スカイと21世紀フォックスは、チームスカイをINEOSに売却することに合意しました。
INEOSは今年5月1日からツアーレーシングリミテッド(チームの持株会社)の唯一の所有者となり、ライダーやスタッフすべての既存のコミットメントを尊重しながら、チームに資金を提供し続けるでしょう。
チームINEOSの立ち上げは、5月2日にドンカスターで開催されるツールドヨークシャーで行われます。
このニュースについて、プロ選手から歓迎のメッセージが届いています。
歓迎のメッセージ
英国のチームはすでにUCI WorldTourで最大の予算を持っており、その予算は今後もグランツールの支配を継続することを期待して2020年に4000万€まで上がるように設定されています。
Tirreno-Adriaticoで現在走っているライダーやディレクターのsportifは、Team Skyの優位性に苛立ちを感じていることが多いでしょう。
ですが、5月1日からTeam Skyが救われてTeam Ineosとなるというニュースを大いに歓迎しています。
Steve Cummings
2010年から2011年にかけてチームスカイに在籍した、スティーヴン・カミングス。現在は、デメッションデータで走っている。
「素晴らしいニュースだと思います。チームはとても成功しており、イギリスでのサイクリングの成長にとって素晴らしいものでした。
そのチームがなくなれば、大きな影響があったと思います。本当に良いことだと思います。彼らが良いスポンサーを見つけてくれて嬉しいです」
Elia Viviani
Decuninck-QuickStepのElia Vivianiも、元チームスカイライダー。
「このような大きなチームをサポートするスポンサーが必ず見つかると信じてたよ。
新しい名前になるけれど、彼らは成功し続けるためにトップライダーを持つことになるだろうね」
Max Sciandri
Movistarの元ライダーで、現在MovistarのディレクタースポーツマンのMax Sciandriは、Team Ineosが多額の予算を使うことになるだろうと考えていました。
「おそらく彼らはチームカー用にAston Martinsを買うでしょう。スペースシャトルバスやジェットパックを買んじゃないの…」
とSciandriは冗談を言った。
「彼らのスポンサーが見つかったのは本当にうれしい。このようなチームは終わらないはずだ。品質が必要なんだ。それはサイクリングが必要とするものでもあるね」
ただ、ハードルを上げすぎだねとも言っています。
Team Skyの予算はしばしば彼らのライバルチームを傷つけると指摘しました。
「彼らは高い基準を設定してしまったね。多くのチームはその予算を集めることは出来ないからね。イタリアのチームではそんな予算を使えるチームはどこにもないだろ」
プロサイクリングがスポンサーにとって魅力あるスポーツであると思われるのは良いことだと思いますが、参入するのに予算が高すぎては中々スポンサーが集まりませんからね。
毎年最多勝を上げてもスポンサーが中々見つからないDecuninck-QuickStepからしてみれば、今回のニュースは新しいスポンサー集めにプラスに働くのではないでしょうか?
チームINOEOSがサンクリング界を引っ張っていけば、それにつれて他チームにも良い影響はあると思います。
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