Vini Zabùは12か月間で2度のドーピング違反を出しており、ジロ・デ・イタリアへの出場が危ぶまれていた。
チームは4月7日にレースへの出場停止を自主的に発表。
UCIは4月19日にVini Zabùに、チームの2人のメンバーが12か月以内にドーピング防止規則に違反したため、4月7日まで遡って30日間のレース出場停止を決定した。
レース出場停止は5月6日までとなる。
ジロのワイルドカードは?
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Vini Zabùは、4月14日にジロ・デ・イタリアから撤退すると発表していた。
これにより、ワイルドカードが注目されていたが、ジロの主催者はAndroni Giocattoli-SidermecがVini Zabùの撤退によって空いたワイルドカードスポットを獲得すると発表。
これでジロ・デ・イタリアのワイルドカードは
- EOLO-Kometa
- Androni Giocattoli-Sidermec
- Bardiani-CSF-Faizanè
- Alpecin-Fenix
イタリアのプロチームが3チーム出場する。Alpecin-Fenixは自動招待。
今年は、コロナによって財政的危機に陥っている自国のチームを救うために、グランドツアーのワイルドカードが3チームに増えている。
Androni Giocattoli-SidermecのGMは、ワイルドカードに落選した時にかなり憤慨していたが、これで納得だろう。
可哀そうなのは、Vini Zabùのメンバーだ。チームから二人のドーピング違反が出てジロにも出れず、5月6日までレースにも出れないのだから、多くの出場機会を逃してしまう。
昨年のジロでも、エースのジョヴァンニ・ヴィスコンティ(Giovanni Visconti)が逃げに乗ったりして、活躍していたのだけど。残念なことだ。
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