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2022 アムステルゴールドレース  昨年と同じ結果になるとは~

海外情報
Photo credit: paulafunnell on VisualHunt
この記事は約17分で読めます。

アムステルゴールドレースは、1966年から始まり今年で56回目を迎える。

フレッシュ・ワロンヌ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュとあわせてアルデンヌクラシックと呼ばれる。

アムステルゴールドというのはメインスポンサーのアムステルビールのブランド名。サポートカーにはしっかりと、アムステルビールの名前が入っている。

公式サイトにアクセスすると、誕生日を入力して18歳以上でないと入れない。公式サイトではオンランインで酒を売ってあるからでしょうね。

 

過去の優勝者

  • 2021 ワウト・ファンアールト
  • 2019 マチュー・ファンデルプール
  • 2018 ミケル・ヴァルグレン
  • 2017 フィリップ・ジルベール
  • 2016 エンリコ・ガスパロット
  • 2015 ミハウ・クフィアトコフスキ
  • 2014 フィリップ・ジルベール
  • 2013  ロマン・クロイツィガー
  • 2012  エンリコ・ガスパロット
  • 2011 フィリップ・ジルベール
ディフェンディグチャンピオンのワウト・ファンアールトは、コロナからの復帰でまだレースには出れないのは残念。

 

 

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マーストリヒト~ファルケンブルフ 254.1km

コースマップ photo amstel

 

昨年は、コロナのために17kmのクローズドコースだったけれど、今年は観客を入れてのフルコース。

コースは3つの大きなループを走る。プロトンは合計で4回、フニッシュラインを通過する。

 

コースプロフィール photo procyclingstats

 

実に、33か所の登りがちりばめられている。これを最後までこなしてゴールに向かわないといけない。

  1.  Slingerberg (1 km・5,3%) 残り245 km
  2. Adsteeg (1 km・2,3%)  残り240 km
  3. Lange Raarberg (1,4 km・3,8%) 残り232 km
  4. Bergseweg (2,5 km・3,3%)  残り216 km
  5. Sibbergrubbe (1,8 km・4%) 残り205 km
  6. Cauberg (0,8 km・6,6%)  残り200 km
  7. Geulhemmerberg (0,7 km・6,6%)  残り196 km
  8. Wolfsberg (0,9 km・3,4%)  残り 178 km
  9.  Loorberg (1,4 km・5,3%) 残り175 km
  10. Schweibergerweg (2,3 km ・4,6%) 残り 163 km
  11. Camerig (3,7 km・4,2%) 残り 155 km
  12. Drielandenpunt (3 km・3,8%)  残り 143 km
  13. Gemmenich (0,9 km・6%)  残り 140 km
  14. Vijlenerbos (1,4 km・5,5%) 残り 133 km
  15. Erperheide (2,4 km・4,7%)  残り 128 km
  16. Gulperberg (0,5 km・9,8%)  残り 119 km
  17. Plettenberg (1 km・3,5%) 残り 115 km
  18. Eyserweg (2 km・4,6%) 残り 113 km
  19. St. Remigiusstraat (1,4 km・5,2%) 残り 109 km
  20. Vrakelberg (0,5 km・7,6%)  残り104 km
  21. Sibbergrubbe (1,8 km・4%) 残り 96 km
  22. Cauberg (0,8 km・6,6%)  残り 91 km
  23. Geulhemmerberg (0,7 km ・6,6%)  残り 87 km
  24. Bemelerberg (1 km・ 4,4%) 残り 74 km
  25. Loorberg (1,4 km・ 5,3%) 残り59 km
  26. Gulperbergweg (0,9 km・5,5%) 残り51 km
  27. Kruisberg (0,7 km・7,3%) 残り 44 km
  28. Eyserbosweg (1,1 km aan 7,6%) 残り 42 km
  29. Fromberg (1,7 km・3,8%)  残り38 km
  30. Keutenberg (1,6 km・5,2%) 残り34 km
  31. Cauberg (0,8 km・6,6%)  残り 24 km
  32. Geulhemmerberg (0,7 km・6,6%)  残り19 km
  33. Bemelerberg (1 km・4,4%)  残り7 km

 

