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2023 イル・ロンバルディア レムコ、ポガチャル、ログリッチが激突!

海外情報
Photo credit: Dimitris Kamaras on Visualhunt.com
この記事は約26分で読めます。

いよいよ今年最後のモニュメント、落ち葉のクラックことイル・ロンバルディアの季節となった。

 

 

モニュメントとは
格式が高く記念碑的な意味合いも含まれている5つのクラシックレースのこと。今年の優勝者は

  1. ミラノ〜サンレモ マチュー・ファンデルプール
  2. ロンド・ファン・フラーンデレン  タデイ・ポガチャル
  3. パリ〜ルーベ   マチュー・ファンデルプール
  4. リエージュ~バストーニュ~リエージュ レムコ・エヴェネプール
  5. イル・ロンバルディア

 

過去の優勝者は

  • 2022   タデイ・ポガチャル
  • 2021   タデイ・ポガチャル
  • 2020 ファビオ・ヤコブセン
  • 2019 バウケ・モレマ
  • 2018 ティボー・ピノ
  • 2017 ヴィンチェンツォ・ニバリ
  • 2016 エスデバン・チャベス
  • 2015 ヴィンチェンツォ・ニバリ
  • 2014 ダン・マーティン
  • 2013 ホアキン・ロドリゲス
  • 2012 ホアキン・ロドリゲス
  • 2011 オリヴァー・ツァウグ

今年最後のモニュメントをタデイ・ポガチャルは、3連覇となるか。それを阻むのはレムコ・エヴェネプールか、プリモッシュ・ログリッチなのか。

 

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コモ~ベルガモ 238km

コースマップ photo ilombardia

 

2022年にゴールしたコモで今年もスタートの合図が鳴る。つまり、今年のルートは2年前と同じだ。距離も短くなり、最後のアタックポイントが減っている。

 

ロンコラ

ロンコラ photo ilombardia

 

マドンナ・デル・ギザッロをウォーミングアップとして、2番目の山岳ロンコラで集団の絞り込みとなる。

登り始めて1kmで最大勾配17%という激坂が現れる。その後も、8.2%の勾配が続きクライマーでないと残れないようなコースとなっている。

 

ドッセーナ     ザンブラ

ザンブラ  photo ilombardia

 

4番目の登り、ドッセーナとザンブラは繋がっている。頂上手前には10%の登りがあり、ここでもゴールに向けた動きが出てくるはず。

 

パッソ・ディ・ガンダ

パッソ・ディ・ガンダ photo ilombardia

 

最後から2番目の登りバッソ・デイ・ガンダは3kmと短いけど、頂上手前には15%という勾配があり、ゴールに向けた逃げ切りの動きが出てくるかも。

頂上からゴールまでは約30km。少人数で抜け出したいところだ。

 

ベルガモ・アルタ

photo ilombardia

 

ゴール手前には、最後のアタックポイントが用意されている。1kmの登りだけど、最大勾配12%で石畳も含んでいる登り。

頂上からは下り3kmなので、足のあるパンチャーならば逃げ切れるだろう。逃げ切りとなるのかスプリントになるのか見ものだ。

 

コースプロフィール photo ilombardia

 

  1. 山岳 マドンナ・デル・ギザッロ 8.8km・3.9%
  2. 山岳 ロンコラ 9.4km・6.7%
  3. 山岳 ベンベンノ 6.8km・4.6%
  4. 山岳 ドッセーナ 11.1km・6.1%
  5. 山岳 ザンブラ  9.8km・3.3%
  6. 山岳 パッソ・ディ・ガンダ  3km・7.1%
  7. 山岳 ベルガモ・アルタ  1.3km・7.0%

 

