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UAEツアー第2ステージ 個人タイムトライヤルで総合トップとなったのは誰か?

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Photo by Valeria andersson on Unsplash
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UAEツアーの開幕は、ファンステージとなり23人の大きなグループが逃げ切ることに。

Bora – hansgroheも風の影響を過小評価していた。逆風だったし逃げ切れるはずはないと思っていたチームが多かったようだ。

ここでリーダーとなったのは、このUAEツアーでは目標がないと言っていたマチュー・ファンデルプール。

シクロ世界選手権が終わってオフを取り、チームと練習を始めたのは1週間前から。これでスタートから全開で走って、逃げでも先頭交代を回してゴールも取ってしまうのだから凄すぎる。

今日は、個人タイムトライヤルだが総合タイムで関係あるのは、逃げた23人だけだ。誰がリーダージャージとなるだろうか?

と、思っていたら第2ステージが始まっている最中にAlpecin-Fenixがレースを去ることが伝えられる。リーダージャージのままマチュー・ファンデルプールがいなくなるなんて。

 

 

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Stage 2 (ITT)»Al Hudayriat Island›Al Hudayriat Island(13k)

第2ステージ photo RCS

昨年の第2ステージは、ハッタダムの登りスプリントだったけど、今年はこの厳しい登りゴールはない。カレブ・ユアンの登りスプリントが見たかったけどなあ~。

その代わりに行われるのが個人タイムトライヤル。アルフダイリヤット島で行われるが、道路幅は広く、周りは砂漠。

平地だし、問題となるのは風だけだろう。ステージ優勝はフィリッポ・ガンナで間違いないはず。問題は第1ステージで逃げた中で誰が総合トップになるかだ。

マチュー・ファンデルプールがいなくなったので、リーダーはTeam Jumbo-Vismaのダヴィド・デッケルとなっている。

4位のタデイ・ポガチャルまで4秒。3位のジョアン・アルメイダまでは3秒。間違いなく、総合順位はシャッフルされる。

 

トーマス・デヘント

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

トーマス・デヘントは早めに出走。TTは得意なので良いタイムが出るのではないかな。特に、昨日は全く足を使わないうちに終わってしまったのだから。

UAEツアーでは、カレブ・ユアンのために平地で牽引する役目となるだろう。

 

ミッケル・ビョーグ

2017年から3年連続の世界選手権U23のチャンピオン。UAE-Team Emiratesの平地要員として重宝されている。

14分17秒でここまでのトップタイムをたたき出した。AV54.6km/h。凄いスビードだ。

アワーレコードの挑戦を今年はしないのかな?

 

アントニオ・ティベッリ

TREKの若手のゴール10m前の落車。何故、こんなこけかたをしたのか良くわからない。すぐに立ち上がったので問題はないようだけど。

クラッシュの原因はわからない。

 

クリス・フルーム

 

フルームのタイムはトップから1分36秒遅れの85位。チームのスプリンター、アンドレ・グライペルと2秒しか違わない。同じくチームのスプリンター、リック・ツァベルよりも19秒も遅い。

av50.215km/hで普通の人のタイムだ。

 

 

シュテファン・ビッセガー

ミッケル・ビョーグの記録を破ったのは、EF Education – Nippoの22歳。昨年の8月からチームに加入している。2019年U23世界選手権2位。TTは得意で、2020年BinckBank Tourでも3位に入っている。

彼の記録は、ガンナが出てくるまでトップだった。

 

 

ワウト・プールス

Bahrain – Victoriousのリーダーとして乗り込んできたが、総合ではもう出番がない。こうなると、2つの山頂フニッシュで見せ場を作らないと。

せったくイネオスから移籍してリーダーとなっているのだから、そろそろ大きな勝利が欲しいところだ。

 

アレックス・ダウセット

ジロ・デ・イタリアで逃げきり勝利し、無事にIsrael Start-Up Nationと契約延長できたアレックス・ダウセット。

アレックス・ダウセットもアワーレコード挑戦を断念している。年齢的にも、そろそろ挑戦しておかないと。

 

サム・ベネット

昨日はチームに置いていかれてしまったサム・ベネット。集団で戻ってきたので、足は余っているはず。ただ、あまりTTは得意ではない。

サム・ベネットの目標は第4ステージのフラットステージ。アルメイダとカッタネオが総合上位にいるので、チームは全力で逃げをつぶしてくれるはず。

 

ヴィチェンツァ・ニバリ

ニバリも、昨日乗り遅れた選手の一人。ベテランなので、徐々にコンデションをあげていくタイプ。このUAEでは山岳ステージで姿が見られるかな。

このステージは36位で終えている。後ろからガンナに追いかけられていたけど。ギリギリで逃げ切った!

