私はとてつもなく寒がりなので、防寒には大変苦労してます。
その中でも、中々良いものが見つからなかったのがグローブです。
これまで、オートバイク用とかスキー用とか当然自転車用も色々と試してきました。
インナーをいれて2重にするのは当たり前にしてました。今回、山には雪が積もっている状況下での使用に耐えれるようにグローブを買いに行きました。
そこで出会ったのが”Roeckl” 。どんなグローブなのでしょうか?
Roecklは、サイクルグローブを作り続けて110年
“Roeckl” の読み方は、リッケル。
1839年にドイツのミュンヘンで創業し170年以上に渡り、高い品質と革新的な発想をモットーにグローブ開発を続けてきた老舗中の老舗です。
つまり、グローブ専門の会社なのです。
- クロスカントリー
- バイアスロン
- アルペン
- サイクリング
- アウトドア馬術
世界60ヶ国で販売され、品質の高さと革新さでユーザーに支持されています。
買ったのはリッケルのRIGOLI GTX
実は、買いたかったのはシマノの-10℃対応とうたわれているグローブでした。
絶対に置いてあるだろうと思ってショップに行ったのですが5℃対応のものしか置いてなかった。
- グローブ専門の会社が作っている。
- ゴアテックスを使用しているので、少々の雨ならばOK
- 親指の付け根にパッドが装備してある。
- 割と薄いので、操作が簡単。
- バンドで締めることが出来るので暖かさが逃げない。
これならば、間違いなく暖かいと思います! メーカーも一押ししています。
最低気温2℃でも指先は大丈夫
最初に試したのは、ワイズロードの100キロライド。日の出前に走りだし、最低気温は2℃。
そこで、その時の体感温度を考えてみます。
- 気温 t 2℃
- 湿度 h 50%
- 風速v 6.9m/s
体感温度は、-10.6℃
体感温度については、こちらの記事でどうぞ。
下りの場合は
峠を越えて下りは5キロ以上。
時速40キロ程度で下ったのですが、この時には身体が暖まっていたので全く感じる暇もなかったです。気温は5℃でした。
少なくとも、指先が冷えてどうしようもないということは全くありませんでした。
検証出来たら追記したいと思います。
GTRの名前はGORE-TEXから
RIGOLI GTXという名前がついているこのグローブ。
GTXはGORE-TEXの意味です。
アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が製造販売する防水透湿性素材の素材の商標名のこと。
表生地と裏生地の真ん中に、「ゴアテックス(R)メンブレン」という薄い素材があります。
ゴアテックス(R)メンブレンは拡大していくと網目状になっています。
その網の穴のサイズがゴアテックス(R)メンブレンの機能の最大のポイント。
水は通さず、水蒸気は通すという穴のサイズになっているんですね。
水蒸気分子の900倍の大きさの穴が何十億個もあいており、汗を簡単に逃がすことが出来ます。
- 防水性能・防風性能・撥水性能がある
- 高い透湿性があるので、汗は外にだすので蒸れない
ゴアテックスのウインドストッパーの効果は
暖かいだけのグローブならば、他にもあると思います。
私がこれまで使ってきたスキー用とかバイク用とかです。
ただ、これらはあまりにもゴツイです。しかも安いものだとそこまで暖かくないです。
今回160キロ乗って寒さに対しては問題なかったです。下りも全く冷たさは感じなかったので防風性能は薄いのに高いと思います。
ただ、ひとつ25キロほど走ってから、集合を待って出発するまでに50分くらい止まってました。
その後、4℃で走りだすと手の甲が少し冷たかったです。少し走ると収まりましたけれど。
走り始めの冷たさについて、もう少し検証してみたいと思います。
透湿性能が素晴らしい
心配したのは、気温が10℃近くなった場合ですが、全くグローブの中に汗はかいていませんでした。
たとえば、バイク用などは気温が10℃近くなると汗でビショビショになってました。
この透湿性が高いのが一番ゴアテックス素材の良い所だと私は思いました。透湿性が高いということは機能的にとても素晴らしいと関心した所です。
操作性が良い
バイク用やスキー用は、指の部分が特に太くて自転車の操作性としては良くないです。
しかし、このグローブはとても薄いと思います。パールイズミを3個くらい使いましたが、それと比べても薄いと思います。
パールイズミのグローブは中にインナーしようが、軍手しようがマイナスに近い時には指先が死んでました^^;
FLEX FORMの技術
RIGOLI GTXは、裁断に工夫があります。
ハンドルを握る場面での力の入れ具合で厚さを自由に変化させるFLEX FORMという技術が使われています。そのため、ゴアゴアした感じがなく操作に関してなんの問題もないです。
ベルクロで締めることが出来る
もともとスリムフィトするグローブなのですが、ベルクロもついているの更に絞ることも出来ます。グローブがブカブカだと困るのでこれは良い機能だと思います。
ベルクロ部分が手首の外側で固定するようになっているので、邪魔にならなくて良いと思います。
内側にあったら、厚くなるのでいやですよね。
エルゴノミックカットされたパット
パットの感じがとてもよくて、160キロライドでも振動による手の疲れは全く感じませんでした。
全行程のうち、40キロくらいは間違いなくアスファルトが劣化していて結構ガタガタとツールボトルから音がするような道があるのですが問題なかったです。
写真でみるとゴツイ感じに見えるのですが、厚みはさほどありません。親指の付け根にも、しっかりとパットがあるので疲れが軽減されそうです。
握り易さを追求されているデザインでエルゴノミックカットされてますね。
そして、雨でも滑りしらずの、オールウェザーグリップとなっています。
手首が長い
パールイズミもどきと比べてみました。
この手首部分が短いとウェアとグローブの隙間から下りでは、風が入って冷たいのなんの。
4センチくらい長さが違うのがわかりますね。しっかりとウェアをいれることが出来てベルクロでも締めれるので風は入らないです。
タッチパネル対応
人差し指と親指の掌の素材が違っていてタッチパネル対応になってました。
iPhoneを試しに操作したらバッチリ出来ました。最近のはついてるのが当たり前の時代なんですね。
STRAVAのスタートボタン押すのに、いちいち外さなくて良いのでとても助かります。
現在の最新は
私の買ったRIGOLI-GTXはアメリカのアマゾンとか、海外サイトには在庫があるのですが、その他では見つかりませんでした。
多分、私のは2015年製造の商品だと思います。
店舗販売ならば、ワイズロードに売っていると思います。
本家の海外サイトにはROECKL GTXがありました。
まとめ
実は、値札をみて5,800円だと勘違いしてました。これなら予算内だよねと思ってレジに行ったら「15,800円です。」
と、言われてびっくり仰天(@_@) 1分くらいレジで考えました。フリーズともいいます^^;
完全に予算オーバーだったのですが今の所値段に見合った品物かなと思ってます。(ただ、この冬の暖房装備が買えなくなりました。)
あとは、気温がマイナスの状態で使用して確かめることと、耐久性ですかね。
暖かさと、ムレを防ぎたいならばお勧めできると思います。
2019.2.11 追記
このリッケルでも手先が最初冷えることがありました。30分もすれば暖かくなるのですけど、基本的なことが守られてなかったです。それについては以下に書いてます。
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