第14ステージのアングリルでは、UAE Team Emirates – XRGのジョアン・アルメイダが圧倒的な登坂力を見せた。
ヨナス・ヴィンゲゴーが前に出なかったのは出れなかったからだろう。子供の誕生日であり勝ちたかったはず。
だが、チャンスは第15ステージでもやってくる。
第14ステージ アビレス~ラ・ファラポナ ラゴス・デ・ソミエド 135.9 km

コースプロフィール photo lavuelta
アングリルに比べると距離は短いけれど、獲得標高は4,095m。最後の1級山岳ラ・ファラポナはゴール手前は10%勾配が続く。
ジョアン・アルメイダは、アングリルでは前を引き続けたけれど、二日連続で最高のパフォーマンスを出せるだろうか。
- 3級山岳 テネブレオ峠 5.7km・6.2%
- スプリントポイント エントラーグ
- 1級山岳 サン・リャウリエンス 10.1km・8.5%
- 1級山岳 ラ・ファラポナ 16.9km・5.9%
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
スタート時点の4賞ジャージは
- 総合 ヨナス・ヴィンゲゴー Team Visma | Lease a Bike
- ポイント賞 マッズ・ピーダスン Lidl – Trek
- 山岳賞 ジェイ・ヴァイン UAE Team Emirates – XRG
- 新人賞 ジュリオ・ペリツァーリ Red Bull – BORA – hansgrohe
In the interest of prioritizing the safety of our riders and the entire peloton, in light of the dangerous nature of some protests at @lavuelta, Israel – Premier Tech has issued riders with team monogram-branded kit for the remainder of the race. The team name remains Israel –… pic.twitter.com/Dfw6FXegpM
— Israel – Premier Tech (@IsraelPremTech) September 6, 2025
Israel – Premier Techは、ジャージからイスラエルの文字をなくした。これで抗議が収まれば良いのだけど。
ニュートラルで旗が一杯。ここは何事もなく通過。
オフィシャルスタート。
Alpecin-Deceuninckのジョナス・リカールトがアタック。
UAE Team Emirates – XRGのジェイ・ヴァインは最後尾。今日は山岳ポイントを狙うのか。
やはり中々きまらず。
Bahrain Victoriousが2人で攻撃。
ジョナス・リカールトが捕まる。
これはまだまだ逃げは出来そうもない。
前で約20人が逃げており、3人が追走に。
23人は57秒差に。
Team Visma | Lease a Bikeのヴィクトール・カンペナールツはパンクで遅れた。
残り88.2km。タイム差は4分22秒に広がった。
3級山岳 テネブレオ峠 5.7km・6.2%
先頭は24人。もっともタイムが良いのはDecathlon AG2R La Mondiale Teamのブルーノ・アルミライルで12分4秒の総合15位。
頂上まで1.5km。タイム差は5分2秒に。
スプリントポイント エントラーグ
先頭は6分1秒差でスプリントポイントを通過。
1級山岳 サン・リャウリエンス 10.1km・8.5%
先頭は残り43.7kmで5分35秒差に。
集団はTeam Visma | Lease a Bikeのディラン・ファンバーレが引いている。
先頭からTeam Picnic PostNLのハイス・レームライズが飛び出している。
あらあら、今日もまたUAE Team Emirates – XRGがトレインを組んで引き出した。これはジョアン・アルメイダの攻撃準備か。まずは、イヴォ・オリベイラが引く。
あ~、Soudal – Quick Stepのミケル・ランダが遅れている。
ハイス・レームライズに代わってSoudal – Quick Stepのジャンマルコ・ガロフォリが単独トップに。
今日はフアン・アユソーもトレインに。
エガン・ベルナルはベン・ターナーにひかれている。ここで遅れるとは~。現在8分1秒差の総合12位。
さあ、ドメン・ノヴァクに代わって、フアン・アユソーが引き出す。
あ~、ジュリオ・チッコーネも落ちた。アングリルでも遅れたがサドルに痛みがあると。
先頭はもう11人しかいない。
残り21.2km。タイム差は3分25秒に。
先頭では下りでEF Education-EasyPostのジェームズ・ショーが抜け出している。
ここでフアン・アユソーが引き終わった。
ジェイ・ヴァインも下がっていく。先頭はRed Bull – BORA – hansgroheのニコ・デンツ。逃げから降りてきた。
1級山岳 ラ・ファラポナ 16.9km・5.9%
先頭が変わった。UAE Team Emirates – XRGのマルク・ソレルとDecathlon AG2R La Mondiale Teamのヨハネスマウロ・シュミットだ。
マルク・ソレルがアタック。これにはヨハネスマウロ・シュミットも切れてしまう。
ニコ・デンツが引き終わった。
今度はミッケル・ビョーグが引く。ジェイ・ヴァインは補給して帰ってきている。
マルク・ソレルは逃げならがらもチームメイトに追われている。ステージ優勝できるかは自分の脚にかかっている。
ミッケル・ビョーグが引き終わった。ジェイ・ヴァインにスイッチ。
ジョアン・アルメイダには、ジェイ・ヴァイン、さらにフェリックス・グロスチャートナーもいる。
逃げていたジェームズ・ショーも捕まる。
ジェイ・ヴァインが引き終わり、フェリックス・グロスチャートナーにチェンジ。
マルク・ソレルは残り4.1km。
ヨハネスマウロ・シュミットが遅れて、今度はBahrain Victoriousのフィンレイ・ピッカリングが2番手に。
おっと、ここでフェリックス・グロスチャートナーに代わって、ジュリオ・ペリツァーリがジェイ・ヒンドリーのために前にでた。
残り2.1km。マルク・ソレルは2分のタイム差がある。
Team Picnic PostNLのケヴィン・ヴェルマーケも捕まる。
フィンレイ・ピッカリングが捕まる。
ここでジェイ・ヒンドリーがアタック!
