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2024 パリオリンピックMTB男子エリートでトム・ピドコックが逆転できた二つの瞬間

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Suresh Babu GuddantiによるPixabayからの画像
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パリオリンピックの女子MTBでは、 INEOS Grenadiersのポリーヌ・フェランプレヴォが独走勝利。

事前にチームメイトのトム・ピドコックからアドバイスを受けており、普段通りにレースをすれば良いと言われており、そのまま実行。見事に4度目の五輪で金メダルとなっている。

期待されたオランダのパック・ピーテルスはパンクで追いつかず。しかし、男子でもまさか同じことが起こるとは~。トム・ピドコックがパンクという事態が起こってしまった。

再スタートした時には、45秒もの差がついていた。

 

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2回の逆転シーン

 

トム・ピドコックは粘りの走りで、残り2周で先頭のヴィクター・コレツキーに追い付いた。

まさに驚異的な走りだ。だが、ここでトム・ピドコックはヴィクター・コレツキーを中々振り切れない。

しまいには、ヴィクター・コレツキーに逆襲のアタックを何度も仕掛けられてしまう。勝負を分けたのが、次のシーンだ。

 

 

ヴィクター・コレツキーは、木にぶつかってしまった。ここはコレツキーも不注意だったと言っており、彼はこれで金メダルを逃したと言っている。

 

二度目の逆転シーンは以下の場面。

 

スプリントでは勝てないと思ったのか、トム・ピドコックは下りで抜くという逆襲にでた。

ややカーブしており、二人共狭いコースに重なってしまい、ヴィクター・コレツキーは前輪がトム・ピドコックとぶつかり、シューズが緩んでしまった。

トム・ピドコックは、モータースポーツのNASCARにちなんで、「ラビング(こすりあい)もレースだ。」といっている。

シクロクロスでは、よく肩がぶつかり合うシーンがあるけれど、マウンテンバイクでも普通にあるのかはわからない。

フランスの観客はブーイング。審査員も審議したけれど、トム・ピドコックの走りは正当化された。

ただ、45秒もの差を追いついた時点で、すでに勝負はあったと言ってもよいだろう。歴史に残る逆転劇だったといわざるを得ない。

これで、 INEOS Grenadiersは女子、男子ともに金メダルを獲得。パリオリンピックを目指した、長いプロジェクトは完璧な形で終えることになった。

 

 

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