2023 ブエルタ・ア・カスティーリャ・イ・レオン第2ステージ　まさかの結末に～

第1ステージでは、フェリックス・エンゲルハルトが、チームメイトのマイケル・マシューズに変わって、勝利を得ることに成功。

Team Jayco AlUlaは、2022年のサイモン・イェーツに続いて、最終ステージで総合優勝を目指すことになる。

 

第2ステージ     コカ～セゴビア　186.2km

 

第1ステージと似たようなコースレイアウト。ただ、難易度は上がっており1級山岳を2回越えないといけない。

最後の1級山岳頂上からゴールまでは42km。遅れた場合にも帰ってこれれば、少人数でのスプリントで決着となりそうだ。

 

1. スプリントポイント　コカ
2. スプリントポイント　La Granja de San Ikderonso
3. 1級山岳  Puerto de Navacerrada 8.4km・6.7%
4. 1級山岳　Puerto de Navafiria  11.3km・5.7%

 

スタート前

リーダージャージがハデハデ。Team Jayco AlUlaのフェリックス・エンゲルハルトが真ん中に。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

スプリントポイント　コカ

スプリントポイントトップ通過は、UAE Team Emiratesのルイ・オリヴィラ。

 

二人の逃げ

山岳賞ジャージのイェツセ・ボルが逃げに出ている。

1. イェツセ・ボル　Burgos-BH
2. サンチェス・エウヘニオ　Equipo Kern Pharma

 

スプリントポイント　La Granja de San Ikderonso

二人はスプリントポイントを通過。

 

Lotto-Dstnyのハーリー・スウィニーが集団から抜け出して3位通過。

1. イェツセ・ボル　Burgos-BH　3ポイント
2. サンチェス・エウヘニオ　Equipo Kern Pharma　2ポイント
3. ハーリー・スウィニー　Lotto-Dstny　1ポイント

 

1級山岳  Puerto de Navacerrada 8.4km・6.7%

イェツセ・ボルが単独で通過。

 

続いて、Q36.5 Pro Cycling Teamのフィリッポ・コンカが2位通過。

 

Equipo Kern Pharmaの二人が3位グループで通過する。

 

続いて、集団が山岳ポイントを通過する。先頭はEF Education-EasyPostのディエゴ・アンドレス・カマーゴ。

 

残り59.9km。EF Education-EasyPostが先頭を固めて引いている。すでに逃げは捕まっている。

 

残り53.6km。EF Education-EasyPostが引く展開に変わりはない。

 

逃げていたイェツセ・ボルは、すでに集団からも脱落している。山岳賞は、22ポイントを獲得しており決定済み。

 

1級山岳　Puerto de Navafiria  11.3km・5.7%

最後の1級山岳に上がっている。雨が降り始めた。

 

残り47.8km。EF Education-EasyPostが一人ずつ全開で引いていく。

 

一段とペースが上がったところで、アタックだ!

 

カメラが遠すぎて誰だかわからない。

 

これは、ジェフェルソン・セペダオルティスだ。

 

後続は、誰も反応することが出来ない。

 

残り46kmもある。総合では18秒差なので、十分に逆転可能だ。

 

まだ、後方に集団がチラチラ見えている。タイム差はわからない。

 

ジェフェルソン・セペダオルティスは、残り44.3km。

 

かなり後方を引き離した。

 

先頭のまま1級山岳を通過。

 

 

続いて集団も通過。タイム差は50秒。先頭は、Team Jayco AlUlaのウェライ・ハゴス・ベルヘ。エチオピア出身だ。

 

残り29.6km。タイム差48秒で逃げている。

 

集団はAstana Qazaqstan Team が引いている。

 

Astana Qazaqstan Teamのイタリアチャンピオン、シモーネ・ヴィラスコがアタック!

 

残り28km。タイム差は38秒と変わらない。

 

リーダーのフェリックス・エンゲルハルトも先頭交代に入る。

 

残り21.2km。タイム差は24秒と縮まる。

 

残り16.4km。ジェフェルソン・セペダオルティスは捕まってしまう。

 

EF Education-EasyPostは、カウンターで仕掛けていく。

 

残り14.7km。集団からは飛びしが始まる。

 

逃げのチェックに入るのは、Team Jayco AlUlaのウェライ・ハゴス・ベルヘだ。

 

残り10kmを切って、集団から二人が抜け出す。

 

二人でゴールを目指す。

1. エドゥアルド・セペルベダ　Lotto-Dstny
2. パブロ・カスティーリョ　Equipo Kern Pharma

 

 

残り7.2kmで20秒差に。これは～。

 

残り5.3kmで22秒ある。Team Jayco AlUlaは引かないとリーダージャージを奪われてしまうのだけど。

 

残り2.4kmで29秒差に。これはステージ優勝に総合逆転もある。集団は完全にお見合い状態。

 

二人はゴール前に帰ってきた。どちらかが優勝だ。残り150m。

 

Lotto-Dstnyのエドゥアルド・セペルベダが前に出た。

 

エドゥアルド・セペルベダが勝利だ～!

エドゥアルド・セペルベダは、今シーズンDrone Hopper – Androni GiocattoliからLotto-Dstnyに移籍している。救ってくれた、チームに恩返しの勝利をプレゼントすることができた。

さらに、エドゥアルド・セペルベダは総合優勝も引きよせてダブルの勝利となった。

 

集団先頭はフェリックス・エンゲルハルト。しかし、上の電光掲示板では25秒差となっている。逆転でエドゥアルド・セペルベダに総合を奪われてしまった。

何故、Team Jayco AlUlaは二人いたのに全開で引かなかったのだろうか。まあ、引けていればこんなことにはなってない。

 

リザルト

エドゥアルド・セペルベダのコメント

ステージ優勝と総合優勝なんて、信じられないくらいだよ。本当にハードなレースで、ラスト30kmではたくさんのアタックがあった。幸運だったのは、カスティーリョといい逃げができたことかな。

 

第2ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

チーム賞