離さないといけないカーブはゴール前だけ。コースには何も問題はないように見えた。
だが、ゴール手前10mで激しくクラッシュしたのは、Trek – Segafredoの19歳、アントニオ・ティベッリ(Antonio Tiberi)。
この模様は昨日もお伝えしたのだけど、ケガの様子がわかったので紹介。ただ、クラッシュの原因は調査中だが、わからないようだ。
不思議なクラッシュ
— Cycling out of context (@OutOfCycling) February 22, 2021
最後は直線なので、TTバーを持ったまま走行している。何度見ても、このクラッシュの原因はわからない。ブレーキをかけたのならばわかるけれども、そんなことはない。
風の影響? それも突風が吹いたようにないので却下だろう。
タイムトライヤルでのクラッシュといえば、2020年世界選手権TTでの、ディフェンディングチャンピオンのクロエ・ダイガード(Sho – Air TWENTY20)のクラッシュ。
この時にはカーブだったので、少し状況が違うけど。
Trek – Segafredoは、ツイッターを通じてアントニオ・ティベッリのケガの様子を伝えている。
落車のあとにすぐに立ち上がっていたが、病院に搬送されて右膝を縫っている。あとには、身体に複数の擦り傷を負っている。
Vaya #CAÍDA ha sufrido el #ciclista del @TrekSegafredo ANTONIO TIBERI entrando a meta de la 2ª etapa contrarreloj del #uaetour2021 #UAETour21 pic.twitter.com/lU642T8WrU
— JoxeFernándezPlazaol (@JoxeSpeaker) February 22, 2021
あれだけのスピードで落車したのだから、相当打撲もあり痛みもあるはずだ。
入院はなく、ホテルに戻っている。ただ、さすがに明日からのレースは続けないことになった。
総合35位でリタイヤ
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アントニオ・ティベッリは、この日のTTも19位で終えている。総合位35位まで上がっていたのに残念。
アントニオ・ティベッリは、2019年のヨークシャー世界選手権ジュニア部門個人タイムトライアルで優勝。
2020年8月1日よりテスト生としてTREKで走っていた。今年から2年契約で、正式にワードチームの一員となっている。
2020年イタリア選手権U23でも3位となっており、TTには非常に強い。その独走力を生かして、単独での逃げからの勝利も飾っている。
アンダーの枠に収まっていない選手だ。今後、今回の落車の原因も解明されるかもしれないが、まずはケガをしっかりと治すことから始まる。
この後は、3月3日開催のイタリアのTrofeo Laigueglia、3月7日GP Industria & Artigianatoのレースが予定されている。
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