INEOS Grenadiersは2026年シーズンに向け、チームの精神的支柱であるベテラン選手と、信頼できるアシスト勢の計5名との契約延長を正式に発表した。
今回の発表で際立つのは、長年チームを支えてきた古参メンバーの残留。
- ミハウ・クフィアトコフスキ 2028年
- ベン・スウィフト 2026年
- ブランドン・リベラ 2026年
- ルーカス・ハミルトン 2027年
- キム・ハイドック 2026年
ミハウ・クフィアトコフスキ
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We are delighted to confirm contract extensions for five riders ahead of the upcoming season.
Ready for 2026 @kwiato, @swiftybswift, @lucashamilton8, @kimheiduk and @_brandon_2103 👊https://t.co/Dlon3PewGc pic.twitter.com/IkQlnVhoMR
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) December 5, 2025
ミハウ・クフィアトコフスキは、若くして才能を開花させ、パンチャー向きのクラシックレースや短いステージレースで活躍。
2014世界選手権ロードで、終盤のダウンヒルでアタックを決め独走勝利。ポーランド人初のエリート男子ロード世界王者となった。
2015 アムステル・ゴールドレースをアルカンシェル着用者として優勝。2016年にTeam SKYへ移籍。
当初は自身の勝利を狙うエースとしての役割が主だったが、次第にクリス・フルームらを支える山岳アシストとしての才能も発揮。最高のスーパー・ドメスティクとしての地位を確立した。
エースを任されたレースでは確実に結果を残し、2017 ミラノ〜サンレモではピーター・サガン、ジュリアン・アラフリップとの三つ巴のスプリントを制し、自身初のモニュメント制覇。
2018 ティレーノ〜アドリアティコ総合優勝。2018年 ツール・ド・ポローニュ総合優勝。
2020 ツール・ド・フランス第18ステージでは、チームメイトのリチャル・カラパスと2人で逃げ、肩を組んでゴールする名場面を演じた。
2022 アムステル・ゴールドレースでは、写真判定にもつれ込む大接戦を制し、2度目の優勝。
2023 ツール・ド・フランス第13ステージでは、超級山岳グラン・コロンビエールでタデイ・ポガチャルらの追撃を振り切り、逃げ切り勝利。クライマーとしての能力の高さを見せつけた。
だが、2024年には椎間板損傷。
2025 ティレーノ〜アドリアティコ第5ステージで落車してリタイヤ。これにより、3月14日からレースに出れない状態が続いていた。実に5か月だ。春のクラシックシーズンも出れず、ツール・ド・フランスも欠場となった。
だが、膝の痛みは落車だけが原因ではなく構造的な問題もあり9週間の長い間続いた。
復帰したのは8月のツール・ド・ポローニュからだった。
ミハウ・クフィアトコフスキのコメント
チームに残るのは自然な流れだ。このチームの雰囲気、人々、そして仕事のやり方が大好きなんだ。
私はここで安住の地にいるのではなく、毎日自分を奮い立たせる場所だからこそここにいる。物事がうまくいった時は喜びを感じ、うまくいかなかった時は支えられていると感じる。それがサイクリングだ。
ある日は世界の頂点に立っていても、次の日には厳しい状況と闘っている。これまで素晴らしい旅路だったが、まだ終わりではない。
このチームは長年私のホームであり、今でも背番号を背負うたびに、変わらぬハングリー精神とモチベーションを感じる。私をここに留めているのは、仲間、信頼、そして最高レベルのパフォーマンスを維持したいという共通の野心だ。
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