注目されるライダーは

  • Jumbo-Visma トム・デュムラン、ティシュ・ベノート
  • Quick-Step Alpha Vinyl Team カスパー・アスグリーン
  • INEOS Grenadiers トム・ピドコック、ディラン・ファンバーレ
  • BORA – hansgrohe イーデ・シュリング
  • Lotto Soudal フィリップ・ジルベール、ヴィクトール・カンペナールツ、ティム・ウェレンス
  • Trek – Segafredo エドワード・トゥーンス
  • EF Education-EasyPost ミケル・ヴァルグレン
  • Bahrain – Victorious ジャック・ヘイグ、ディラン・トゥーンス、マテイ・モホリッチ
  • Cofidis ブライアン・コカール
  • Team DSM セーアン・クラーウアナスン、ジョン・デゲンコルプ
  • Movistar Team イバン・ガルシア、アレクサンデル・アランブル
  • Astana Qazaqstan Team サムエーレ・バティステッラ
  • Groupama – FDJ シュテファン・キュング
  • Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ヤン・バークランツ、タコ・ファンデルホールン
  • AG2R Citroën Team ブノワ・コヌフロワ
  • UAE Team Emirates マルク・ヒルシ、マッテオ・トレンティン、ファン・アユソー
  • Team BikeExchange – Jayco マイケル・マシューズ
  • Israel – Premier Tech ヤコブ・フルサン、ダリル・インピー
  • Alpecin-Fenix マチュー・ファンデルプール
  • Team Arkéa Samsic ワレン・バルギル
  • TotalEnergies ニキ・テルプストラ、アントニー・テュルジス

 

スタート前

大本命と言って良いかも。永遠のライバルのワウト・ファンアールトもいないし、地元オランダだし。

 

スタートは8℃だけど、良い天気。

 

6人の逃げ

6人が早くから離脱した。

  1. イーデ・シュリング BORA – hansgrohe
  2. エミルス・リエピンス Trek-Segafredo
  3. オウィエン・ドゥール EF Education-EasyPost
  4. ヨハン・ヤコブス Movistar Team
  5. ヴァンポウク・アーロン Sport Vlaanderen – Baloise
  6. ルカ・ラステッリ Bardiani-CSF-Faizanè

 

残り73kmでAlpecin-Fenixが全員で先頭を引いている。

 

先頭には、残り96kmでアタックをかけた、ヴィクトール・カンペナールツと、ネイサン・ファンフーイドンクが合流している。

 

残り72.4kmで、まだ大集団だ。レースはこれからと言った感じか。

 

ヴィクトール・カンペナールツは、後続に追いつかれる前にアタックをかけるつもりではないかな。後方で足をためているような。

 

集団先頭には、INEOS Grenadiers、UAE Team Emirates、Quick-Step Alpha Vinyl Teamが上がってくる。少し、追走ペースは緩んでいる。

 

Jumbo-Vismaのネイサン・ファンフーイドンクが先頭にジョインしたのは、集団コントロールをしなくて済むようにするためだろう。

または、追走で乗ってくるティシュ・ベノートのためか。

 

Loorberg (1,4 km・ 5,3%) 残り59 km

まだ、静かと言った感じか。タイム差は1分36秒まで開く。

 

あら~、ヴィクトール・カンペナールツは登りで切れてしまった。コンデションが良くないようだ。

 

イーデ・シュリングが先頭交代を合図をだしても、交代できない。

 

ヴィクトール・カンペナールツは、イーデ・シュリングとの先頭交代もあまり出来ない。

 

あれ、Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxの逃げ屋、タコ・ファンデルホールンも集団から切れている。

 

先頭は5人に。

  1. エミルス・リエピンス Trek-Segafredo
  2. オウィエン・ドゥール EF Education-EasyPost
  3. ヨハン・ヤコブス Movistar Team
  4. ネイサン・ファンフーイドンク Jumbo-Visma
  5. ヴァンポウク・アーロン Sport Vlaanderen – Baloise

 

Gulperbergweg (0,9 km・5,5%) 残り51 km

ネイサン・ファンフーイドンクが登りでベースを上げる。

 

エミルス・リエピンス(Trek-Segafredo)が切れていく。

 

集団からティム・ウェレンスとティシュ・ベノートがアタック!

 

二人の危険な逃げは集団が吸収。集団も38秒しか離れていない。どこで動きが出るのか?

