ゲラント・トーマスがいよいよ、シーズンを開幕する。
今年はツール・ド・フランスで再び勝利を目指して戦うことを宣言している。
ゲラント・トーマスのシーズン開幕は、ヴォルタ・アン・アルガルヴェ(Volta ao Algarve em Bicicleta)で始まる。
ヴォルタ・アン・アルガルヴェ
We’re back in action in Portugal this week at #VAlgarve2020🇵🇹. Here’s our lineup for the five day stage race:@RohanDennis @Kwiato (🏆 14′, 18′)@swiftybswift@LukeRowe1990 @GeraintThomas86 (🏆 15′, 16′)@DylanvanBaarle@cameronwurf pic.twitter.com/ETycxBLBML
— Team INEOS (@TeamINEOS) February 17, 2020
ヴォルタ・アン・アルガルヴェは、ポルトガルのアルガルヴェ地方で行われる4ステージで争われる。
全く同じ日に始まるスペインのブエルタ・ア・アンダルシアと日程がかぶっているので各チームともライダーの振り分けをしている。
チームイネオスのオーダーは
チームイネオスのリーダーはローハン・デニスだ。
ゲラント・トーマスは2015年と2016年に、このヴォルタ・アン・アルガルヴェで総合優勝を飾っている。この時には、すでにツアーアンダーなどのステージレースをこなした後だった。
だが、今回は全く総合優勝など狙ってないという。ゲラント・トーマスの場合には近年狙ったレースだけに100%集中するシーズンを送っている。
常に全開でシーズンを戦うことは出来ないとも語っており、あくまで目標はツール・ド・フランスだ。
トーマスは、1月にロサンゼルス周辺でのトレーニングキャンプのために米国に再び出発。
その前にすでに7週間トレーニングをしていたが、ロサンゼルスで4週間のトレーニングブロックも完了した。
しばらくヨーロッパから出て、自分のバブルで生活するのはいいことです。誰もサイクリングを気にしないので、自由に自分のことをすることができる。
ゲラント・トーマスはアシストに回り、ローハン・デニスやミハウ・クフィアトコフスキの総合優勝を助ける役目をするつもりだ。
注目のライダーは
第1ステージは、スプリントステージとなるはずだ。
山岳ポイントもあるので、アタックはかかるだろうが集団が大きく割れることはないのではないかな。
第1ステージはスプリンターが勝負を決めるステージだ。
このステージレースでの最大の注目選手は、レムコ・イヴェネブール(Deceuninck – Quick Step)だ。
すでにブエルタ・サンファンで総合優勝を決めている。ジュリアン・アラフィリップが体調不良で抜けた穴を完全に埋めている。
クイーンステージでの走りでは、すでにベテランかと思わせるほどの走りでライバルを封じ込めた。
20歳のレムコがウルフパックを率いて、更なる勝利を重ねられるか注目しておきたい。
2020シクロクロス世界チャンピオンとなったマチュー・ファンデルプールは、短いオフでスキーを満喫。
チームによっては、ケガの危険性のあるスキーを禁止しているチームもあるがマチューはスキーも上手いらしい。
マチュー・ファンデルプールが総合優勝出来る可能性は山岳で生き残れるかにかかっている。特に第2ステージは厳しいだろう。
今回のステージレースではチーム力がどれくらいあるのか見てみたい。スプリントステージでは、エリア・ヴィヴィアーニとの勝負が見ものだ。
チームのアシスト力も強化しないと、流石にマークされての勝利は難しいだろう。
あとは、ルイスレオン・サンチェスやミゲルアンヘル・ロペスのアスタナ勢。それにグレッグ・ファンアーヴェルマート(CCC Team)などが総合を狙ってくる。
ヴォルタ・アン・アルガルヴェは日本時間では日付が変わってから始まるのでちょっと見るのは難しいかもしれないが、なんとか頑張って見てみたいと思う。
起きていられるかな?
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