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2023 ジロ・デ・イタリア INEOS Grenadiersのメンバー発表

海外情報
Photo credit: Mario A. P. on VisualHunt.com
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INEOS Grenadiersがジロ・デ・イタリアのメンバーを発表した。

エースナンバーは、好調なテイオ・ゲイガンハート。フィリッポ・ガンナはツール・ド・フランス出場と見られていたけど、地元のジロに出場となっている。

 

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INEOS Grenadiers

 

111. テイオ・ゲイガンハート
112. テイメン・アレンスマン
113. ローレンス・デプルス
114. フィリッポ・ガンナ
115. サルバトーレ・プッチョ
116. パヴェル・シヴァコフ
117. ベン・スフィフト
118. ゲラント・トーマス

 

テイオ・ゲイガンハート

 
 
 
 
 
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2020ジロ・デ・イタリアを制覇してから、2年間不調に苦しんだ。28歳となった今シーズン、ついに復調。

ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第4ステージの、登りでハイスピードなゴールスプリントを制して2年振りの勝利を掴んだ。

 

続く、ブエルタ・ア・アンダルシア総合6位。ティレーノ〜アドリアティコ総合3位、そして、ツアー・オブ・アルプスでは圧倒的チーム力を生かしてステージ2勝に総合優勝も勝ち取っている。

ただ、今回のジロでは疑問符が。それは3回ある個人タイムトライヤルだ。

ジロの初日は19.6kmのTT。テイオ・ゲイガンハートは、2023ティレーノ〜アドリアティコ第1ステージの11.5kmの個人タイムトライヤルで、トップのフィリッポ・ガンナから52秒遅れの18位でゴールしている。

単純には言えないけど19.6kmのTTでは、大きく改善できなければ約1分のタイム差がついてしまいそうだ。ジロ第9ステージでは35kmと長いTT。20ステージでは18.6kmの山岳TTが待っている。

テイオ・ゲイガンハートは、2日目からチームの守られたライダーから外れてしまうことも考えられる。

 

テイメン・アレンスマン

 

Team DSMから移籍してきたテイメン・アレンスマン。レースではエースナンバーとなることが多かったが、ここまでは期待外れの成績となっている。

これには落車やメカトラなどの不運も重なっているが、エースを任せられるほどの力はまだないのかもしれない。

期待は得意の個人タイムトライヤルで、上位に入ること。ただ、チーム内のフィリッポ・ガンナ、ゲラント・トーマスに勝つのも難しい。このジロではスーパーアシストの役割となりそうだ。

フィリッポ・ガンナ

 
 
 
 
 
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フィリッポ・ガンナは、ブエルタ・ア・サンファンで、登りでもステージ上位に入っている。惜しくも、ミゲルアンヘル・ロペスに破れて総合2位だったが、他のチームならばエースで走っているのは間違いない選手だ。

誤算は、ヴォルタ・アン・アルガルヴェ第5ステージの個人タイムトライヤルで3位となったこと。トップのシュテファン・キュングから10秒遅れ。レミ・カヴァニャにも6秒負けている。

ダニエル・マルティネスがTTで頑張ったために、フィリッポ・ガンナは総合で2秒差届かなかった。最終ステージまで、アシスト作業に徹していたため疲れがあったのかもしれない。

ベストならば、総合優勝してたのでは。続く、ティレーノ〜アドリアティコの第1ステージ個人タイムトライヤルでは圧勝した。

 

ただ一人11.5kmのTTでav55km/h台を出しているのだから、ベストのコンデションだったはずだ。

そして、素晴らしかったのはミラノ~サンレモで、マチューを追う最後の3人の中に入ったこと。冷静な判断でスプリントで2位となっている。イタリアファンの喜びは計り知れない。

パリ~ルーベでも6位。いつかは、勝てる日がくるはずだ。フィリッポ・ガンナの目標は、初日のマリアローザ獲得にある。

ゴール前に1.2kmで5%の登りがあるけど、勝利に近いのは間違いない。ライバルは、レムコ・エヴェネプールとシュテファン・キュング、プリモッシュ・ログリッチといった当たりか。

 

ゲラント・トーマス

 

ジロでは、落車によりリタイヤが続いている。2017年は停車中の白バイに衝突。2020年にはボトルを踏んで骨盤骨折。

 

3回目のジロではどういった走りとなるのか。とりあえず、ローマまで走り切りたいだろう。しかし、ここまでゲラント・トーマスはアシスト作業ばかり。自分のための走りは全く見せていない。

初日のタイムトライヤルで大きく遅れると保護されたライダーとはならないかもしれない。このジロが終われば、来シーズン以降も続けるのかはっきりすると言う。初日に注目だ。

 

ローレンス・デプルス

 

今シーズン、好調な走りを見せる、ローレンス・デプルスがメンバー入り。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでも17位でゴールしている。

ただ、事故の多いライダーでもある。

 

2019年のツール・ド・フランスではステファン・クライスヴァイクを助けて、山岳で素晴らしい走りを見せる。ジュリアン・アラフィリップをリーダーから引きずり下ろす走りを見せた。

8月にはBinckBankツアーで総合優勝し躍進を確認。Jumbo-Vismにとってはプラス効果しかないと思われており、彼自身もオランダのトップチームでの将来について熱く語っていた。

だが、2020年ローレンス・デプルスは、わずか4レースしか走れない。それは股関節の問題があったためだ。全く良い走りが出来ることなく終わってしまう。

さらに、2021年にはウイルス性疲労で苦しんでいた。

 

2年の低迷を乗り越えて、ローレンス・デプルスは、ついにグランドツアー復帰だ。自分の為の走りは出来ないが、心強いスーパーアシストの復帰だ。

 

INEOS Grenadiersは、ジロの総合で誰が上位に食い込んでくるのか注目となる。

 

 

 

 

 

コメント

  1. ソルト より:

    全員が好調であればログリッチやレムコの牙城を崩せそうな、スター揃いのメンツですね。
    チーム力は高いが突出した総合エースがいないのが悩みか…。

    • ちゃん より:

      まさにそうですね。TTに強くて、山岳でも遅れない。少し前のゲラント・トーマスならば~。

      しかし、レムコとログリッチは突出しているので、彼らに勝てるライダーは限られてくるでしょうね。

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