 

ヨス・ファンエムデン

Team Jumbo-Vismaのベテラン選手。オランダチャンピオンジャージは、2019年のもの。2020年にはオランダ選手権TTはなかったので、引き続き着ている。

 

 

フィリッポ・ガンナ

ガンナ登場。間違いなくトップを取るだろう。注目はどれくらいのタイムで走るかだ。

 

ガンナは、ただ一人13分台で走る快走をみせる。さすがはトップガンナだ。これでタイムトライヤル8連勝を記録した。

 

タデイ・ポガチャル

現在4位のタデイ・ポガチャル登場。今日、このTTで総合トップに立てるのか注目される。

かなり、顔を腕に近づけて走っている。

 

直線では、下を向いて走っている時のほうが長いほど。少しでも空気抵抗を抑えるために低い姿勢を保っている。中間タイムも3位と速い!

 

ポガチャルは54.4km/hで駆け抜けた。全体で4位でゴールしており、これで総合首位だ。あとは、ファンステージで遅れないことと、山岳でアルメイダとの戦いとなる。

 

ジョアン・アルメイダ

アルメイダもTTは得意だ。今回はタデイ・ポガチャルとのタイム差が気になるところ。アルメイダはガンナから30秒遅れの6位。

タデイ・ポガチャルには6秒のタイム差をつけられた。だが、これで総合2位にあがる。

 

ダヴィド・デッケル

マチュー・ファンデルプールの所属するAlpecin-Fenixが、コロナのために撤退したことにより、リーダージャージとなった、デッケル。

 

本来は、スプリンターなのでTTでタイムを稼ぐことは出来ない。

1分14秒遅れの58位となったが、それでも総合8位に収まっている。上出来ではないかな。

 

この、結果で最終的にタデイ・ポガチャルが総合トップにたつことに。2位は予想どおりジョアン・アルメイダが入ってきた。この若い二人のタイムがかなり良いので、明日の山のステージでどうなるかだろう。

昨年総合優勝のアダム・イェーツは総合5位の39秒差だ。これを逆転するのは少し難しいタイムではないかな。昨年のような凄いタイムで上がらないと無理だろう。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第2ステージリザルト

Rnk Rider Team Time Avg
1  GANNA Filippo INEOS Grenadiers 0:13:56 55.981
2  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 0:14 55.059
3  BJERG Mikkel UAE-Team Emirates 0:21 54.609
4  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 0:24 54.419
5  SÁNCHEZ Luis León Astana – Premier Tech 0:30 54.042
6  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step ,, 54.042
7  WALSCHEID Max Team Qhubeka ASSOS 0:32 53.917
8  DE BOD Stefan Astana – Premier Tech 0:33 53.855
9  MARTÍNEZ Daniel Felipe INEOS Grenadiers 0:36 53.670
10  BRÄNDLE Matthias Israel Start-Up Nation 0:38 53.547

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 5 ▲4  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 4:00:05
2 4 ▲2  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step 0:05
3 19 ▲16  CATTANEO Mattia Deceuninck – Quick Step 0:18
4 10 ▲6  HARPER Chris Team Jumbo-Visma 0:33
5 13 ▲8  YATES Adam INEOS Grenadiers 0:39
6 17 ▲11  POWLESS Neilson EF Education – Nippo 0:41
7 8 ▲1  ROUX Anthony Groupama – FDJ 0:45
8 2 ▼6  DEKKER David Team Jumbo-Visma 0:46
9 3 ▼6  MØRKØV Michael Deceuninck – Quick Step 0:47
10 15 ▲5  SKJELMOSE JENSEN Mattias Trek – Segafredo 0:48

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