2連続の山岳ステージをへて、第2週の最後は中級山岳。獲得標高は3,099m。
ただ、前半に山岳が集中しているので勝ちたいライダーは、スプリンターを落とすために全力を尽くすだろう。
注目はポイント賞ジャージのマッズ・ピーダスンだ。Lidl – Trekが逃げを許さないだろう。
第15ステージ ア・ベイガ/ベガデオ~モンフォルテ・デ・レモス 167.8 km

コースプロフィール photo lavuelta
スタートから登っていくパターン。純粋なスプリンターは大きなハンディだ。5.1%勾配なので、登れるスプリンターはついてこれるかも。
- 1級山岳 ガルガンタ 16.5km・5.1%
- 2級山岳 バルベイトス 11.9km・3.9%
- スプリントポイント サリア
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
INEOS Grenadiersのフィリッポ・ガンナがRed Bull-BORA-hansgroheの若手に茶々いれ。仰いでいた。多分イタリアの後輩たち。

スタート時点の4賞ジャージは
- 総合 ヨナス・ヴィンゲゴー Team Visma | Lease a Bike
- ポイント賞 マッズ・ピーダスン Lidl – Trek
- 山岳賞 ジェイ・ヴァイン UAE Team Emirates – XRG
- 新人賞 ジュリオ・ペリツァーリ Red Bull – BORA – hansgrohe
スタート

オフィシャルスタート。
1級山岳 ガルガンタ 16.5km・5.1%
ジェイ・ヴァインがトップ通過で10ポイント獲得。
47人の逃げ

47人の逃げからジェイ・ヴァインとSoudal – Quick Stepの ルイス・フェルファークが少し抜けだしている。

集団は9分24秒遅れ。先頭でもっともタイムが良いのは、Soudal – Quick Stepのウィリアム・ジュニア・ルカーフが18分57秒遅れなので問題ない。

残り103.3km。二人は1分23秒まで開いた。

残り61.1km。タイム差は2分43秒。ジェイ・ヴァインと ルイス・フェルファークは本気でステージ優勝を狙っている?

あ~、なんだ~。叢から一人が飛び出した。

なんとMovistar Teamのハビエル・ロモが転倒。これはひどい。二人転倒した。これは別記事で。

残り52.9kmで2分27秒差。ここから緩やかな登りがある。
スプリントポイント サリア

先頭がスプリントポイントを通過。

マッズ・ピーダスンは3位通過。

デモによる落車でMovistar Teamのハビエル・ロモはケガ。これはひどい。

残り31.9km。追走は1分26秒差に。

残り31.5kmでマッズ・ピーダスンら3人が抜け出しをはかる。

追走からマッズ・ピーダスン、エガン・ベルナル、マグナス・シェフィールド、サンティアゴ・ブイトラゴ、マルコ・フリゴ、エディ・ダンバー、オールイス・アウラールが抜け出した。

残り27.2kmで26秒差に。ここで捕まると勝利はなくなる。

残り24.9kmで32秒差。いまいち回らない。追いつくとマッズ・ピーダスンが勝つのはわかっているので嫌なのだ。

残り19.9kmで18秒差。下っているので厳しい。

ヨナス・ヴィンゲゴーは休憩。

残り17.2km。マッズ・ピーダスンの勝利が近ずくか。

残り9.3km。13秒差で前に見えている。

残り6.8kmでジェイ・ヴァインと ルイス・フェルファークが捕まる。

残り5km。後続とは41秒差。

こうなるとマッズ・ピーダスン一人がマークされる。誰かがアタックをかければ~。

残り2.6km。

残り2.1km。マッズ・ピーダスンが少し仕掛ける。

マッズ・ピーダスンがずっと先頭。

後ろはマグナス・シェフィールド。

ここでIsrael – Premier Techのマルコ・フリゴが早がけ。

あ~、しかし、これはマッズ・ピーダスンのリードアウトになってしまう。

あっと、カーブでマグナス・シェフィールドが落車してしまう。

マルコ・フリゴが先頭。

カーブを曲がってきた。

インにいるマルコ・フリゴをマッズ・ピーダスンがまくる。

ゴールまでマッズ・ピーダスンがもがく。

ゴールのはるか手前で後ろを確認。

優勝候補が見事に期待に応えた。

マッズ・ピーダスンがついに1勝。これでポイント賞ジャージも確実になってきた。
リザルト

優勝したLidl – Trekのマッズ・ピーダスン
今日はどうしても勝ちたかったんだ。決勝では、逃げ仲間はみな注目していた。だから勝利はもっと嬉しい。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。
逃げ集団には5人がいた。2人の選手が2つ目の登りで逃げ切った後、彼らは多くのタイムを取り戻した。彼らはこれを可能にするために懸命に働いてくれた。
それから、みんなが僕たちを見ていて、僕たちのプランを知っているときに勝つのはもっとうれしい。
決勝でも冷静さを失わず、スプリントで優勝を飾りましたね。
みんなについていくしかなかった。ハイペースを保たなければならなかった。マルコ・フリゴは残り700mか800mで行ってしまった。
彼はリードアウトのようなことをしてくれた。私はゆっくりと差を詰めた。ターンの後、まだ220m残っていたので、そこからスプリントするしかなかった。

3位 Israel – Premier Techのマルコ・フリゴ
第15ステージ リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞


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