2022 ツアー・オブ・ノルウェー第5ステージ　まさか～

ノルウェーのステージレースは風景が綺麗なので有名。

ただ、第1ステージが残念ながら雨で綺麗な海岸線はみられなかった。5月だけど、ノルウェーは寒いんでしょうね。

道路脇には雪がわんさかある所が沢山あるし。今日は、一部海岸線も通るので綺麗な景色を期待したい。

 

第5ステージ     フレッケフィヨール～サンネス　181.7 km

 

最後から2番目のステージでは、厳しい登りはない。

けれど、木造の白い家とロマンチックな景色が美しい海岸沿いの町、フレッケフィヨールとサンネスの間で注意を払う必要がある。

途中2箇所の山岳ポイントがあるけど、スプリンターは戻ってこれるはず。ただ、INEOS Grenadiersが攻撃するとわからないけど。

ゴールはサンネスのローカルサーキットを2周。その中には、800mで10.4%の登りも含まれている。頂上からゴールまでは4kmと短い。

パンチャーを捕まえないとスプリントにならないかも。昨日と同じような展開となるかな。

 

1. 2級山岳　イェッシングフィヨルド　1.9km・8.3%
2. スプリントポイント　Tengs/Egersund
3. スプリントポイント　Brusand
4. 2級山岳　オルテダル　3.0km・6.9%

 

20人の逃げ

集団はQuick-Step Alpha Vinyl Teamが引く。

 

当初はレミ・カヴァニャが二人で逃げていたのだけどアップダウンのコースで先頭は20人に膨れ上がる。

 

2級山岳　イェッシングフィヨルド　1.9km・8.3%

先頭はCaja Rural – Seguros RGAのニコラウ・ジョエルがトップ通過。

 

Quick-Step Alpha Vinyl Teamの後ろにはAlpecin-Fenixが続く。

 

先頭から3人が抜け出した。

1. ジミー・ヤンセンス (Alpecin-Fenix)
2. ベン・ヒーリー (EF Education-EasyPost)
3. ニコラウ・ジョエル(Caja Rural – Seguros RGA)

 

3人は捕まってしまう。

 

今度はIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxのシモーネ・ペティッリが逃げだしたが、すぐに捕まる。

 

EF Education-EasyPostのベン・ヘーリーがまたアタック!

 

残り100km。集団後方はのんびりしている。3分48秒差。

 

ベン・ヒーリーは捕まってしまう。残り距離があるので、誰も来てくれなかった感じか。

 

集団はAlpecin-Fenixが引いている。残り66.8kmでタイム差は2分28秒。

 

47.5kmで2分8秒。まあ、しっかりとAlpecin-FenixとQuick-Step Alpha Vinyl Teamがコントロールしている感じか。

 

ここでベン・ヒーリーが3度目のアタックに出る。どれだけパワーが残っているんだか。

 

2級山岳　オルテダル　3.0km・6.9%

ベン・ヒーリーは山岳ポイントを単独で越えていく。

 

残り40.7kmでメイン集団まで2分36秒。

 

単独で逃げ続けるベン・ヒーリー。2020年のアイルランドロードチャンピオンだ。

 

メイン集団はUno-X Pro Cycling Teamも先頭交代に加わる。

 

 

残り25.7km。ついにINEOS Grenadiersも先頭交代に加わった。

 

残り20.5kmで1分14秒差。射程圏内か。

 

残り2周

ベン・ヒーリーは単独でゴールラインを通過。

 

続いて通過するのは、追走集団だ。かなり人数は減っている。

 

さらに、メイン集団はINEOS Grenadiersが先頭を固めて通過。まずは、追走集団を捕まえないといけない。

 

残り17.2kmで最後まで逃げていた追走集団をメイン集団が吸収。これで、逃げているのはベン・ヒーリーだけとなる。

 

残り13.5kmで1分23秒。これはタイトになりそうだ。

 

ベン・ヒーリーは、800mで10.4%の登りを一人でこなす。

 

残り1周

集団は58秒差でゴールラインを通過。残り8.2km。

 

残り4kmで36秒差。先頭はUno-X Pro Cycling Team、Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxも先頭交代に加わって引く。

 

ベン・ヒーリーが最後の登りに入った。

 

危険な最後の登りなので、ついにレムコ・エヴェネプールも先頭に出てきた。

 

ここでポイント賞ジャージのトビアスハラン・ヨハンネセンがアタック!

 

すぐにレムコ・エヴェネプールが後ろに張り付く。

 

それでもトビアスハラン・ヨハンネセンは攻撃を止めない。

 

あっと言う間に、ベン・ヒーリーの後ろにレムコの姿が見えてきた。

 

この登りのペースアップでIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxのアレクサンダー・クリストフが遅れる。

 

いつでもおいつける距離でレムコ・エヴェネプールが追走。

 

アレクサンダー・クリストフが下りで集団を追走。追いつかないとスプリントには参加出来ない。

 

ベン・ヒーリーを前にして、先頭は追いつかない。わざと泳がしている感じだ。

 

真後ろに迫るのは

1.  レムコ・エヴェネプール　Quick-Step Alpha Vinyl Team
2. ジェイ・ヴァイン　Alpecin-Fenix
3. ルーク・プラップ　INEOS Grenadiers
4. トビアスハラン・ヨハンネセン　Uno-X Pro Cycling Team
5. マグナス・シェフィールド　INEOS Grenadiers
6. ローレンス・ハイス　Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux

だが、一旦間をあける。この隙にベン・ヒーリーは再びリードを広げる。

 

ベン・ヒーリーはゴールまで届くか。

 

ゴール前まできた。

 

ベン・ヒーリーをレムコ・エヴェネプールが抜きにかかる。

 

レムコ・エヴェネプール先頭でスプリントだ。

 

後ろのルーク・プラップが進路を邪魔されてしまい、抗議の手を上げる。

 

   

レムコ・エヴェネプールが先頭だ!

 

   

なんと、レムコ・エヴェネプールがスプリントで勝ってしまった～!

レムコがスプリントに強いというイメージはなかったけれど、このメンバーで勝ってしまうなんて。スプリントも磨かれれば、少人数で逃げた場合にも武器になる。

これで、レムコの勝利数は29勝目。今シーズン7勝と絶好調だ。

 

 

リザルト

第5ステージ　リザルト

レムコ・エヴェネプールのコメント

プロ1年目は、この手のスプリントでいつもビリだったのを覚えている(笑)。でも最近は、このためにどんどんトレーニングして、今その成果が現れている。

今日はいい戦術ができた。ヨセフ・チェルニーは集団の先頭で素晴らしい仕事をした。今夜はお菓子を余分に食べるかもしれませんね。

最終ステージでは、集団が戻ってくるのが見えたので走り出した。スプリントのために少しセーブしていたので間に合った。前の方に人がいるなんて知らなかった。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