UAE-Team Emiratesの若きエースとなったタデイ・ポガチャル21歳。
2022年までの契約だったが、更に2024年まで2年間の契約延長を発表。Ljubljana Gusto Xaurumコンチネンタルチームから、2019年にUAE-Team Emiratesに移籍。
実に25歳までチームに留まることになり、エースとしてチームを率いることになる。
2019年の活躍
Big announcement : @TamauPogi signs until 2024 ✍️👏
🗣️: “I believe in the team and I want to be part of this ambitious project.The next 5 years will be fundamental for the team and for my career.”
📝Announcement & Quotes:https://t.co/egmq9HiAnv#UAETeamEmirates #RideTogether pic.twitter.com/iBkTOkY5Ip
— @UAE-TeamEmirates (@TeamUAEAbuDhabi) May 7, 2020
タデイ・ポガチャルが2019年にチームに移籍してからの活躍は素晴らしかった。
プロデビュー1年目で8勝。
ツアー・ダウンアンダーでプロデビューを飾り総合13位で滑り出し。そこから凄まじい活躍を見せ始め、ツアー・オブ・カリフォルニアでは総合優勝を決めてしまう。
そして、迎えた初めてのグランドツアーのブエルタでステージ3勝。
このブエルタ出場も、エースとなるはずだったファビオ・アルを助けるつもりでプレッシャーは全くなかったと本人は語っている。
第9ステージで優勝した時点で、タデイ・ポガチャルの表彰台を予測したけど、まさか本当に表彰台にあがるとは思ってもみなかった。
この若さでブエルタの表彰台に上がったのだから、当然今年はツール・ド・フランスに挑戦するのも納得だ。
2020年も素晴らしい滑り出し
Volta a la Comunitat Valenciana
2020年シーズンデビューのボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナでは第2ステージでアレハンドロ・バルベルデをくだし、第4ステージではワウト・プールスを破って優勝。
第4ステージのパワーデータが公開されているが、アタックをかけた地点で、2分間で474Wで7.5倍という驚異的なパワーを発揮している。
シーズン最初のステージレースで総合優勝を決めた。
第3ステージの
は過去最速のタイムで走り切った。さすがに、タデイ・ポガチャルもこの走りにはついていけない。
第5ステージは第3ステージと同じ
では、アダム・イェーツとアレクセイ・ルツェンコと同タイムながら、1位でゴールを駆け抜けた。結局UAEツアーは、第5ステージが最終ステージとなってしまう。
結局、アダム・イェーツに第3ステージでつけられたタイム差のまま推移し総合は2位で終えている。
ここから、自転車界はパンデミックに飲み込まれてしまう。まさか、ここまでなるとは誰も予測してなかっただろう。
2020年シーズンも好調なままスタートしたタデイ・ポガチャル。この世代の最高のライダーの一人であることは間違いない。
ツール・ド・フランスでは、これから長くエガン・ベルナルの好敵手となるはず。この逸材をチームが手放すはずもない。
タデイ・ポガチャルは今回の契約延長について
UAEチームエミレーツとの関係を継続できてうれしい。私はここでプロに転向し、みんなをとても心地よく感じている。
私はチームを信じており、この野心的なプロジェクトに参加したいと思っている。今後5年間は、チームにとっても私のキャリアにとっても基本的なことであり、両者にとって実りの多い年になることを期待している。
ポガチャルは、改善出来る点は全て改善したいと考えている。その一つがタイムトライヤルの改善。グランドツアー制覇にはTTのタイムが大きく関係してくる。
改善出来る課題が全て解決した時、彼の未来に何が待っているのか、それが彼自身をどこに導くのか冷静に見ている。
まずは、2024年までUAE-Team Emiratesで戦う。
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