注目のライダーは

  • UAE Team Emirates タデイ・ポガチャル、ディエゴ・ウリッシ、アダム・イェーツ、マルク・ヒルシ
  • AG2R Citroën Team ベン・オコナー、フェリックス・ガル
  • Alpecin-Deceuninck ステファノ・オルダーニ、二コラ・コンチ
  • Astana Qazaqstan Team シモーネ・ヴィラスコ、ジャンニ・モスコン
  • Bahrain – Victorious ミケル・ランダ、サンティアゴ・ブイトラゴ
  • BORA – hansgrohe アレクサンドル・ウラソフ、ジェイ・ヒンドリー、セルジオ・イギータ、エマヌエル・ブッフマン
  • Cofidis ギヨーム・マルタン、ヨン・イサギレ、ヴィクトル・ラフェ
  • EF Education-EasyPost リチャル・カラパス、ベン・ヒーリー、リゴベルト・ウラン
  • EOLO-Kometa ロレンツォ・フォルトゥナート
  • Groupama – FDJ ティボー・ピノ、ヴァランタン・マデュアス、ロマン・グレゴワール
  • INEOS Grenadiers カルロス・ロドリゲス、フィリッポ・ガンナ、パヴェル・シヴァコフ、マグナス・シェフィールド
  • Intermarché – Circus – Wanty ルイ・コスタ、ロレンツォ・ロタ、ルイス・メンチェス
  • Israel – Premier Tech ヤコブ・フルサン、ディラン・トゥーンス、マイケル・ウッズ
  • Jumbo-Visma プリモッシュ・ログリッチ、テッシュ・ベノート、クーン・ボウマン、ウィルコ・ケルデルマン、アッティラ・ヴァルテル
  • Lidl – Trek バウケ・モレマ、ジュリアン・ベルナール
  • Lotto Dstny トーマス・デヘント、アンドレアス・クローン、マキシム・ファンジルス、エドゥアルド・セプルベダ
  • Movistar Team エンリク・マス、マッテオ・ヨルゲルソン
  • Q36.5 Pro Cycling Team ジャンルーカ・ブランビッラ、マーク・ドノヴァン
  • Soudal – Quick Step レムコ・エヴェネプール、ジュリアン・アラフィリップ
  • Team Arkéa Samsic ワレン・バルギル、ユエン・コスティウ、ケヴィン・ヴォークリン
  • Team dsm – firmenich ロマン・バルデ
  • Team Jayco AlUla サイモン・イェーツ、エディー・ダンパー、フィリッポ・ザナ
  • TotalEnergies ピエール・ラトゥール

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

イタリアのコモは快晴。

 

タデイ・ポガチャルのコメント

ここ数週間脚の調子は良かったが、また厳しいレースになるだろう。ロンバルディアは、サイクリング カレンダーの中で常に最も過酷なレースの1つだ。何キロも登る長い一日。状況がどのようになるか見守る必要がある。

 最大のライバルは?

レムコ・エヴェネプールとプリモッシュ・ログリッチは近いところにいるだろう。しかし、少し離れたところから走るなど、別の方法で挑戦するライダーもいるだろう。

だからこそ、決勝はコントロールが難しいと思う。多くのライダーはすでに途方に暮れているだろうが、それは他のライダーが私たちを驚かせる機会にもなる。私たちはヒルシとイェーツを争いに参加させることでこれを予測しなければならない。

 

引退レースとなる2018年イル・ロンバルディア優勝のティボー・ピノが先頭に。

 

プリモッシュ・ログリッチは、最後尾付近からスタート。Jumbo-Vismaは必勝体制のメンバーで臨んでいる。

 

ジュリアン・アラフィリップは最後尾で走っている。今シーズンは、フォーン=アルデシュ・クラシックとクリテリウム・ドーフィネの2勝のみとなった。

 

Lotto-Dstnyのトーマス・デヘントは先頭に。これは逃げる気満々なのでは。

 

レムコ・エヴェネプールは、ティボー・ピノの肩をポンポンと叩いている。こんなことできる若手はレムコくらいのものだろう。

 

レムコのコメント

レースができてうれしい。この大会は私にとっての目標だ。そのために一生懸命努力してきたし、通常ならその準備ができているはずだ。

私はそのことに頭を悩ませることなく、すべてを簡単に受け入れることができた。おそらくさらにモチベーションが高まっただろう。

それで何も変わりませんでしたか?

