ロードサイクリングシーズンが終わり、次はシクロクロスシーズンとなる。
そして、新シーズンには新しいルールが加わり、影響を与える可能性のあるルール変更がある。
ボトル、ジェル、その他の不要品などの廃棄物の投棄に関するルールをロード サイクリングに近づけるため、UCI はシクロクロスライダーもそれらを「特別ゾーン」に投棄する必要があると発表した。
ポイ捨て禁止
ロードレースでは、すでに廃棄ゾーンも見慣れたものになった。特定の区間だけ捨てれるので、みんなボトルやジェルの空き袋などを捨てている。
UCIの発表では次のようになっている。
「今後、ライダーは廃棄物やその他の資材をどこにでも捨てることはできなくなります。ライダーは、不要な衣類、水筒、その他のアイテムを指定された資材ステーションまたは特別廃棄物ゾーンにのみ捨てることができます。
この新しい規則は、以前から自転車ロード競技で導入されており、よりクリーンで持続可能なスポーツ環境を目指しています。初回の違反の場合、罰金は250スイスフランに上ります。繰り返し違反した場合は、失格となることもあります。」
ロードレースでは、ポイ捨ては結構厳しく見られていて良く罰金を支払っているライダーが多数いる。
ただ、シクロクロスではどうなんだろうか。女子では40分、男子で1時間なのでボトルを持たないライダーが多い。ジェルを口にするのも少数だ。
廃棄ゾーンが作られれば、そこまで持って走るでしょうから問題なくなるのでは。
2021年にはロードサイクリングでも同様のルールが導入され、その直後に「ボトルゲート」論争が起こった。
最初はAG2R Citroën Teamのミヒャエル・シェアーがロンド・ファン・フラーンデレンで一発退場。
観客に向かって投げた訳だけど、これには理由があった。
ミヒャエル・シェアーは、ソーシャルメディアに「親愛なるUCI」宛ての長文の投稿を投稿。
11歳だった1997年のツール・ド・フランスでプロ選手から水のボトルを渡され、それが自転車選手になる夢のきっかけになったと記している。
ただ、ルールは少し緩和されて手渡しとかだったらOKとなっている。マチュー・ファンデルプールもボトルをツール・ド・フランスで子供に渡している。
ボトルを観客にプレゼントする競技なんて他にはない。これ目当てに何時間もコースで待つファンもいる。
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