2024 ブエルタ・ア・エスパーニャ第10ステージ　力の勝負!

第1週を終わって獲得賞金トップはワウト・ファンアールト。

 

総合ではベン・オコナーが、総合2位のプリモッシュ・ログリッチに対して、3分53秒という大量リードしている。

総合トップ10の顔ぶれも、アダム・イェーツ、リチャル・カラパスの大逃げで変わっている。さらに、第2週でも動いてくるのか注目だ。

 

第10ステージ    

 

ブエルタ第2週は、ポルトガル国境付近に移動し、白ワイン産地で最もよく知られる都市ポンテエリアスからスタート。

逃げに有利に見えるけれど、総合勢も休みなく動くかもしれない。最後の１級山岳手前から逃げ切るのは少人数となるだろうか。

 

 

1. 2級山岳　フォンフリア峠 (15.3 km・4.3%)
2. 3級山岳　ビラチャン峠 (6.3 km・5.5%)
3. 2級山岳　マビア峠 (6 km・5.7%)
4. スプリントポイント　A Barroca
5. 1級山岳　ムーガス峠 (9.9 km・6.1%)

 

スタート

リーダーのベン・オコナー。

あとは他の選手が何を試すかだ。

 

 

山岳賞ジャージとなったアダム・イェーツはジャージを守るのだろうか。

 

スタート前。

 

第10ステージのスタート時の4賞ジャージ着用者は

• 総合　ベン・オコナー　Decathlon AG2R La Mondiale Team
• ポイント賞　ワウト・ファンアールト　Team Visma | Lease a Bike
• 山岳賞　アダム・イェーツ　UAE Team Emirates
• 新人賞　フローリアン・リポウィッツ　Red Bull-BORA-hansgrohe

 

DNSは

• ローレンス・デプルス　 INEOS Grenadiers　コロナ
• コービー・ホーセンス　Intermarché – Wanty　病気
• ハロルド・マルティン・ロペス　Astana Qazaqstan Team　コロナ

 

ニュートラルスタートの最後尾はUAE Team Emiratesのアイザック・デルトロ。

 

オフィシャルスタート。

 

0kmアタックはUAE Team Emiratesのジェイ・ヴァイン。

 

UAE Team Emiratesのブランドン・マクナリティの後ろから、追走がパラパラと追ってきている。

 

ブランドン・マクナリティは捕まって、レイン・タラマエがアタック。

 

レイン・タラマエに誰が追いつくか。

 

レイン・タラマエは捕まり、アタック合戦。

 

2番手に、ワウト・ファンアールトが。逃げに入るのか。

 

ワウト・ファンアールトが前で攻める。

 

残り151.6km。これは登りまで逃げは決まりそうもない。

 

ワウト・ファンアールトが3人で抜け出した。

1. ワウト・ファンアールト　Team Visma | Lease a Bike
2. アロルド・テハダ　Astana Qazaqstan Team
3. マティス・ルベール　Arkéa – B&B Hotels

 

これは決まるんだろうか。

 

あ～、だめだ。捕まった。

 

2級山岳　フォンフリア峠 (15.3 km・4.3%)

登り開始。アロルド・テハダが少し前に。

 

今度はTeam Jayco AlUla。

 

セップ・クスも前にきた。

 

Arkéa – B&B Hotelsも攻撃。

 

Astana Qazaqstan Teamも前に。

 

二人が少し前に。

 

二人が前に出たが、捕まる。

 

UAE Team Emiratesのマルク・ソレルがアタック。

 

今度は INEOS Grenadiersのオスカル・ロドリゲス。

 

ワウト・ファンアールトがきた。このステージを狙っているのか。

 

これは当分決まらないかな。

 

Team Jayco AlUlaのエディ・ダンバーが抜け出しをはかる。

 

頂上まで4km。Team Jayco AlUlaのエディ・ダンバーは積極的。Soudal – Quick Stepのマウリ・ファンセヴェナントも協力。

 

Groupama – FDJも攻撃。

 

UAE Team Emiratesのマルク・ソレルがアタック。

 

きた。ワウト・ファンアールトがマルク・ソレルに追い付く。

 

マルク・ソレルが加速して、ワウト・ファンアールトが少し遅れる。

 

3人が抜け出しそう。

1. ワウト・ファンアールト　Team Visma | Lease a Bike
2. マルク・ソレル　UAE Team Emirates
3. ウィリアム・ジュニア・ルカーフ　Soudal – Quick Step

 

3人が山岳ポイントを越えた。

1. ワウト・ファンアールト　Team Visma | Lease a Bike　5ポイント
2. ウィリアム・ジュニア・ルカーフ　Soudal – Quick Step　3ポイント
3. マルク・ソレル　UAE Team Emirates　1ポイント

 

タイム差はほとんどない。下りで追いつかれそう。

 

残り124.1kmで21秒差に。

 

残り113.7km。後ろから二人が追走に。

 

集団は10秒も離れていない。全く逃げを容認していない。

 

先頭に二人が追いつく。

1. メイソン・ホリマン　Alpecin-Deceuninck
2. クエンティン・パチャー　Groupama – FDJ

 