まずはレースだ。残りは今週後半に見ることになる。チーム一丸となってこのレースを攻める準備はできている。自分だけではなく、勝てる選手が何人もいる。

選手たちは調子が良い。 イラン・ファンワイルダー とアンドレア・バジオーリがまたレースで優勝したばかりだ。我々は非常に強力なチームでスタートを切ったと思うし、大きな自信を持てるだろう。

もう一度時事問題に戻ります。チーム内で何か変化はありましたか?

そんなことはない。我々はこれまで以上に強くなったと思う。今日は我々が何を支持するのかをもう一度示すつもりだ。

 

オフィシャルスタート。

 

スタートから逃げたいメンバーが前ですっ飛ばす。

 

さあ、トーマス・デヘントが先頭に。

 

後方は、Jumbo-Vismaが抑えているように見えるけど。

 

トーマス・デヘントが逃げを確実にするために、回せ回せと指示を出している。

 

4人が登りで速すぎて先頭が分裂している。

  1. トーマス・デヘント Lotto-Dstny
  2. 二コラ・プラドム AG2R Citroën Team
  3. サムエーレ・バスタチッラ Astana Qazaqstan Team
  4. ポール・ウルスラン TotalEnergies

 

先頭は再び10人に。

  1. トーマス・デヘント Lotto-Dstny
  2. 二コラ・プラドム AG2R Citroën Team
  3. サムエーレ・バスタチッラ Astana Qazaqstan Team
  4. ポール・ウルスラン TotalEnergies
  5. ニコロ・ブラッティ BORA – hansgrohe(trainee(研修生))
  6. シモン・ゲシュケ Cofidis
  7. マッティア・バイス EOLO-Kometa
  8. アスビャアン・ヘルモース Lidl-Trek
  9. カミル・マウッキ Q36.5 Pro Cycling Team
  10. ヤコブ・エリクソン Tudor Pro Cycling Team

 

追走は5人。

  1. ステファノ・オルダーニ Alpecin-Deceuninck
  2. フィリッポ・ガンナ INEOS Grenadiers
  3. フッリッポ・マグリ Green Project-Bardiani CSF-Faizanè
  4. ジュリアン・ベルナール Lidl-Trek
  5. シモン・ペロー Tudor Pro Cycling Team

 

集団はフィリッポ・ガンナのグループを捕まえ、Soudal – Quick Step、UAE Team Emiratesが先頭にたって容認に。

 

集団からGreen Project-Bardiani CSF-Faizanèのアレックス・トリオが抜け出しを図っている。

 

あっと集団で落車。

 

レムコ・エヴェネプールも落車。

  •  EVENEPOEL Remco (Soudal – Quick Step)
  •  OOMEN Sam (Jumbo-Visma)
  •  VANSEVENANT Mauri (Soudal – Quick Step)
  •  BAX Sjoerd (UAE Team Emirates)
  •  HINDLEY Jai (BORA – hansgrohe)
  •  ALEOTTI Giovanni (BORA – hansgrohe)

 

レムコは、起こして貰ってなんとか立ち上がった。

 

レムコは、なんとか走りだす。UAE Team Emiratesのシェード・バクッスは起き上がれない。この場でリタイヤとなった。

 

レムコは、出血しており、自分でボトルの水を肘にかけて治療。観客が撮影した動画があったが、物凄いスピードで落車していた。かなりダメージがあるはず。

 

6人が追走に。

  1. アレックス・トリオ Green Project-Bardiani CSF-Faizanè
  2. トビアス・バイアー Alpecin-Deceuninck
  3. ニコラ・コンチ Alpecin-Deceuninck
  4. マーティン・マーセルージ Green Project-Bardiani CSF-Faizanè
  5. ベン・スウィフト INEOS Grenadiers
  6. ニルス・ブルン Tudor Pro Cycling Team

