INEOS Grenadiersのトム・ピドコックがイル・ロンバルディアのスタート前にスタートリストから外れた。
通常あり得ないことだ。トム・ピドコックの体調不良とかならばわかるが、本人も言うようにコンデションが悪い訳ではない。
移籍が決定したのか?
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トム・ピドコックはInstagramで以下のように投稿
波乱万丈の年末を終えて調子が上向いてきた矢先、私は明日のロンバルディアの出場を見送ることになった。
体調は万全だし、本当に楽しみにしていたんだ! オフシーズンの始まりは早いようだ。 苦しい時も応援してくれてありがとう👊。
体調が万全なのに外れる。これはあり得ない。トム・ピドコックは、パリオリンピックでMTBクロスカントリーで金メダルを獲得。
そして、アムステルゴールドレースで勝利している。ツール・ド・フランスでは途中リタイヤとなってしまったけれど、決して悪いシーズンではなかった。
とくに、直前のジロ・デッレミリアではタデイ・ポガチャルに次いで2位となっている。調子は悪くない。
通常、重要なレースに出れない場合、来シーズン走らない選手が多い。つまり移籍が決定している選手にはチームはチャンスを与えない。
現在、噂されているのはQ36.5 Pro Cycling Teamへの移籍。2024年のトム・ピドコックの年俸は270万ユーロ(4億3千万円)と言われている。
Q36.5 Pro Cycling Teamがどれほど予算を持っているのか良くわからないけれど、ジュリアン・アラフリップを300万ユーロで獲得という噂もあった。
この予算をトム・ピドコックにあてたとしたら話が合うことになる。給料はあがり、チームでは完全なるエース。これからロードバイクに専念するというトム・ピドコックにとっては悪くない話かもしれない。
ただ、本当に移籍となるとグランツールへの出場はなくなるだろう。ツール・ド・フランス制覇という夢は難しくなる。
情報では3チームが移籍で獲得したいという希望を持っているようだ。
マウンテンバイク、シクロクロス世界王者に続いて世界ロード王者という道は、どのチームにいても大丈夫だけど。
果たして、2027年まで契約のあるトム・ピドコックが移籍となるのか。何故、突然の欠場となったのか、その理由はもうすぐわかるだろう。
INEOS Grenadiersのイル・ロンバルディアのメンバー
The final Monument of the season 🍂
Tomorrow it’s time for #ILombardia 🇮🇹 pic.twitter.com/Ute8VMNR7s
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) October 11, 2024
- 101 イーサン・ヘイター
- 102 テイメン・アレンスマン
- 103 ジョナタン・カストロビエホ
- 104 ブランドン・スミス
- 105 ベン・スウィフト
- 106 コナー・スウィフト
- 107 ベン・ターナー
トム・ピドコックがいなくなりテイメン・アレンスマンが単独エースとなる。トム・ピドコックがいれば、決勝に残れる可能性もあっただろうけれども、テイメン・アレンスマン一人では厳しい。
INEOS Grenadiersの予算は膨大だが、戦略をつかさどる参謀がしっかりしなくてはチームも動かない。非常に厳しいシーズンをチームはおくることになってしまった。
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