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2024 ツール・ド・フランス第1ステージ はやくも遅れた総合ライダーは?

海外情報
Rolanas ValionisによるPixabayからの画像
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ツール・ド・フランスの開幕レースとしては、昨年のビルバオのステージより厳しかったイタリアでのステージ。

UAE Team Emiratesの引きにより集団は大きく絞られた。ニルス・ポリッツ、マルク・ソレル、ティムウェレンスが遅れ、Team Visma | Lease a Bikeが集団けん引を受けづくことに。

気温30度を越える暑さもあり、多くのライダーが脱落した。

 

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ダヴィ・ゴデュ Groupama – FDJ

 

2023ツール・ド・フランス総合9位。Groupama – FDJのエースであるダヴィ・ゴデュは、残り72kmで早くも集団から脱落した。

その後も戻ってこれるはずはなく、29分14秒遅れの136位。完全に脱落だ。Groupama – FDJは、Netflixの第3弾があれば、また出演するはずだけど、どう放送されるだろうか。

フランスのワンデーレース、ツール・ド・ジュラ サイクリングで今年の勝利を挙げており、直前のクリテリウム・デュ・ドーフィネでは総合16位。それほど体調が悪かったのか。

この遅れた原因だけど、コロナからの回復が十分ではなかった。チームは遅れることは想定していたようだ。これは第3週に期待するしかない。

 

レニー・マルティネス Groupama – FDJ

 

Groupama – FDJの影のエースだと思っていたレニー・マルティネスだけどダヴィ・ゴデュと同じく29分16秒遅れに。

20歳でキャリア6勝。今シーズンは5勝もあげていた。それも山岳では逃げて勝利がほとんど。だが、この日の暑さにはレニー・マルティネスも参ったようだ。

Groupama – FDJは、2023フランスロード王者のヴァランタン・マデュアスが逃げに入ったけれど、最終的にはTeam dsm-firmenich PostNLのフランク・ファン・デン・ブルックとロマン・バルデについていくこともできなかった。

Groupama – FDJは、ここからどう戦うのだろうか。

 

ステューブン・ウィリアムズ Israel – Premier Tech

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット

 

Israel – Premier Techのエースナンバー、ステューブン・ウィリアムズも脱落。2024年サントス・ツアー・ダウンアンダー第5ステージで首位に立ち、最終第6ステージでも勝利。総合優勝もしている。

フレッシュワロンヌでも勝利したステューブン・ウィリアムズが脱落とは。

 

これで、Israel – Premier Techのエースは、クリテリウム・デュ・ドーフィネ総合3位のデレク・ジーとなる。彼だけが、集団に残ってステージ17位でゴールしている。

 

ヤン・ヒルト Soudal – Quick Step

 

血だらけの画像は載せられないので、術後の写真を。ヤン・ヒルトは、スタート前にサインして、チームバスに戻っている時に、バリアを飛び越えてきたファンと接触。

ファンが背負っていた、リュックサックにぶつかっている。激しく地面に顔を打ち付けて、前歯が3本折れる重症。

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

 

スタート直後から最後尾当たりを走っていた。30分18秒遅れの162位。スタート前のフィレンツェは、もう制御できないほどファンでごった返していた。

ヤン・ヒルトは、直前のジロ・デ・イタリア総合8位。山岳でうまく回復してくれると良いのだけど。

 

マーク・カヴェンディシュ Astana Qazaqstan Team

 

総合ではないけれど、マーク・カヴェンディシュは最初から遅れていた。プロジェクト35のために、チームメイト4人でゴールまで付き添い。

暑さで胃腸の不調。途中吐いていたから体調が悪かったのだろう。

 

マーク・カヴェンディシュのコメント

暑さのせいだ。いいかい、自分たちが何をしているかは分かっている。簡単なことじゃない。いつも言っているように、もし今の僕のような体型なら、サイクリングを始めるな。

でも、自分たちがやっていることは分かっている。簡単だという意味じゃない。おしゃべりしながら走っているわけじゃない。

とてもハードだったよ。でも、プランがあって、それに忠実に走った。集団と一緒にもう1つ登りたかったけど、星が見えたよ。とても暑かった。でも、本当に星を見ているようだった。僕たちは大丈夫だ。

先頭集団が何をしようとしているのかを把握し、その上で自分に何ができるのか、制限時間に間に合うために何が必要なのかを考えるんだ。このツールは、レースから脱落させるためのものではない。

病気や怪我をした人がレースを続けるのを止めるためにあるんだ。もちろん、その間際になれば、いい話になる。さっきも言ったように、僕たちはすべてをコントロールしていたんだ。

 

この日の制限時間は、Timelimit 16%で49分11秒まで、マーク・カヴェンディシュのグループは39分12秒で10分の余裕があった。

Astana Qazaqstan Teamは、ミケーレ・ガッゾーリがカブと一緒に走っていたけれど、彼は熱中症でリタイヤ。足が痙攣していた。今年のツール・ド・フランスの最初のリタイヤだ。

ドワルス・ドール・フラーンデレンでの肋骨骨折からの復帰で、ツール・ド・フランス初出場で見せ場を作ることもなく去ってしまうとは非常に残念。

 

コメント

  1. ソルト より:

    カヴは最終ステージまで完走が難しいどころか、今の調子では下手をすると第4ステージのガリビエ峠で姿を消しかねない。
    となるとチャンスは第3ステージのみだが、アシストを1人失った中で、あと2日で調子を上げきれるかどうか。

    そしてカヴより厳しそうなのがヤコブセンですね…。

    • ちゃん より:

      う~ん。確かに、これではなのために引退撤回までして用意したのに意味がなくなってしまいそうです。なんとか、回復してくれると良いのですが。
      ファビオ・ヤコブセン、今年は登りでも遅れる場面が多すぎ。いまいちなんでしょうね。

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