 

レムコ・エヴェネプールは走りながら、無線を治して貰っている。

 

山岳 マドンナ・デル・ギザッロ 8.8km・3.9%

先頭はギザッロの登りに。タイム差は、3分2秒。

 

レムコは、救護車で肘の治療に。左わき腹も打撲している。

 

追走が追いついた。これで先頭は16人に。

 

一つ目の登りを越えて、先頭は3分49秒差に。あまり、大きなタイム差は貰えそうもない。

 

タイム差の推移だけど、最高で3分52秒。現在は3分15秒と大量リードは貰えない。

 

こらちはGreen Project-Bardiani CSF-Faizanèのヘノック・ムルラン。今シーズンは6勝をあげた。来シーズンから、ワールドチーム入りだ。

 

集団は、Jumbo-VismaとEF Education-EasyPostが引いている。残り160.9kmで4分4秒差に。先頭はサム・オーメン。

 

山岳 ロンコラ 9.4km・6.7%

先頭は2番目の登りに。タイム差は3分57秒。

 

下りから、Tudor Pro Cycling Teamのニルス・ブルンが単独で抜け出している。しかし、これは捕まる。

 

山岳 ベンベンノ 6.8km・4.6%

先頭がべノンノの登りに。

 

INEOS Grenadiersのベン・スフィフトは前輪のパンク。

 

昨年2位のエンリク・マスは遅れているのか。後ろは、Tudor Pro Cycling Teamのシモン・ペロー。結局、シモン・ペローに肩を叩かれ、エンリク・マスのレースは終わっている。

 

集団はSoudal – Quick Stepが引きだした。レムコ・エヴェネプールは落車の影響はないのだろうか。

 

フィリッポ・ガンナはパンクなのかバイクチェンジ。

 

集団先頭はEF Education-EasyPostのミッケルフレーリク・ホノレ、ジュリアン・アラフィリップが続く。ジュリアンはアシスト扱いなのか。Jumbo-Visma先頭はヤン・トラトニク。

 

レムコは、肘に包帯を巻いている。結婚1周年のプレゼントを妻に出来るだろうか。

 

山岳 ドッセーナ 11.1km・6.1%

先頭からQ36.5 Pro Cycling Teamのカミル・マウェツキが切れた。

 

さらに、Lotto-Dstnyのトーマス・デヘントも切れてしまった。

 

フィリッポ・ガンナは、またもパンク。3回目だ。

 

先頭からBahrain Victoriousのニコロ・ブラッティもきれた。

 

先頭から切れたカミル・マウッキが集団に抜かれていく。

 

先頭はAlpecin-Deceuninckの二コラ・コンチ。先頭は10人となっている。

  1. 二コラ・プラドム AG2R Citroën Team
  2. 二コラ・コンチ Alpecin-Deceuninck
  3. サムエーレ・バスタチッラ Astana Qazaqstan Team
  4. ポール・ウルスラン TotalEnergies
  5. シモン・ゲシュケ Cofidis
  6. マッティア・バイス EOLO-Kometa
  7. マーティン・マーセルージ  Green Project-Bardiani CSF-Faizanè
  8. アレックス・トリオ Green Project-Bardiani CSF-Faizanè
  9. アスビャアン・ヘルモース Lidl-Trek
  10. ニルス・ブルン Tudor Pro Cycling Team

 

集団からベン・ヒーリーとオスカー・オンリーがアタック。

 

先頭から、Lidl-Trekのアスビャアン・ヘルモースも切れた。

 

先頭からAlpecin-Deceuninckの二コラ・コンチも切れてしまった。先頭は7人に。

 

ベン・ヒーリーとオスカー・オンリーは59秒差に。

 

先頭は集団と1分4秒差に。

 

先頭から切れた、Bahrain Victoriousのニコロ・ブラッティが集団に抜かれていく。

 

