UCIがプロロードレースにおける最大ギア比を54×11に制限しようとしたルールに対し、SRAMが異議を唱えていた問題。
ベルギーの市場裁判所(ブリュッセル控訴院)はUCIの控訴を棄却した。
これによりSRAM側の勝訴が確定し、UCIは24時間以内にこのルールが無効になったことを公表するよう命じられている。
スポーツ連盟のルール制定において、透明性と客観性が法的に求められることを示す画期的な裁定として注目を集めている。
安全対策という名目に欠陥、SRAMが求める業界とのオープンな協調プロセス
SRAM wins major legal victory against 🌈UCI over proposed gear restrictions, in a ruling that could have major implications for future equipment regulations
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— Domestique (@Domestique___) May 22, 2026
この問題は昨年、UCIがツアー・オブ・グアンシーで「最大ギア比基準」を導入しようとしたことに端を発している。
このルールが適用された場合、SRAMの最新のRedおよびForce AXSグループセットで使用されている10Tスプロケットシステムが事実上非合法化されることになる。
Team Visma | Lease a Bike、Lidl-Trek、Canyon-SRAM zondacrypto、Red Bull – BORA – hansgroheなど、SRAMがスポンサーとなっているチームが不利な状況に置かれるとSRAM側は主張していた。
2025年10月、ベルギー競争委員会(BCA)はSRAMの主張を支持し、このルールの導入を差し止めツアー・オブ・グアンシーでのギア制限は中止となっていた。
BCAは、ルールが透明性のある客観的かつ非差別的な手続きによって採択されておらず、競争を制限するものであると判断した。
UCIはこれを不服として控訴していたが、今回その訴えが全面的に退けられた形となる。
SRAMのCEOであるケン・ラウスバーグは、今回の裁定を画期的だと評価し、次のようにコメントしている。
「UCIはギア比の制限を安全対策として説明したが、科学的にはそうではないことが証明されており、ルールの採用プロセスには深い欠陥があった。
このケースは私たちの10Tスプロケットをめぐる議論から始まったが、今回の裁定はそれよりもはるかに大きな意味を持っている。スポーツにおけるルール作りの法的基準は、オープンで透明性が高く、客観的かつ非差別的であるべきだというこれまでの見解が支持されたんだ。」
また、今回のギア比制限が実際に安全性を高めるものであったかについては、ライダー側からも賛否両論があった。
結果として、UCIのギア比制限ルールは白紙撤回されることとなった。
今回の決定は、今後の自転車競技における機材ルールのあり方や、統括団体とメーカーとの関わり方に大きな影響を与えることになりそうだ。








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