英国のトラックサイクリスト、チャーリー・タンフィールドが、フィリッポ・ガンナの持つアワーレコードにチャレンジ。
同日、200mフライングにマシュー・リチャードソンがチャレンジ、パラサイクリストのウィル・ビャーグフェルトがC5クラスでUCIアワーレコードにチャレンジしている。
チャーリー・タンフィールドのアワーレコードチャレンジ
Gave that a good go! 😤
A valiant effort from Charlie Tanfield, who clocks 53.967km during his Men Elite UCI Hour Record, presented by Tissot attempt – but he falls just short of the world record 👏 👏@CharlieTanfield | @UCI_Track | @Shell_UKLtd pic.twitter.com/zx4rzIKvD4
— British Cycling (@BritishCycling) August 14, 2025
1周目からフィリッポ・ガンナの記録に1秒届かず。これが最速ラップであとはペースが上がらなかった。
1時間後、スイスのグレンヘンにある自転車競技場で、2022年のガンナから3キロメートル近く遅れてフィニッシュ。
最終的に、記録は53.967km。これは史上6番目の記録となる。
- 2022 フィリッポ・ガンナ 56.792km
- 2022 ダン・ビンガム 55.548km
- 2019 ヴィクトール・カンペナールツ 55.089km
- 2021 アレックス・ダウセット 54.555km
- 2015 ブラットリー・ウイギンズ 54.526km
- 2025 チャーリー・タンフィールド 53.967km
- 2015 ローハン・デニス 52.491km
- 2014 マティアス・ブランドル 51.850km
- 2005 オンドレイ・ソセンカ 49.700km
- 2000 クリス・ボードマン 49.441km
- 1972 エディ・メルクス 49.431km
- 1968 オーレ・リッター 48.653km
- 1967 フェルディナントブラック 48,.092km
- 1967 ジャック・アンクティル 47.493km
200mフライング 人類最速 マシュー・リチャードソン
この投稿をInstagramで見る
イギリスのマシュー・リチャードソンは、フライング200mで世界記録を破った。
記録は、8.941秒で人類で初めて9秒の壁を破っている。
これまでの最高記録である昨年のパリオリンピックでオランダのハリー・ラブレイセンが記録した9.088秒をわずか0.1秒強上回った。
リチャードソンの記録は平均時速80.5kmで、標高1,200mに位置するトルコのコンヤ・ベロドロームで達成された。
マシュー・リチャードソンは、もう1回自分の記録に挑戦するということで現地に残っている。
私が一番気になるのはハンドルだ。3Dプリントされたハンドルのようだけど、昔のママチャリのカマキリハンドルにも似ている(^^;
CaddyとRenishawで共同開発された3Dチタンハンドルだ。このHope HBT.Tトラックバイクは、2026年までしか使用できない。フォーク幅が広いためだ。
これはブランドにとっても、競技者にとっても大問題となる。
C5クラスでUCIアワーレコード ウィル・ビャルグフェルト
この投稿をInstagramで見る
イギリスのウィル・ビャルグフェルトは、C5クラスのUCIアワーレコードを更新。史上初めて50kmの壁を越えたパラサイクリストとなった。
ウィル・ビャルグフェルトは46歳。トルコのコンヤにあるベロドロームで51.471kmを走り切っている。
これによって彼は、イタリアのアンドレア・タルラオが2014年に記録した47.569kmという従来の記録を約4kmも更新。
C5クラスをグルーグル検索してみると、
自転車競技(ロード)におけるクラスの一つで、切断や麻痺などの四肢の障害を持つ選手が対象です。障害の程度はC1からC5まで分類され、C5は最も軽度の障害を持つクラスです。
とされている。
この投稿をInstagramで見る
2015年、ウィル・ビャルグフェルトは車に正面衝突され、右脚を粉砕骨折。
事故以前はUCIコンチネンタルチームMotorpoint – Marshalls Pastaに所属。事故後、すぐに自転車競技に復帰し、最も軽度の障害を持つ人に与えられるC5パラサイクリングクラスを取得。
2021 ツアー・オブ・ブリテンに出場した初のパラサイクリストとなり、総合86位でフニッシュ。
2023年には、オステンド(ベルギー)で開催されたUCIパラサイクリングロードワールドカップのロードレースで優勝。その後、グラスゴーとスコットランド(イギリス)で開催されたUCIサイクリング世界選手権のスペシャルティで、UCI世界チャンピオンのレインボージャージを着用。
2024 英国選手権個人タイムトライヤルでは21位。この時45歳なのだから凄い人だ。
さらにInstagramをみるとエリートのマウンテンバイク競技にトラック競技、ロードレースと出場している。


コメント