ベン・ヒーリーとオスカー・オンリーが先頭に追いついた。

 

山岳 ザンブラ  9.8km・3.3%

先頭9人に。集団とは42秒差。

 

先頭からCofidisのシモン・ゲシュケが切れる。

 

ベン・ヒーリーの引きで、先頭は4人となってしまう。

  1. ベン・ヒーリー EF Education-EasyPost
  2. 二コラ・プラドム AG2R Citroën Team
  3. オスカー・オンリー Team dsm – firmenich
  4. マーティン・マーセルージ Green Project-Bardiani CSF-Faizanè

 

しかし、下りで切れたメンバーが戻ってきた。ベン・ヒーリーはかまわず先頭を引き続ける。

 

ベン・ヒーリーの引きは強烈。今年ブレークしたベン・ヒーリーのショーだ。

 

オスカー・オンリーが切れそうだ。

 

先頭から切れた、Astana Qazaqstan Teamのサムエーレ・バスタチッラが集団に抜かれる。

 

あっと落車。

 

なんと、リチャル・カラパス、エスデバン・チャベス、ミケル・ランダが落車だ。

  •  JORGENSON Matteo (Movistar Team)
  •  CARAPAZ Richard (EF Education-EasyPost)
  •  LANDA Mikel (Bahrain – Victorious)
  • CHAVES Esteban (EF Education-EasyPost)
  •  FUGLSANG Jakob (Israel – Premier Tech)

 

ミケル・ランダはかなり痛そう。

 

先頭から脱落した、TotalEnergiesのポール・オウシアンが集団に吸収される。

 

ミケル・ランダはなんとか走りだしたが、完走は無理だろう。Bahrain Victoriousで最後のレースは残念な結果となりそうだ。

 

先頭は二人に。

  1. ベン・ヒーリー EF Education-EasyPost
  2. マーティン・マーセルージ Green Project-Bardiani CSF-Faizanè

 

オスカー・オンリーは、追走に回っている。すでにタイム差は25秒に。

 

ベン・ヒーリーは、残り49.9kmに。後方ではリチャル・カラパスとエスデバン・チャベスが落車したので自分が頑張らないといけない。

 

AG2R Citroën Teamの二コラ・プラドムも集団にキャッチされる。

 

EF Education-EasyPostのリゴベルト・ウランはボトル補給中。

 

逃げていた、オスカー・オンリーとアレックス・トリオが集団に捕まる。

 

残り40.9kmで46秒差に。

 

山岳 パッソ・ディ・ガンダ  3km・7.1%

Green Project-Bardiani CSF-Faizanèのマーティン・マーセルージが切れそう。 

 

あ~、切れてしまった。

 

あっという間に、集団に捕まる。

 

UAE Team Emiratesのアダム・イェーツがアタック。

 

ジュリアン・アラフィリップが後ろについている。

 

道路にはティボー・ピノのペイントが。

 

ベン・ヒーリーが追いつかれた。

 

レムコは、前のグループについていけない。ジュリアン・アラフィリップが後ろを振り返ってアシストに回る。

 

ジュリアン・アラフィリップが引いている。パンツも破れており、どうみても痛そうだ。

 

先頭は、アダム・イェーツが引く精鋭グループとなる。

 

先頭は11人。

 

あらら、タデイ・ポガチャルが切れている。

 

Team Jayco AlUlaのクリス・ハーパーが先頭を引く。

 

あららっ、プリモッシュ・ログリッチも追走グループにいる。前では、タデイ・ポガチャルが追走に出ている。

 

先頭は再び、アダム・イェーツが引く。

 

あら~、後ろにいたタデイ・ポガチャルがプリモッシュ・ログリッチを振り切って前にきた。

 

そのまま、先頭を抜いてアタックだ。

 

誰が反応するのか?

