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2022 ツアー・オブ・ターキー第1ステージ 200kmを越えるゴールを制したのは復活のライダーだ!

海外情報
Photo credit: HereIsTom on Visualhunt
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昨年、マーク・カヴェンディシュが大復活したツアー・オブ・ターキーがトルコで開催。

Presidential Cycling Tour of Türkiye(2.Pro)。トルコ1周レースとも呼ばれている。

ツアー・オブ・ターキーは2020年にワールドツアーレースから格下げされて、現在はプロレースとなっている。

今回のワールドツアーの参加は6チーム。マーク・カヴェンディシュは、シルキュイ・ド・ラ・サルトに参加したので、チームごと来ていない。

その代わり、Alpecin-Fenixのジャスパー・フィリップセン、そして復帰したカレブ・ユアンがスプリントで対決することになる。

 

過去の優勝者は

  • 2021 ホセ・ディアス
  • 2019 フェリックス・グロスチャートナー
  • 2018  エデュアルド・プラデス
  • 2017 ディエゴ・ウリッシ
  • 2016  ジョセ・ゴンザレス
  • 2015  クリスティヤン・ドゥラセク 引退
  • 2014 アダム・イェーツ
  • 2013  ナトナエル・ベルハネ
  • 2012  アレクサンドル・ディアチェンコ 引退
  • 2011  アレクサンダー・エフィムキン 引退

スプリンター対決が見ものとなるかな。

 

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第1ステージ    ボドルム~クシャダス 207 km

第1ステージ photo tourofturkiye

 

勾配図を見ると、凄い登りが待っているように見えるけど、最後の2級山岳でも登坂距離は4.1km。

勾配は8.5%と厳しいが、ゴールまでは約40kmあるのでスプリンターが戻ってくる時間は十分にある。

第1ステージからスプリンターの対決となりそうだ。

 

  1. 3級山岳 KOM Sprint   3.1km・4.9%
  2. スプリントポイント  Sprint Prime
  3. 3級山岳 Climbing Prime    2.1km・5.6%
  4. 2級山岳 Climbing Prime    4.1km・8.5%

 

注目されるライダーは

  • BORA – hansgrohe サム・ベネット
  • Israel – Premier Tech リック・ツァベル
  • Astana Qazaqstan Team 
  • Lotto Soudal カレブ・ユアン、トーマス・デヘント
  • Team BikeExchange – Jayco カーデン・グローブス
  • Team DSM ケース・ボル、アルベルト・ダイネーゼ
  • Alpecin-Fenix ジャスパー・フィリップセン、ジェイ・ヴァイン
  • Team Arkéa Samsic ナイロ・キンタナ、ナセル・ブアニ

総合は、ナイロ・キンタナに昨年1秒差の2位となったAlpecin-Fenixのジェイ・ヴァインが調子が戻っていれば良い勝負となるかも。

 

スタート前

TIZ-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

トルコは快晴の中スタート。

 

大勢の観客の中スタートする。

 

やはり、カメラはナイロ・キンタナを追う。山岳で調子の良いキンタナに叶う相手はいないかもしれない。

 

6人の逃げ

© copyright by: Sjors Beukeboom

プロチーム一人に、後はコンチネンタルチームの5人が逃げている。

  1. ジュリアン・イリサール (Euskaltel – Euskadi)
  2. DOĞAN Halil İbrahim(Bike Aid)
  3. CLARKE Jonathan(Wildlife Generation Pro Cycling)
  4.  BUTS Vitaliy( Sakarya BB Pro Team)
  5.  ABAY Burak( Spor Toto Cycling Team)
  6. STOCKMAN Abram( Saris Rouvy Sauerland Team)

 

落車発生。何人か巻き込まれている。

  •  ÖRKEN Ahmet (Wildlife Generation Pro Cycling)
  •  HOLLER Nikodemus (Bike Aid)
  •  HVIDEBERG Jonas Iversby (Team DSM)

 

少し進んで、また落車が~。

  •  ÖRKEN Ahmet (Wildlife Generation Pro Cycling)
  •  DOĞAN Halil İbrahim (Bike Aid)
  •  HVIDEBERG Jonas Iversby (Team DSM)

 

集団先頭に、トーマス・デヘントが出てきた。タイム差は、残り52.4kmで1分6秒。かなり先に、先頭集団についているサポートカーが見え始めてきた。

こうなると射程圏内だ。

 

先頭6人は51秒差と迫られる。なんとか山岳ポイントは取りたいところ。

 

3級山岳 Climbing Prime    2.1km・5.6%

先頭はどこまで逃げれるか?

