アラブ首長国連邦で行われたワールドツアー開幕戦の初日、ドイツのライセンスチームBora – hansgroheは何も得るものがなかった。
チームの最高位は、マウンテンバイク出身のBen Zwiehoffの31位。今年からチームに所属した選手でこの成績は逆に素晴らしい。
The Challenge of Starsのバーチャルイベント第2戦ではプリモッシュ・ログリッチを破って、決勝にすすんだ選手だ。
だが、結局BORAの7人のメンバーは、トップから8分29秒遅れの集団でフニッシュしている。開幕レースだし、他のチームもいるし、まあ追いつくよねと思う油断があったようだ。
警戒していない
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チームが不甲斐ないデビューを果たした理由は、ワールドツアーの新シーズンに向けての「風」。ゴールから110km地点の最初の中間スプリントで風のリレーが形成され、Deceuninck – Quick Stepが5人で先頭を固めて逃げを完成させる。
こんな大きなグループがいなくなって、一緒に追うチームがいないのは残念だった。もちろんがっかりですよね。しかし、アタックが予想外だったので、彼らを責めることはできない。
だから単純に前に乗れる位置にいなかっただけです。それは、実際には逆風であり、従ってそれほど危険な状況ではなかった。
レース後、決定的な瞬間をこう説明した。
だが、これはあまりにも無防備だろう。こんな砂漠の中のレースでは、何かきっかけがないと大きなグループのアタックが成功することはない。
中間スプリントという絶好のスピードを上げる機会を利用して、Deceuninck – Quick Stepが逃げることは想定しておかないといけない。
サム・ベネットが後方にいるから、足を緩めるという考えはチームには全くなかったのだから。
Deceuninck – Quick Stepは、レース前に風を読んで作戦を立てている。見事に成功したけど、勝利を得ることはなかった。たった、一人の規格外の男によって。
後方に取り残される
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中間スプリントでブロトンが伸びると、パスカル・アッカーマンは4つのグループのうち4番目に位置することになるほど後ろに座っていた。
2、3、4番グループは次の20kmで再び集団を形成し、すぐに大規模なペロトンが先頭集団から1分半ほど遅れて追走にはいる。
Bora – hansgroheも再合流を確実にするために全開で前を追った。
今日は何も得るものがないことに気づかなければならなかった。結局は無駄だった。
アルミルファ周辺の18kmの最終ラップ2周の開始時に、トップ集団に2分以上の差をつけられ、すでにプロトンは間引きされて壊滅状態に陥っていた。
だから、パスカル・アッカーマンのスプリントフィニッシュではうまくいかないことに気づかなければならなかった。
全てを試したが、グループがあまりにもよくまとまっていて、とてもよく調和していた。だから今日は何も得られないことに気づかなければならなかった。
とスポーツディレクターは認めている。
結局、無理をして追いついもスプリントをする力が残っていないと意味がない。
逃げでは、エリア・ヴィヴィアーニ(コフィディス)やフェルナンド・ガビリア(UAE)のようなスプリンターが先頭で完全に疲労困憊し、決勝で勝つための蓄えが残っていなかった。
だから、少なくともパスカル・アッカーマンは穏やかな最終40kmの間はエネルギーを蓄えることができたとも言える。
水曜日に待っているスプリントの仕上げに、それが役割を果たすかどうかが問題だ。
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