 

アレクサンドル・ウラソフがきた。

 

アレクサンドル・ウラソフが先頭交代に。

 

追走の先頭はプリモッシュ・ログリッチ。リチャル・カラパス、サイモン・イェーツ、カルロス・ロドリゲス、アンドレア・バジオーリと続く。

 

先頭二人は視界にとらえられている。

 

先頭二人は逃げ切れそうもない。

 

プリモッシュ・ログリッチが追走から加速。

 

プリモッシュ・ログリッチが先頭二人を捕らえた。

 

さらに、頂上で後続も追いつく。

  1. タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates
  2. アレクサンドル・ウラソフ BORA – hansgrohe
  3. プリモッシュ・ログリッチ Jumbo-Visma
  4. アンドレア・バジオーリ Soudal – Quick Step
  5. サイモン・イェーツ Team Jayco AlUla

 

なんと、下りでタデイ・ポガチャルがアタック!

 

後ろは、プリモッシュ・ログリッチだが離れている。

 

タデイ・ポガチャルが、先頭から抜け出した。

 

アダム・イェーツが後続に追いつく。

 

タデイ・ポガチャルは、21秒差となった。残り28.1kmを一人で後続のメンバーに対して逃げ切るつもりなのか。

 

タデイ・ポガチャルが追いつかれれば、今度はプリモッシュ・ログリッチがアタックをかけそう。

 

タデイ・ポガチャルは、少しスリップしたように見えたがガンガンに飛ばしている。14秒まで迫られていたけれど、再び27秒差に。

 

タデイ・ポガチャルは、カーブもギリギリで攻めていく。息詰まる攻防だ。

 

残り17.9kmで29秒まで開く。

 

アダム・イェーツが3番手について先頭交代を微妙に邪魔している。

 

残り15.5kmで33秒まで開く。

 

タデイ・ポガチャルは、下り終わった。37秒までタイム差を広げた。あとは、石畳の登りが待っている。

 

リチャル・カラパスが下りで追いついてきた。

 

レムコ・エヴェネプールは何秒遅れだろうか。追走している。

 

あっと、ヤバイ。タデイ・ポガチャルは、足が痙攣したのか手で叩いている。動け足といったところか。

 

レムコ・エヴェネプールは、1分24秒差。

 

あっと、レムコの後ろについていたUAE Team Emiratesのマルク・ヒルシが落車。ずっと先頭交代を邪魔していた。

 

後ろが牽制してくれると良いけれど、残り9.1kmで43秒差に。

 

残り7.9km。タデイ・ポガチャルの足は復活したようだ。48秒差。

 

これは行ったか。追走は上手く回っていない。52秒と開く。

 

追走の中で、アダム・イェーツは引かない。アンドレア・バジオーリも後ろからレムコがきているので引かない。これでは追いつかない。

 

タデイ・ポガチャルは、残り5km。平地を330wで引いていた。

 

山岳 ベルガモ・アルタ  1.3km・7.0%

最後の登りに。

 

勝者の凱旋だ。

 

登りきった。

 

足が痙攣してもたたいて治す男。

 

ゴールの手前からカメラに向かってガッツボーズ。

 

ロンバルディアを3年連続で勝ちとったのは、アルフレッド・ビンダ (1925 ~ 1927年) とファウスト・ コッピ (1946~1949年) だけ。

5勝はファウスト・コッピ。4勝はアルフレッド・ビンタ。タデイ・ポガチャルは、3勝をあげた7人目となる。

 

ゴールのかなり手前から凱旋パレード。

 

さらに、このショーはどうだというアピール。

 

タデイ・ポガチャルは、3連覇達成。登りではダメだったけれど、下りでチャレンジするとは。

2021年はファウスト・マスナダと走って勝利。2022年はエンリク・マスと走って勝利。

単独30km以上を走ってイル・ロンバルディアを制覇したのは、これまでに2人しかいない。1905年のジョバンニ・ジェルビと、1926年のアルフレッド・ビンダ。

 