 

先頭からEuskaltel – Euskadiのジュリアン・イリサールがアタック!

 

ジュリアン・イリサールが単独で3級山岳を通過。さあ、問題はどこまで逃げれるかだ。

 

追走は、先頭のジュリアン・イリサール(Euskaltel – Euskadi)に追いつかない。それだけ、コンチネンタルとプロチームのライダーの力の差があるということか。

 

2級山岳 Climbing Prime    4.1km・8.5%

最後まで逃げていたジュリアン・イリサール(Euskaltel – Euskadi)も、Uno-X Pro Cycling Teamが引く集団に追いつかれてしまう。これで逃げは消滅。

 

集団は最後の2級山岳の登りに入る。

 

集団はCaja Rural – Seguros RGAが引く。

 

ナイロ・キンタナもしっかりと前にいる。Alpecin-Fenixのジェイ・ヴァインはいるのかな。

 

Team Arkéa Samsicがトップ通過。誰なのかよくわからない。二コラ・エデかな。

 

下りから3人が飛び出す。

 

下りで二人が落車。かなりのスピードで落車したが、二人共走りだした。

  •  アレクサンダー・コニシェフ (Team BikeExchange – Jayco)
  •  SCHUNK Conor (Global 6 Cycling)

 

下りで10人くらいが前に。

 

先頭を走っていた、Israel – Premier Techのパトリック・べヴィンがアタック!

 

パトリック・べヴィンはしばらく単独で走るけど、多勢に無勢だ。

 

パトリック・べヴィンは残り19.7kmで捕まる。まあ、もうこれだけ集団がいれば逃げれることはないだろう。ここからは平坦だ。

 

一人がアタック。 ショーン・ベネット (China Glory Continental Cycling Team).。昨年までTeam Qhubeka NextHashで走っていた26歳のアメリカ人だ。

 

Alpecin-Fenixのジャスパー・フィリップセンは、半パンが破けている。最後の下りで落車しており、打撲もあるはず。スプリントは難しいか?

 

ショーン・ベネットは逃げ切れることはないだろう。後ろから見えている状態だと追いやすい。

 

どのチームも本気で追わない。スプリントに向けて足を使いたくない感じだ。

 

Team Arkéa Samsicは、スプリントではナセル・ブアニにダニエル・マクレイもいる。どちらでゴールを狙うかな。

 

落車したジャスパー・フィリップセンはスプリントで問題なく走れるのだろうか?

 

集団は、BORA – hansgrohe、Alpecin-Fenixが引く。Team Arkéa Samsicは先頭交代に加わっていない。

 

Uno-X Pro Cycling Teamのクリスティアン・クルセットも痛々しい。なんとかハンケツにならずに集団最後尾で走っている。

 

ショーン・ベネットは残り5.1kmで捕まってしまった。

 

ゴールに向かって最後のアタック合戦が始まる!

ショーン・ベネットのチームメイトのChina Glory Continental Cycling Teamのライダーが後ろから飛び出すが捕まる。

 

Euskaltel – Euskadiが先頭にでてペースを設定。

 

各チームの位置取り争いが始まる。Team Arkéa Samsicも前に出てきた。

 

ゴール前にどのチームがトレインを組むか?

 

最後にIsrael – Premier Techのライダーがアタック!

 

上手く抜け出したが、残り800mでLotto Soudalのトレインに捕まる。

 

ゴール前にLotto Soudalのトレイン先頭で突っ込む。

 

これは完璧ではないのか?

 

ジャスパー・デブイストのリードアウトからリリースされたのはカレブ・ユアンだ!

 

カレブ・ユアン先頭でゴールに向かう。

 

落車したジャスパー・フィリップセンが追い込むが~。

 

ゴールを駆け抜けたのは、カレブ・ユアンだ~!

体調不良のために、春の最大の目標だったミラノ~サンレモもパス。

かなり復帰に時間がかかったが、これで万全であることが証明できたのではないだろうか。

あとは、残るスプリンターステージで、ジャスパー・フィリップセンと対決して何勝を積み重ねることが出来るかだろう。

ジャスパー・フィリップセンは落車の影響が、どこまで回復出来るかが鍵となりそうだ。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第1ステージ リザルト

