チームとの亀裂が報じられて、Team DSMから契約破棄して離脱すると噂されていたティシュ・ベノート。
ティシュ・ベノートは、Team DSMとの2022年までの契約を破棄して、Team Jumbo-Vismaに移籍する。
2年契約
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— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) December 7, 2021
ティシュ・ベノートと言えば、やはり有名なのは2018年のストラーデビアンケでの勝利。
それ以来、2019デンマークツアー、2020パリ~ニースでもステージ優勝を上げている。Team Jumbo-Vismaと言えば、ワウト・ファンアールトを筆頭にクラシックにも力を入れている。
ティシュ・ベノートの加入で、クラシック班の強化、またグランドツアーでも重要な場面でエースをアシストすることになるだろう。
2020年パリ~ニースでも、マキシミリアン・シャフマンと最後まで総合優勝を争ったのは記憶に新しい。1週間程度のステージレースではエースを任されることもあるはずだ。
Team Jumbo-Vismaにとっては、大きな補強となる。
Team DSMは主要選手が去る
昨年の夏には、ベノートとチームの経営陣の間にすでに問題があり、指導方法について論争があったようだ。
チームを去るメンバーでは、様々な憶測がされている。チームを去るイラン・ファンアイルダーは、装備の選択やバイクの位置変更についてチームも揉めた。
さらにレース前に宿題を完了する必要性があり、厳格な規律について不満を言うライダーもいる。
ティシュ・ベノートの場合、何が問題だったのかは、いずれ本人が話す時がくるだろう。
これまで契約破棄してチームを去ったライダーは
- マンセル・キッテル(2015)
- ワレン・バルギル(2018)
- エドワード・トゥーンス(2018)
- トム・デュムラン(2019)
- マイケル・マシューズ(2020)
- マルク・ヒルシ(2021)
2022年に移籍するライダーは
- ジェイ・ヒンドレー(BORA-hansgrohe)
- マイケル・ストーラー(Groupama-FDJ)
- ヤッシャ・ズッタリン(Bahrain Victorious)
- マックス・カンター(Movistar Team)
- フェリックス・ガル(AG2R Citroën Team)
- イラン・ファンワイルダー(Deceuninck-Quick-Step)
上記に、ティシュ・ベノートも加わった。ニコラス・ロッシュは引退。彼の場合には、契約延長の話もなかったと。
マイケル・ストーラーやジェイ・ヒンドレーなど、これからチームを背負っていくライダーが去って行くのだから、チームの弱体化は避けられない。
ジョン・デゲンコルプは戻ってくるが、彼だけでは移籍の補充とはならない。
チームランキングは2020年の5位から、2021年は21位まで落ちてしまった。
来シーズン、ランキングが上がることは難しいだろう。そうなるとスポンサーも離れる可能性も出てくるのでは。少し、チームの運営方針などについて考える必要があるのではないかな。
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