すぐにジョアン・アルメイダとヨナス・ヴィンゲゴーが張り付く。
マルク・ソレルはゴールエリアに。
マルク・ソレルがステージ優勝だ!
マルク・ソレルは今シーズンの4勝目。UAE Team Emirates – XRGはどれだけ強いのか。全14ステージ中、7ステージを制覇。これは過去の記録に並んでいる。
ジェイ・ヒンドリー先頭。
ジョアン・アルメイダがジェイ・ヒンドリーを抜く。
昨日と同じだ。ジョアン・アルメイダがスパートしてヨナス・ヴィンゲゴーが後ろに。
ヨナス・ヴィンゲゴーがジョアン・アルメイダをまくる。
ヨナス・ヴィンゲゴーが2位でジョアン・アルメイダに2秒差をつけた。
ジュリオ・ペリツァーリは6位。7位がIsrael – Premier Techのマシュー・リシテーロ、8位がトム・ピドコック。
Bahrain Victoriousのフィンレイ・ピッカリングは10位。
リザルト
優勝したUAE Team Emirates – XRGのマルク・ソレル
これは予想外だ。こんなことになるとは思わなかった。これは計画外だったけど、ヴィクトール・カンペナールツが逃げでジャンプしたとき、僕はそれに続いた。次に何をすべきかは分かっていた。
大きなリードがあれば登れたけど、風のせいで少しためらった。信じられないよ。言葉では言い表せない。これで全ステージの50%を制したことになる。信じられない。
2位 Team Visma | Lease a Bikeのヨナス・ヴィンゲゴー
意識的に少し保守的にレースをするという決断だった。ステージ優勝を狙わないようにしたかったので、ウィルコ・ケルデルマンとディラン・ファンバーレの負担を軽減することができた。
彼らは昨日すでに多くの仕事をこなしていた。今日も仕事はこなしていたが、少しだけペースが落ちた。全体的に、ステージは私たちの計画通りに進んだ。
ステージ終盤、ボーナスポイントも獲得しましたね。
本当に嬉しい。予想外のことでしたから。最後の登りで彼らはハイペースで走ってくれたが、強い向かい風のせいでタイムを稼ぐのは難しかった。
スプリントでも、できるだけ遅いスタートを切るのが良いと分かっていた。向かい風のおかげで彼らのタイヤに乗れ、大きなアドバンテージを得られたからだ。
脚はまだかなり良い状態だと思う。昨日はジョアン・アルメイダがとても強かったし、今日もそうだった。しかし、彼も向かい風でリードを築くのが難しいと分かっていた。
だから何もトライしなかったのだと思う。休息日を楽しみにしているし、間違いなく楽しむつもりだ。だが、明日も油断はできない。特にスタートでは、慎重に、危険地帯に入らないようにすることが重要だ。
3位 UAE Team Emirates – XRGのジョアン・アルメイダ
ヨナス・ヴィンゲゴーはまたしても非常に強かった。彼の後ろでフィニッシュできたのは本当に嬉しかった。
マルク・ソレルのプレーは本当に素晴らしい。逃げ集団に誰かを入れるというプランは当初なかったが、決勝の向かい風を考えると、結果的に良い判断だった。
もしかしたら、その時はまだ彼を起用できたかもしれない。失うものは何もなかったし、ステージ優勝のために全力を尽くした。
5位 Decathlon AG2R La Mondiale Teamのフェリックス・ガル
8位 Q36.5 Pro Cycling Teamのトム・ピドコック
UAEとRed Bull – BORA – hansgroheは、タフな1日にしたかったし、最後の上りで長い努力をしたかった。そしてその通りになった。幸いなことに、登り始めはアップダウンが少なかったが、終盤は風のせいでとてもきつかった。最後の1kmだけ、差が出たんだ。
その最後の1kmで、ヒンドリーらを手放さなければならなかった。それでも総合ランキング3位につけている。
表彰台を狙えるかどうか?今日も少しタイムを落としてしまった。でも長い距離を走るのはうまくなっている。みんなも少しはやっているけれど、僕はもっとやっている。でも、まだやるべきことがあるんだ。
16位 Team Visma | Lease a Bikeのベン・トゥレット
第14ステージ リザルト
総合
ポイント賞
山岳賞
新人賞
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