 

ネイサン・ファンフーイドンクが先頭を走っていて、カーブでおかしな動きを。曲がり切れずに、ブレーキをかけてなんとか車の前で止まる。

 

いや、当たっている。これでネイサン・ファンフーイドンクは一時遅れてしまう。

 

Kruisberg (0,7 km・7,3%) 残り 44 km

INEOS Grenadiersのベン・ターナーが先頭でペースを上げる。

 

先頭まで16秒。

 

逃げは次々に吸収されていく。ネイサン・ファンフーイドンクが先頭になった。

 

ネイサン・ファンフーイドンクも吸収。これで振り出しだ。

 

INEOS Grenadiersは4人で先頭を引く。マチュー・ファンデルプールは、10番手当たり。

 

バイクに前に行けと、手を出すベン・ターナー。あなたが速すぎる。

 

INEOS Grenadiersのベン・ターナーがずっと先頭を引き倒している。

 

Keutenberg (1,6 km・5,2%) 残り34 km

ミハウ・クフィアトコフスキが攻撃。一気に集団を引きのばす!

 

登りで人数が絞られていく。

 

さあ、ティシュ・ベノートのアタックで戦闘開始だ。

 

マチュー・ファンデルプールは、少し遅れているぞ。どうした?

 

先頭がバラバラになる。

 

先頭は11人になった。

  1. ティシュ・ベノート Jumbo-Visma
  2. マチュー・ファンデルプール Alpecin-Fenix
  3. カスパー・アスグリーン Quick-Step Alpha Vinyl Team
  4. トム・ピドコック INEOS Grenadiers
  5. ミハウ・クフィアトコフスキ INEOS Grenadiers
  6. アレクサンダー・カンプ Trek-Segafredo
  7. シュテファン・キュング Groupama – FDJ
  8. ブノワ・コヌフロワ AG2R Citroën Team
  9. マイケル・マシューズ Team BikeExchange – Jayco
  10. ディラン・トゥーンス Bahrain Victorious
  11. マルク・ヒルシ UAE Team Emirates

 

すぐに9人は25秒のタイム差をつける。これで決まりかな。

 

追走には、抑えがいるので回らないだろう。マテイ・モホリッチ、クリストフ・ラボルト、ティム・ウェレンス、ディラン・ファンバーレが取り残されている。

 

いや、ティム・ウェレンスは諦めない。

 

Cauberg (0,8 km・6,6%)  残り 24 km

マルク・ヒルシがペースを上げる。

 

カスパー・アスグリーンが捕まえる。

 

シュテファン・キュングもベースを作る。

 

トム・ピドコックが先頭でペースを上げる。

 

今日のマチュー・ファンデルプールは登りが良くない。調子がよくないようだ。

 

INEOS Grenadiersは二人いるので有利だ。

 

ここでフニッシュラインから、ミハウ・クフィアトコフスキが仕掛ける。

 

後続は、トム・ピドコックが控えており見送り状態だ。

 

誰も追わない。いや、ピドコックが追わせないと言った感じか。二人先頭にいるのでやりやすい。

 

Geulhemmerberg (0,7 km・6,6%)  残り19 km

ここでブノワ・コヌフロワがアタック!

 

すぐにミハウ・クフィアトコフスキに追いつきそうだ。

 

マチュー・ファンデルプールはやはり、イマイチだ。

 

ここでトム・ピドコックがアタック!

 

先頭二人は後方を確認する。

 

少し前にでた、ディラン・トゥーンスとトム・ビドコックは集団に吸収。二人が前を走る展開に。

 

二人は22秒を稼ぎだす。ミハウ・クフィアトコフスキは、後ろにトム・ピドコックがいるので、ほとんど引かなくて良い。

 

残り10.3kmでタイム差は27秒と広がる。追走からアタックがかからないならば逃げ切りもありだ。

 

Bemelerberg (1 km・4,4%)  残り7 km

タイム差は34秒に。これは二人の勝負となるか。そうなると、断然ミハウ・クフィアトコフスキが足を使ってないので有利だ。

 

カスパー・アスグリーンが合図を出しても、マチューは変わらない。

追走は、スプリントに強いマチューとマイケル・マシューズを連れて先頭に追いつきたくはない。トム・ピドコックは抑えにまわるし、追いつくのは難しい。

 

5.5kmで22秒差。追いつけばスプリントだ。

 

ティシュ・ベノートとディラン・トゥーンスが仕掛ける。

 

残り2.2kmで20秒。これは逃げ切りだ。

 

ティシュ・ベノートとディラン・トゥーンスは、カスパー・アスグリーンの引きでつかまってしまう。ここで更にアタックをかけて追走しないと。

 

さらに、トム・ピドコックが前にでてゆっくりと走る。

 

ここでマチュー・ファンデルプールが再度アタック!