残り110.9km。集団は13秒差。

 

残り107.3km。集団は手を緩めない。13秒差と変わらず。

 

集団はアタックの連続。20秒にじわりと開く。

 

ワウト・ファンアールトは、今日頑張る必要があるのだろうか。明日のステージのほうがスプリントが狙えそうなのに。

 

37秒離れたところで、集団からマイケル・ウッズがアタック。届くのか。

 

マイケル・ウッズにかなりの人数が追いついてきそう。

 

集団では INEOS Grenadiersのヨナタン・ナルバエスも前をうかがう。

 

追走ができたか。

 

残り96kmで27秒差に。

 

あら、ヨナタン・ナルバエスやアッティラ・ヴァルテルらは捕まった。Decathlon AG2R La Mondiale Teamが引き出したので決まりか。

 

集団からはアタックが止まらない。そりゃあ、そうだ。逃げ切れば勝利が待っている。

 

わずかな登りでTeam Jayco AlUlaのアレッサンドロ・デマルキがアタック。

 

先頭まで39秒あるが、単独で追いつくだろうか。

 

残り87.9km。アレッサンドロ・デマルキは34秒差に。集団は1分13秒離れた。

 

残り84km。アレッサンドロ・デマルキは45秒差と追いつかない。集団であれだけ追って追いつかないのだから、単独で追いつくのは至難の業だ。

 

残り79.5km。集団はDecathlon AG2R La Mondiale Teamが引いて2分47秒差に。

 

プリモッシュ・ログリッチは、集団の最後尾にいる。

 

あ～、アレッサンドロ・デマルキはあきらめたかな。まあ、逃げ集団よりも速く走らないと追いつかないのだから難しい。

 

登りがあったのに先頭はav45.2km/hと爆速。これでは集団も追いつかない。

 

残り67kmで5分18秒差に。もう登りでも集団が追いつくことはない。

 

Lotto Dstnyのトーマス・デヘントは、このステージでも逃げに乗れず。どこで動くのか。

 

3級山岳　ビラチャン峠 (6.3 km・5.5%)

先頭は6分19秒差で3級山岳に。

 

ウィリアム・ジュニア・ルカーフは、Soudal – Quick Stepで唯一逃げに入ることを許されている。初めてのブエルタだ。ツール・ド・ルワンダ第4ステージでプロ初勝利。総合4位となっている。

 

最後まで行けばワウト・ファンアールトにかなう相手はいない。協調性が崩れるのは最後の山岳か。

 

マルク・ソレルはどこでアタックをかけるのか。下りも速い。

 

頂上手前でウィリアム・ジュニア・ルカーフがワウトの前に。

1. ウィリアム・ジュニア・ルカーフ　Soudal – Quick Step　3ポイント
2. ワウト・ファンアールト　Team Visma | Lease a Bike　2ポイント
3. メイソン・ホリマン　Alpecin-Deceuninck 1ポイント

 

2級山岳　マビア峠 (6 km・5.7%)

5分30秒差で2級山岳に。

 

集団はRed Bull-BORA-hansgroheが引き出した。タイム差は5分6秒。

 

Decathlon AG2R La Mondiale Teamのヴィクトル・ラフェやブルーノ・アルミライルは仕事終了している。

 

集団先頭はEF Education-EasyPost、Red Bull-BORA-hansgrohe、Decathlon AG2R La Mondiale Teamが引いている。

 

ポイント獲得順位は

1. ワウト・ファンアールト　Team Visma | Lease a Bike　5ポイント
2. マルク・ソレル　UAE Team Emirates 3ポイント
   
3. ウィリアム・ジュニア・ルカーフ　Soudal – Quick Step　2ポイント
4. メイソン・ホリマン　Alpecin-Deceuninck　 1ポイント

 

集団で落車。

• シルヴァン・モニケ　Lotto Soudal
• シモーネ・ペッティリ　Intermarché – Wanty

 

集団は5分42秒差で通過。

 

マルク・ソレルは補給か。最後の山岳では間違いなくアタックをかけてくる。どれだけワウト・ファンアールトを頂上手前で離すことができるか。

 

スプリントポイント　A Barroca

ポイント前でワウト・ファンアールトがアタック。

 

クエンティン・パチャーが反応している。

 

ワウト・ファンアールトがトップ通過。

1. ワウト・ファンアールト　Team Visma | Lease a Bike　20ポイント
2. クエンティン・パチャー　Groupama – FDJ　17ポイント
3. ウィリアム・ジュニア・ルカーフ　Soudal – Quick Step　15ポイント
4. メイソン・ホリマン　Alpecin-Deceuninck 13ポイント
5. マルク・ソレル　UAE Team Emirates  10ポイント

 

クエンティン・パチャーだけがついてきた。

 

1級山岳　ムーガス峠 (9.9 km・6.1%)

3人は20秒離されて最後の山岳に。

 

Alpecin-Deceuninckのメイソン・ホリマンがきれた。

 

ワウトはマルク・ソレルに対して28秒差をつける。

 