タデイ・ポガチャルは、スロベニアの国旗、チーム名をアピール。

タデイ・ポガチャルは、今シーズン17勝をあげた。UCI獲得ポイントは断トツの1位。歴史を作り続ける男だ。

 

2位はプリモッシュ・ログリッチをまくったアンドレア・バジオーリが入った。

 

 

レムコ・エヴェネプールは、9位争いのトップ。これは不本意だっただろう。落車さえなければ。

 

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リザルト

タデイ・ポガチャルのコメント

上りでトライしたけれど、アレクサンドル・ウラソフは今日の上りで最も強いライダーの1人だった。フィニッシュまで2人で走りたかったし、とにかくそうしたかったんだ。

痙攣に苦しんだのは事実だ。最初は右足、次に左足。一瞬、終わったと思った。でも、幸いにもサイクリングを続けることができた。意識的にスロットルを少し戻して、バイクの上でもう少し空気抵抗を減らすようにしたんだ。

最後の登りのために少し余裕を持たせたかったんだ。また、後続グループとの連携があまり良くないことを望んでいたが、その通りになった。

ここで3勝目、そしてここベルガモで2勝目……単独でゴールできるなんて本当に夢のようだ。ラスト1kmは辛かったけど、本当に楽しかった。

 

2位のアンドレア・バジオーリのコメント

モニュメントでの表彰台はポガチャルの後ろではあるが、他の偉大なライダーの前では初めてだ。信じられない。私は完璧なレースに乗り、最高のライダーをフォローするためにすべてを捧げた。

けいれんにもかかわらず、2位を目指してスプリントできたことをうれしく思います。 素晴らしい結果を残してチームでの時間を終えることができた。離れるのは悲しいが、忘れられない4年間を過ごしてくれたチームに感謝したいと思う。

素晴らしい一週間を終えてお別れを言えることをうれしく思います。本当にいい別れの方法だよ。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 800 5:55:33
2
 BAGIOLI Andrea
Soudal – Quick Step 640 0:52
3
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 520 ,,
4
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe 440 ,,
5
 YATES Simon
Team Jayco AlUla 360 ,,
6
 YATES Adam
UAE Team Emirates 280 ,,
7
 RODRÍGUEZ Carlos
INEOS Grenadiers 240 ,,
8
 CARAPAZ Richard
EF Education-EasyPost 200 1:06
9
 EVENEPOEL Remco
Soudal – Quick Step 160 1:26
10
 KRON Andreas
Lotto Dstny 135 ,,
11
 BARDET Romain
Team dsm – firmenich 110 ,,
12
 WOODS Michael
Israel – Premier Tech 95 ,,
13
 COSTA Rui
Intermarché – Circus – Wanty 85 ,,
14
 VAN GILS Maxim
Lotto Dstny 65 1:30
15
 SCHULTZ Nick
Israel – Premier Tech 55 1:50
16
 BERTHET Clément
AG2R Citroën Team 50 ,,
17
 HARPER Chris
Team Jayco AlUla 50 ,,
18
 FORTUNATO Lorenzo
EOLO-Kometa 50 ,,
19
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates 50 2:08
20
 MASNADA Fausto
Soudal – Quick Step 50 2:10
21
 TIBERI Antonio
Bahrain – Victorious 30 2:30
22
 VALTER Attila
Jumbo-Visma 30 2:56
23
 JORGENSON Matteo
Movistar Team 30 3:02
24
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic 30 3:43
25
 MAJKA Rafał
UAE Team Emirates 30 ,,
26
 CHAMPOUSSIN Clément
Team Arkéa Samsic 30 ,,
27
 MADOUAS Valentin
Groupama – FDJ 30 ,,
28
 PIGANZOLI Davide
EOLO-Kometa 30 ,,
29
 OLDANI Stefano
Alpecin-Deceuninck 30 5:23
30
 HEALY Ben
EF Education-EasyPost 30 5:35
こらちはハイライト動画

 

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