フランスで行われたワンデイレース、トロ・ブロ・レオンは、ストラーデビアンケとパリ~ルーベをミックスさせたようなレース。
26の未舗装路があり、途中雨も降ったために路面状況はとても酷かった。
どんな状態かというと
Se liga no reconhecimento da @trobroleon que a @RiwalCycling fez hoje. Socorro, será imperdível. pic.twitter.com/AGXUKmf71N
— País do Ciclismo (@DoCiclismo) May 15, 2021
Riwal Cycling Teamが前日に走った時の様子なのだろうけど、これで突っ込んだら間違いなくこけてしまう。
Lannilis~Lannilis 207km
実に26の未舗装路を含むコースは、207kmという長距離で行われる。アップダウンプラス、未舗装では走っているだけで集団が小さくなっていく。
レースは早い段階で逃げが発生。
大きなリードは奪えないけれども、集団は小さくなっていく。
- Ook Alexys Brunel (Groupama-FDJ)
- Maxime Cam (B&B Hotels)
- Eduard-Michael Grosu (Delko)
- Mikel Aristi (Euskaltel-Euskadi)
- Pier-André Coté (Rally)
- Syves Waersted (Uno-X Pro Cycling Team)
- Dylan Kowalski (Xelliss-Roubaix Lille Métropole)
途中から雨で路面状態は良くない。
Essa @trobroleon é uma loucura. Ao vivo aqui: https://t.co/0jqHebAbSS pic.twitter.com/CO3gogz9By
— País do Ciclismo (@DoCiclismo) May 16, 2021
砂ぼこりも、嫌だろうけど雨はもっと嫌でしょうね。
離脱グループは、メンバーを変えながら最終的に4人のグループとなる。
4人は、集団に30秒程度の差をつけて逃げ続ける。
- ビート・アレハールト (Cofidis)
- オリヴィエ・ルガック (Groupama-FDJ)
- コナー・スウィフト (Arkéa-Samsic)
- バティスト・ブランカール (Intermarché-Wanty-Gobert)
最後まで、逃げ切った4人はスプリントに突入。やや登り勾配のゴールで、最初にスプリントを開始したのは、2018英国チャンピオンのコナー・スウィフト (Arkéa-Samsic)。
勝ったと思った、コナー・スウィフトは手を上げるのだけど、少し早過ぎた。
ビート・アレハールト (Cofidis)と、バティスト・ブランカール (Intermarché-Wanty-Gobert)に差し込まれてしまう。
これにより、結果は写真判定を待つことに。
写真判定の結果は
The moment you realise you’ve won one of the coolest races on the calendar pic.twitter.com/iAOUdptIYJ
— CORSO (@CORSOsports) May 16, 2021
僅かな差で、コナー・スウィフトの勝利だ!
2020ツール・ド・フランスではナイロ・キンタナのアシストとして献身的に働いた。アシストとして働いているが、少人数の逃げからの勝利は得意なパターンだ。
コナー・スウィフトはチームの公式サイトで
それはクレイジーだ。とても幸せです。チームで2年間過ごした後、これはArkéa-Samsicでの最初の勝利だ。
少し早めに手を上げたので、ラインを越えて勝てなかったと思っていた。「コナー・スウィフトの勝者」と聞いたときはすごかったです。それは純粋な感情です!
ラインの後のその瞬間は素晴らしかった。その瞬間を決して忘れません。最高の気分です。チームメイト、チーム、みんな幸せすぎます…だから自転車に乗るのです。
コナー・スウィフトは、2020英国王者ベン・スウィフト(INEOS Grenadiers)のいとこにあたる。
3回目のトロ・ブロ・レオンだったが、2017年に初めて出場して家に帰ってからベン・スウィフトにこのレースで勝ちたいと誓っていたそうだ。
コナー・スウィフト
コンチネンタルチームであるMadison-Genesisに2017年に加入。
2018年にはイギリスのロードレースチャンピオンとなった。歴代のイギリスチャンピオンには錚々たる名前がならんでおり、2010年にはゲラント・トーマスの名前もあるほどレベルが高い。
2018年のレースでの3位はチーム・スカイのオウェイン・ドゥールだ。
コナー・スウィフトは、ディメンション・データとスタジエール契約(研修生)を結んでいる。
2019年5月10日からTeam Arkea Samsicに移籍。
実は、コナー・スウィフトには注目していて、ずっと追っているライダーだ。プロとなって初めての勝利はファンとしても嬉しい。
これからも、たまに勝ってほしいライダーの一人だ。
リザルト
Rnk | Rider | Team | UCI | Pnt | Time |
---|---|---|---|---|---|
1 | SWIFT Connor | Team Arkéa Samsic | 200 | 125 | 5:18:38 |
2 | ALLEGAERT Piet | Cofidis, Solutions Crédits | 150 | 85 | ,, |
3 | PLANCKAERT Baptiste | Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 125 | 60 | ,, |
4 | LE GAC Olivier | Groupama – FDJ | 100 | 50 | ,, |
5 | TILLER Rasmus | Uno-X Pro Cycling Team | 85 | 45 | ,, |
6 | DEGENKOLB John | Lotto Soudal | 70 | 40 | 0:26 |
7 | NAESEN Oliver | AG2R Citroën Team | 60 | 35 | ,, |
8 | WELTEN Bram | Team Arkéa Samsic | 50 | 30 | ,, |
9 | LAPORTE Christophe | Cofidis, Solutions Crédits | 40 | 26 | ,, |
10 | GENIETS Kevin | Groupama – FDJ | 35 | 22 | ,, |
コメント