マーク・カヴェンディシュは、過去2シーズン、エプスタインバーウイルスを克服するために苦労してうつ病と診断されたことを明らかにした。
マークがエプスタインバーウイルス(キス病) と戦っていたのは知っていたが、まさかうつ病も発症していたとは驚きの発言だ。
精神的健康問題が彼を暗い場所においていたが、今は反対側にいるという。
身体の健康だけではない
ビデオインタビューで明らかにした内容は
過去数年間に打撃を与えられたのは私の身体の健康だけではない。この間、私はうつ病とかなり戦った。2018年8月にうつ病と診断された。
薬は飲まなかった。同様に、これは時間や場所の問題だけではない。
私は助けを受けた。暗かった。そして、私は今は反対側にいる。ありがとう。まあ、私はそれから出てきたと思う。良かったし、今はポジティブな面を探すようにしている。
薬を服用しなかったのは良い判断だったと思う。更に長引くこともあるからだ。
カヴェンディシュは2016年にDimension Dataに移籍。2016ツール・ド・フランスで4つのステージを獲得。ノルマンディーの初日に勝利したことで、彼はキャリアで初めてイエロージャージを着用した。
ツールでのステージ優勝のキャリアが30になっているため、ツアーで34勝を記録したEddy Merckxの歴代記録を超えるのは時間の問題だと言われていた。
しかし、翌年、ライバルのサガンが失格となるステージ4の終わりの事件の後、彼はツールから退場。
2018ツールでは、ラロジエールのアルプスステージ11で、タイムリミットでフニッシュ。この頃には、すでにキス病の症状が出ており全く実力が発揮出来る状態ではなかった。
昨年は、Dimension Dataのツール・ド・フランスのメンバーにも選ばれず。
彼は移籍の道を探ることになる。
レースに戻れない状態を2年続けた
現在、コロナウイルスのロックダウンによって、多くのライダーはいつ乗れるようになるのか不安の日々を送っている。
だが、マーク・カヴェンディシュは不確実な状態、先が見えないことに関して
いつレースを再開するかは不明だったが、2年間それを経験した。
と彼は語っている。
他のライダーよりは、免疫が出来ていると言ってもよいだろう。
今シーズン、バーレーン・マクラーレンに移ったことで、カヴェンディシュは新しいチームマネージャーのロッド・エリングワースと再会した。
マークは、ブリティッシュサイクリングでコーチとアスリートの関係で非常に親しくなり、スポーツの最高の場所に向けて歩み始めた。
エリングワースとマクラーレンのこの組み合わせは、カヴェンディシュのようなモータースポーツファンのための夢のシナリオとなっている。
彼のインスタグラムを見ても、バイクやモータースボーツの画像が沢山出てくる。大ファンなのだ。
マーク・カヴェンディシュが再び、活躍するにはロット・エリングワースは必要な人物だ。
長くて成功したプロのキャリアの後半の段階で、カヴェンディシュがもう一度必要とする指針となるはずだ。
マーク・カヴェンディシュは、今シーズン不運な落車などで、自分自身のスプリントは一度もみせていない。チームの勝利のためには貢献しているが。
うつ病を克服したマーク・カヴェンディシュの力強いスプリントをもう一度見たいと切に願っている。
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