天候がよければ、美しい景色の見られるステージレース、ツアー・オブ・ノルウェーの来年の開催が中止となってしまった。
主催者であるIntersponsとノルウェー自転車連盟の合意、そしてUCI（国際自転車競技連合）の承認による苦渋の決断となっている。
2020年にもレース開催危機があっただけど、その時には無事に開催されていた。
中止の理由とは?
We are deeply disappointed to share that Tour of Norway will not be held in 2026.
Read the official statement above, or on https://t.co/ZTfWqHK7Eg
Thank you to all volunteers, teams, partners, fans and the cycling community for your unwavering support 🩵 pic.twitter.com/1dO0Upb4KZ
— Tour of Norway (@tourofnorway) December 8, 2025
今回の決定は、決して簡単なものではなかった。過去数年間、主催者は大会を継続させるために多大な努力を続けてきた。
だが、以下の理由により、2026年の開催は不可能という結論に至っている。
- 大会を安定的に開催するためのスポンサー契約が確保不足
- インフレと物価上昇により、開催費用の増大により、大会運営が困難に
- 現在の経済状況下では、NCFからの十分な支援を得ることができない
- ノルウェー政府からの支援が得られなかった
フィヨルド・サイクリングは、100%ボランティアの自転車クラブが所有しており、レースを主催するのに十分な資本や能力を持っていない。
ノルウェー政府からの補助金（約85万ユーロ・約1憶3千万円）は、ツアー・オブ・ノルウェーの運営予算の約50%を占めていた。これがなくなってはレースは主催出来ない。
2027年の復活に向けて主催者はあきらめていないのだど、政府が援助してくれないと難しい。コロンビアツアーも資金不足で開催出来ない。
小さなステージレースはスポンサーがないとやっていけないのだ。
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