Specializedが、新型グラベルレースバイクCrux 5を発表。
シクロクロスバイクとして誕生し、軽量グラベルレーサーとして人気を博してきた前作から大幅な刷新が行われ、Tarmac SL8由来の空力性能と最大55mmのタイヤクリアランスを獲得。
徹底した実戦データに基づく「Time to Finish」という指標を導入し、史上最速のグラベルレースバイクとして市場に投入される。
Specialized Crux 5
新型Crux 5の最大の特徴は、軽量性を維持しながら空力性能を大幅に向上させた点にある。
フレームにはTarmac SL8と同様の空力チューブ形状が採用されている。最高峰のS-Worksモデルに採用されるFACT 12rカーボンフレームの重量はわずか789gで、完成車重量は6.9kgからというロードバイクと全く変わらない。
Specializedは、ライダーの脚が動くマネキンを用いた風洞実験を実施し、時速45km走行時において前モデルのCrux 4よりも15.2wの空気抵抗削減に成功したとしている。
この空力性能の向上のうち50%はフレームとフォークによるもので、残りは新開発のRoval Terra Aeroホイール(30%)とTerra一体型コクピット(20%)による効果だ。
また、タイヤクリアランスは最大55mmに拡大された。
泥詰まりを防ぐための十分な隙間を確保しつつ、ドロップチェーンステーなどの特殊な構造を用いず、フロントシングル(1x)専用設計とすることで、リアセンター長を前作と同じ425mmに保っている。
これにより、太いタイヤを装着してもCruxならではの反応性の高さが維持されている。
開発においてSpecializedは、風洞実験室での数値だけでなく、「Time to Finish」という独自の物理シミュレーションを重視した。
これは、空気抵抗、重量、転がり抵抗、路面状況、環境条件、ライダーのパワーなどを総合して実際のレースのタイムを予測するもの。
アンバウンド・グラベルなどでの実戦データに基づく計算では、もしソフィア・ゴメス・ビジャファネが昨年のアンバウンドでCrux 4ではなく新型Crux 5に乗っていれば、9分58秒早くフィニッシュできたと算出されている。
ソフィア・ゴメス・ビジャファネは、3位だったけれど仮説によると2位になっていたというのだ。これは凄い数値だ。
ジオメトリーにも調整が加えられており、ヘッドアングルを0.5度寝かせて高速域での安定性を向上させている。
大きなタイヤに合わせてボトムブラケットを下げ、シートアングルを0.5度立たせることでトラクションのかかりやすい前傾姿勢を維持できるようになっている。
また、リーチを伸ばすことでより短いステムとの相乗効果を狙っている。
ラインナップは、4種類。
- S-Works Crux 5 AXS
- Crux 5 S-Level AXS FACT 10rカーボンフレームを使用
- Expert
- Comp





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