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クリス・フルームもギア制限の安全議論に加わり、全盛期でもタデイ・ポガチャルには勝てないと語る

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Image by Gerd Altmann from Pixabay
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安全のためにギア制限の話しが出始めている。ワウト・ファンアールトも賛成派だ。

 

これは、下りでの落車、また、死亡事故も関係している。このギア制限の議論にクリス・フルームも参加だ。

 

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ジュニアギアはいらないけど

 
 
 
 
 
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2023年まで、ジュニアのレースではギア制限があった。規則内容は「許可される最大ギア比は、ペダル1回転あたりの走行距離が7.93m」と定められており、ジュニアライダーは51/52×14または53×15などのギア比に制限されていた。

ジュニアのトップ選手ならば、下りでも足が回り切ってしまうのでスピードは制限されていたはず。

フルームはプロにジュニアギアを提案しているのではないけれど、ある程度のギア制限は必要ではないかと言っている。

フルームは以前にも、安全対策としてタイムトライヤルをロードバイクで行えばよいと提案していた。

 

フルームは『La Gazzetta dello Sport』紙に次のように語っている。

このスポーツはどんどん速くなり、レースはよりストレスの多い、よりポジション争いの激しい、より深刻なクラッシュを目にするようになった。

ある時点で、安全面を考慮し、このスポーツにおけるテクノロジーの進歩を制限することについて議論しなければならなくなるだろう。 それは例えば、使用するギアを制限するような単純なことかもしれない。

誰もがジュニアギアで走り回るようになるとは言わないが、おそらく1、2年後には、いくつかのレースで起きているような、60チェーンリングでスプリントに臨む選手は見られなくなるだろう。

60のチェーンリングを動かすのに必要なスピードは時速80キロを超えることもある。下り坂でのスピードを抑えるために、56か54が限界かもしれない。

長年、我々は毎年、より速く、より速く走る方法を見つけ出そうとしてきた。私たちは、栄養、トレーニング、コーチングを通して、よりエアロダイナミクスを高め、よりパワーを得ようとしている。

選手たちは必ずしもリスクを冒しすぎているわけではないと思うが、平均年齢も確実に変化している。

プロでは平均年齢がかなり若くなっている。 経験の浅い選手たちがより速く、よりリスクを負って走っているのかもしれない。

 

ポガチャルの凄さ

 

フルームは、現在のタデイ・ポガチャルについても聞かれている。というのも、この5年間でさえ、このスポーツでは明らかに多くのことが変わったからだ。

 

全盛期の力で、タデイ・ポガチャルとレースをしたら、勝てるだろうか?

5年前と比べて、登りのタイムがとても速くなった。 私が1人、もしくは1人か2人で山岳を走っていたときの優勝タイムが、今では20人、30人の集団で同じようなスピードが出ているんだ。

言い換えれば、2024年ツール・ド・フランスのトップ10に入るような選手であれば、10年前のツールでも優勝できていた可能性が高い。

バイクも素材も、すべてが速くなった。 20年前、30年前、特に昨年の記録を更新するタイムが出ている。

また、ポギがクラシックレースでも活躍している様子からすると、グランツールのことだけを言っているのではない。彼は本当にユニークで、驚異的なことをしているし、私自身がこのスポーツでやると想像もできなかったことだ。

 

それはゲームチェンジャーであり、2019年に残酷な怪我を経験したフルームにとって、カムバックすることはすでに大きなミッションだった。

今シーズン限りでの引退が決まっているフルームは、グランツール候補としてブレイクした2011年に「すべてが始まった」ブエルタ・ア・エスパーニャへの出場を目指している。

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