近年レースが開催できなくなるケースが増えている。コロンビアのレースもなくなったし米国のカリフォルニアツアーもなくなった。
レース開催にかかる費用が捻出できない場合が多くなっている。では、実際にレース開催にはどれくらいの費用が必要なのだろうか?
レース開催の費用
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今回レース費用で例として取り上げられたのは、フランス北西部のマイエンヌの4日間のツアー。ブックル・ドゥ・ラ・マイエンヌ。
4ステージで争われるステージレースで、2017年、2018年にはマチュー・ファンデルプールが総合優勝している。1クラスではなくPROレース。
- テレビ録画に20万ユーロ(約3,200万円)
- フランス自転車連盟 FCCに10万ユーロ(約800万円)
- UCIに10万ユーロ(約800万円)
- ホテル宿泊費 13万ユーロ(約2,000万円)
- サイクリングチームの参加費 6万ユーロ(約1,000万円)
- 警察派遣費 3万ユーロ(約500万円)
全ての費用の合計で100万ユーロ(約1憶6千万円)にもなる。
このうち300社のスポンサーから70万ユーロ(約1憶1千万円)の支援を期待し、テレビ放送は地方自治体が費用を負担することになっている。
この全体の100万ユーロのレース開催費用は、2014年の31万ユーロ(約5千万円)の3倍以上に跳ね上がっている。しかし、これほどレース開催に費用がかかっているとは知らなかった。
スタート・ゴールのゲート、表彰式の会場作り、各賞ジャージや商品、ボランティアの手配などレース開催には莫大な時間と労力がかかっている。
物価高の影響、経済不況などに陥るとスポンサーも費用を出せなくなる。レース開催も難しくなる地方も多くなりそうだ。
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