 

少しギャップをあけるのだけど。

 

だが、これが続かない。今日のマチュー・ファンデルプールは調子がイマイチだ。

 

カスパー・アスグリーンも前に出ても頑張らない。追いついても、自分がスプリントで勝てる可能性は低いと考えている。

 

残り1.2kmで13秒。これはゴール前で牽制する時間もある。

 

マチュー・ファンデルプールが最後のスパート。でも、続かない。すぐに足を止める。2019年に優勝した時のようなスーパーな走りは見られそうもない。

 

残り700mを越えて後ろが見えない。

 

二人の勝負だ。

 

残り300mを切ってブノワ・コヌフロワ先頭でスプリント開始。

 

ブノワ・コヌフロワが長く引く。

 

さあ、ミハウ・クフィアトコフスキがまくりに入る!

 

二人がハンドルを投げた~!

勝ったのはどっちだ?

 

ゴール後に、ブノワ・コヌフロワが雄たけびを上げる!

これは勝ったのか?

 

いや~、写真判定ではミハウ・クフィアトコフスキが先にゴールラインを越えている~。

 

今度は一転してミハウ・クフィアトコフスキが喜ぶ番に~。

ここ2年勝ち星のなかった、ミハウ・クフィアトコフスキはようやく勝てたという感じか。まあ、アシストに徹しているので、勝に恵まれることもない。

実に2020年ツール・ド・フランス第18ステージでリチャル・カラパスと並んでゴールして以来の勝利だ。

 

やはり、先頭にトム・ピドコックと二人で入っていたのが効いている。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

ミハウ・クフィアトコフスキのコメント

最初はとてもがっかりした。私にとっては勝つことがすべてだったからだ。

背後にあるグループにトム・ピドコックがい​​るので、私は完全に頼りにされた。ブノワ・コヌフロワは前もってほとんどの仕事をした。

それが勝つために良い状況であることを知っていた。トムも私たちの後ろにいて、それはさまざまな方法で行うことができる。

したがって、違いを大きくするのは私次第ではなかった。

写真判定で結果が変わりましたね。

昨年のトムとの状況から学んだのだが、本当に結果を待たなければならない。だから私はまだそれを信じることができなかった。

たぶん、彼ら(陪審員編)は、私が勝った、後で戻ってくるだろう。

最後の決勝戦はどうでしたか?

それは本当に大変だった。それは厳しいレースであり、本当に厳しい決勝戦でした。勝てるとは思っていたが、特に最後の50メートルは非常に難しかった。

私がスプリントで一緒に来たときでさえ、コヌフロワは加速し続けた。しかし、私は勝つためにここに来ただけだ。

このレースが大好きなので、ここで優勝できてうれしい。今年はコロナ、インフルエンザ、病気などの悪い瞬間がたくさんあった。

予定していたプログラムを長く続けることができなかった…そして今、アムステルゴールドレースで優勝した。

2015年にもレインボージャージで優勝しましたね。

遅かれ早かれ勝利が来るので、私は辛抱強くなければならないことを自分自身に証明した。家族が病気になり、トレーニングができなくなったため、シーズンの始まりはとても大変だった。戻るのは大変でしたが、今ここにいる。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 KWIATKOWSKI Michał
INEOS Grenadiers 500 6:01:19
2
 COSNEFROY Benoît
AG2R Citroën Team 400 ,,
3
 BENOOT Tiesj
Jumbo-Visma 325 0:10
4
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin-Fenix 275 0:20
5
 KAMP Alexander
Trek – Segafredo 225 ,,
6
 ASGREEN Kasper
Quick-Step Alpha Vinyl Team 175 ,,
7
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange – Jayco 150 ,,
8
 KÜNG Stefan
Groupama – FDJ 125 ,,
9
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates 100 ,,
10
 TEUNS Dylan
Bahrain – Victorious 85 ,,
11
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers 70 ,,
12
 TRATNIK Jan
Bahrain – Victorious 60 0:29
13
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 50 1:42
14
 MADOUAS Valentin
Groupama – FDJ 40 1:43
15
 VALGREN Michael
EF Education-EasyPost 35 ,,
16
 FUGLSANG Jakob
Israel – Premier Tech 30 ,,
17
 TRENTIN Matteo
UAE Team Emirates 30 1:50
18
 PACHER Quentin
Groupama – FDJ 30 ,,
19
 ARANBURU Alex
Movistar Team 30 ,,
20
 WELLENS Tim
Lotto Soudal 30 ,,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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