第1ステージは、獲得標高3,821mという厳しいステージで、ロマン・バルデとフランク・ファン・デン・ブルックから5秒遅れでゴールした集団は46人のみ。
この中に世界王者マチュー・ファンデルプールは含まれていなかった。ワウト・ファンアールト、Lidl – Trekのマッズ・ピーダスンなどクラシック系のスプリンターも残っていたのに何故か。
ゴール後に原因が判明している。
トラブル
Too hard pace for Mathieu van der Poel, he was dropped. On the other hand, Wout is still up there. #TDF2024 pic.twitter.com/cWIwxHMF3U
— Mihai Simion (@faustocoppi60) June 29, 2024
レース前から、マチュー・ファンデルプールは、第1ステージは獲得標高が多く難しいとは言っていたのだけど。
第1ステージの決戦は、ゴール手前75kmから始まった。40kmの間に4つの山岳ポイントが続く。
まず、2級山岳バルボット峠で、UAE Team Emiratesは、多くのライダーを集団から葬り去った。ほとんどのスプリンターと総合では、Groupama – FDJのダヴィ・ゴデュとレニー・マルティネスも犠牲に。
さらに、山頂直前、世界チャンピオンのマチュー・ファンデルプールとLidl – Trekのマッズ・ピーダスンも遅れる。
だが、マッズ・ピーダスンはすぐにチームメイトのサポートを得て、下りで再合流し集団復帰。最後まで集団に残った。しかし、マチュー・ファンデルプールは、そのまま遅れてしまい集団復帰とはならず。
マチュー・ファンデルプールは、ゴール後に遅れた理由について話している。
これによると、マチュー・ファンデルプールは、横隔膜のトラブルで集団のペースについていけなかったと。
「特に厳しくて暑い日だったので、コースに戻るのは難しい。 ゴール時点で集団がどのくらいだったかは分からないが、普通なら間違いなく上位に入っていたはずだ。
しかし、厳しい登りのバルボット峠で自爆してしまった。レースというのはそういうものだよ。これからも改善していけたらと思う。
ステージ優勝を狙いたい。今後数日でさらに成長したいと思っているが、次のステージも私にとっては難しいことだと分かっている。
暑さもあり、集団復帰ということはできなかったようだ。残念だけど、これは仕方ない。マッズ・ピーダスンのように回りにチームメイトがいれば違っていただろうけど、これもレースだ。
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