マルク・ソレルは25秒差。ウィリアム・ジュニア・ルカーフは張り付いている。

 

残り26km。Decathlon AG2R La Mondiale Teamは、ヴァランタン・パレパントル、フェリックス・ガルがベン・オコナーを引く。

 

EF Education-EasyPostのジェフェルソン・セペダオルティスが集団を引き出した。これはリチャル・カラパスのアタックがあるのか。

 

マルク・ソレルがウィリアム・ジュニア・ルカーフを引き離した。単独3位に。

 

集団はかなり人数が減ったのだれど、誰もアタックをかけない。

 

ウィリアム・ジュニア・ルカーフが、マルク・ソレルに追い付く。

 

マルク・ソレルは追いつかない。

 

ワウト・ファンアールトが先頭で1級山岳を越える。

1. ワウト・ファンアールト　Team Visma | Lease a Bike　10ポイント・6秒
2. クエンティン・パチャー　Groupama – FDJ   6ポイント・4秒
3. ウィリアム・ジュニア・ルカーフ　Soudal – Quick Step　4ポイント・2秒
4. マルク・ソレル　UAE Team Emirates 2ポイント
5. メイソン・ホリマン　Alpecin-Deceuninck　1ポイント

 

クエンティン・パチャーも先頭交代をガンガンする。これは2位で良いと思っているのだろう。

 

残り10.4km。あとは下るだけだ。マルク・ソレルは1分14秒離れた。

 

このままいくと、ウィリアム・ジュニア・ルカーフがステージ3位のスプリントを勝ち取りそうだ。

 

おっと、メイソン・ホリマンが下りで追いついてきた。

 

残り3.5km。ゴールに向かう。

 

集団からアタックしたのは、Euskaltel – Euskadiのトキソミン・ジュアリスティ。

 

残り1.7km。

 

ここでクエンティン・パチャーがアタック。しかし、簡単に捕まる。

 

残り1km。

 

ゴールエリア前でもクエンティン・パチャーが仕掛けたけれど簡単に返される。

 

クエンティン・パチャーは足を止めた。

 

ワウトはもがきあげている。逃げていたメンバーを全員引きちぎった。

 

ワウト・ファンアールトは、これがステージ3回目の勝利となった。

 

ワウト・ファンアールトが力でステージを勝ち取った。

 

今日取れるポイントは全てを取りつくした感じだ。山岳賞もアダム・イェーツと並んで22ポイントとトップ。

 

ポイント賞も独走に近く、ステージも取る。マイヨロホも着用した。まさにスーパーワウトだ。

 

マルク・ソレルは意地で3位獲得。4位はウィリアム・ジュニア・ルカーフ。5位はメイソン・ホリマン。

 

プリモッシュ・ログリッチは、アタックしなかった。これは山岳ステージまでに腰の痛みを取って勝負という感じか。

 

集団先頭は INEOS Grenadiersのヨナタン・ナルバエス。ベン・オコナーは見事にマイヨロホを守った。

 

リザルト

ステージ優勝したTeam Visma | Lease a Bikeのワウト・ファンアールト

ステージ3勝目を挙げて、子供たちとパートナーに挨拶をしてましたね。

家族がいるときに勝つことはあまりない。だから、今日はとてもうれしい。彼らがいてくれるから、勝利は特別なものに感じられるんだ。

ステージ前、計画から逃げ集団に入るのが目的だったのですか?

逃げ集団に入るつもりだったけど、最初の上りですごく苦労した。ほとんどあきらめようと思ったけど、もう1回トライすることにしたんだ。

でも正直なところ、あのタフな開幕ステージは僕に有利に働いたと思う。その結果、序盤の逃げ集団のクライマーたちは、おそらくファイナルでフレッシュな脚を使うことが少なくなり、僕が勝つことができたんだ。

今回のスペインでの3勝目により、ロード通算勝利数は49勝となった。チームメイトのアッティラ・ヴァルテルによると、スペインのステージレースはすべて50勝のチャンスだといってますが。

ちょっと大げさかな(笑)。でも今日のような状況になれば、ゴールするチャンスは常にあるんだ。

逃げ集団での1日のおかげで、山岳賞の上位につけてますね。

山岳ジャージを争っているのは偶然なんだ。逃げ集団にいたことで、おそらく多くのポイントを獲得できただろうけど、僕の最初の目標はグリーンジャージだけなんだ。山岳ジャージにはまったくこだわっていないんだ。

 

 

ステージ2位　Groupama – FDJのクエンティン・パチャー

最後は5人の先頭グループが現れた。この日の最後の3つの登りまで、可能な限り大きなリードを得るために懸命に走った。

中間スプリントで、ワウト・ファンアールトが加速してきたので、彼について行かなければならなかった。その後、彼について行こうとしたんだ。

アタック？そう簡単にはいかない。ワウト・ファンアールトはどのエリアでも強い。私はただ彼のホイールについていき、ベストを尽くすだけ。

スプリントではかないませんでしたね。

今日は強い選手に負けたのだから、自分のパフォーマンスには満足できる。

 

第10ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞

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