カレブ・ユアンのコメント

正直なところ、このかなり厳しいステージの開始時には気分が良くなかった。病気のために自転車を使わずにいると、それは非常に論理的だ。

しかし、レースが進むにつれ、気分はどんどん良くなり、トリッキーなファイナルクライミングでも、とても快適にフォローすることができた。

降下中の数回のクラッシュと多くの攻撃の試みで、それは混沌とした決勝戦だった。だが、チームメイトはスプリントにするために素晴らしい仕事をした。

非常に速い最後の数キロで、私たちは最前線にいなければならないことを知っていた、そしてミヒャエル・シュヴァルツマンとジャスバー・デブイストはその計画を完璧に実行した。ジャスパーは多大な努力を払い、私を必要な場所に正確に落としてくれた。

それなら、自分のスプリントを開始し、最後までそれを維持することが重要だった。

この勝利は、ミラノ〜サンレモといくつかのベルギーのクラシックを逃した後、非常に良い気分を与えてくれる。

ツアー・オブ・ターキーは私にぴったりのレースであり、ジロに向けてこれに自信をつけることが重要だ。それは今日すでにうまくいっているが、間違いなくもっと多くの機会があるだろう。

 

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 EWAN Caleb
Lotto Soudal 20
10″
4:38:15
2
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Fenix 10
6″
,,
3
 GROVES Kaden
Team BikeExchange – Jayco 5
4″
,,
4
 VAN POPPEL Danny
BORA – hansgrohe     ,,
5
 ZABEL Rick
Israel – Premier Tech     ,,
6
 BOL Cees
Team DSM     ,,
7
 MAESTRI Mirco
EOLO-Kometa     ,,
8
 FERNANDEZ Miguel Angel
Global 6 Cycling     ,,
9
 TAGLIANI Filippo
Drone Hopper – Androni Giocattoli     ,,
10
 CANAL Carlos
Euskaltel – Euskadi     ,,
11
 MCGILL Scott
Wildlife Generation Pro Cycling     ,,
12
 PEÑALVER Manuel
Burgos-BH     ,,
13
 SEVILLA Diego Pablo
EOLO-Kometa     ,,
14
 QUINTANA Nairo
Team Arkéa Samsic     ,,
15
 PRADES Eduard
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
16
 ZUKOWSKY Nickolas
Human Powered Health     ,,
17
 BOUHANNI Nacer
Team Arkéa Samsic     ,,
18
 STRONG Corbin
Israel – Premier Tech     ,,
19
 GONZÁLEZ David
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
20
 BOUGLAS Georgios
Spor Toto Cycling Team     ,,

総合

カレブ・ユアンはボーナスタイム10秒も獲得。

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 EWAN Caleb
Lotto Soudal 5
10″
4:38:05
2
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Fenix  
6″
0:04
3
 GROVES Kaden
Team BikeExchange – Jayco  
4″
0:06
4
 VAN POPPEL Danny
BORA – hansgrohe     0:10
5
 ZABEL Rick
Israel – Premier Tech     ,,
6
 BOL Cees
Team DSM     ,,
7
 MAESTRI Mirco
EOLO-Kometa     ,,
8
 FERNANDEZ Miguel Angel
Global 6 Cycling     ,,
9
 TAGLIANI Filippo
Drone Hopper – Androni Giocattoli     ,,
10
 CANAL Carlos
Euskaltel – Euskadi     ,,

ポイント賞

Rnk Rider Team Points
1
 EWAN Caleb
Lotto Soudal 15
2
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Fenix 14
3
 GROVES Kaden
Team BikeExchange – Jayco 13
4
 VAN POPPEL Danny
BORA – hansgrohe 12
5
 ZABEL Rick
Israel – Premier Tech 11
6
 BOL Cees
Team DSM 10
7
 MAESTRI Mirco
EOLO-Kometa 9
8
 FERNANDEZ Miguel Angel
Global 6 Cycling 8
9
 TAGLIANI Filippo
Drone Hopper – Androni Giocattoli 7
10
 CANAL Carlos
Euskaltel – Euskadi 6

山岳賞

Rnk Rider Team Points
1
 EDET Nicolas
Team Arkéa Samsic 5
2
 BUTS Vitaliy
Sakarya BB Pro Team 5
3
 IRIZAR Julen
Euskaltel – Euskadi 3
4
 GRANIGAN Noah
Wildlife Generation Pro Cycling 3
5
 GARCÍA PIERNA Carlos
Equipo Kern Pharma 2
6
 DOĞAN Halil İbrahim
Bike Aid 2
7
 BEVIN Patrick
Israel – Premier Tech 1
8
 CLARKE Jonathan
Wildlife Generation Pro Cycling 1
9
 ABAY Burak
Spor Toto Cycling Team 1

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