Astana Qazaqstan Team のアレクセイ・ルチェンコは、3月26日にスペインのテネリフェ島でトレーニング中に落車。
鎖骨骨折をして手術を受けている。
この時の、オンボード映像がアレクセイ・ルチェンコのインスタグラムで公開された。カメラをつけていたのは、一緒に走っていたサムエーレ・バティステッラだ。
突風にあおられる
The stuff of (my) nightmares…
TT bike caught by a gust of wind 😖 https://t.co/TRZIKZICtC— Chris Froome (@chrisfroome) March 31, 2022
クリス・フルームは、次のようにコメント。
(私の)悪夢のようなもの… 突風に巻き込まれたTTバイク😖。
やはり、TTバイクは横からの風に弱いと言わざるを得ないということか。
アレクセイ・ルチェンコは、手を放している訳でもなく普通に下りを走っていただけ。リアホイールに何をつけていたかは映像では見えない。
かなりの突風で急にバランスを崩している。
アレクセイ・ルチェンコは、鎖骨骨折と肩の変位骨折。このスペイン合宿では、アルデンヌクラシックに出るための乗り込みをしていた。
アレクセイ・ルチェンコは、ツール・ド・フランス出場予定となっているが、こちらは問題なく出れるだろう。
しかし、鎖骨だけでなく肩も骨折しているので、当分はレース出場は見送られる。
これまでTTバイクでの大きな事故は
- クリス・フルーム TTバイクで、下りで突風で落車
- エガン・ベルナル TTバイクで、下を向いていてバスに激突
- トム・ビドコック TTバイクで、トレーニング中に車に跳ねられる
アレクセイ・ルチェンコのTTバイクでの落車は、プロライダーの事故の最新のものとなってしまった。
アレクセイ・ルチェンコ自身はインスタで以下のようにコメント
自転車競技は、転ぶこともあれば、勝つこともある。その結果、鎖骨骨折…。
また大事なレースを欠場することになり、残念です。もっと強くなって戻ってくると信じています。助けてくれた友人に感謝します @samu_batti
やはり、TTバイクの公道での練習というのは危険だということなのだろうか。今回の突風が平地だったら、また違っていたのかもしれない。
下りなので、当然スピードは出ていたことは間違いない。
今回の映像で、またタイムトライヤルバイクの路上での使用に関して論議が起きそうな感じだ。
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