ツアー・オブ・ブリテン第6ステージの個人タイムトライヤルでマチュー・ファンデルプールはマッテオ・トレンティンからリーダージャージを奪い返した。
マチュー・ファンデルプールは、自分自身のタイムに驚いている。
個人タイムトライヤルなんて練習もしてないし、数年ぶりに走ったのだから。
ツアー・オブ・ブリテンは残り2ステージ。
タイムトライヤル能力の向上
マチュー・ファンデルプールのタイムはトップから12秒遅れ。マッテオ・トレンティンよりも9秒速いタイムだった。
コースは平坦コースで、ファンデルプールは平均時速51.276km/hで駆け抜けている。
マチューが個人タイムトライヤルに出場したのは、2014年のBaloise Belgium Tour (2.HC)までさかのぼらないといけない。
今回も、個人タイムトライヤルの練習をしていた訳ではないのに、これだけ走れたことにマチュー・ファンデルプール自身が驚いている。
世界有数のタイムトライヤリストは含まれていなかったが、
- イギリスTTチャンピオン アレックス・ドーセット(Team Katusha Alpecin)7位
- オランダTTチャンピォン ヨス・ハァンエムデン(Team Jumbo-Visma )8位
各国のTTチャンピオンよりも速かったのだ。
本格的に取り組めば、タイムトライヤルでも格段の能力向上することは間違いないはずだ。
同じシクロクロス出身のワウト・ファンアールトが能力を発揮するようになったのも、タイムトライヤルの改善に努めたからだ。
経験不足でも、これだけのタイムを出すのだから今後の伸びしろは十分にある。
ツアー・オブ・ブリテンの総合優勝に向けて
マチュー・ファンデルプールは、今月後半の世界選手権のトレーニングの一環としてツアー・オブ・ブリテンに出場している。
イギリスのレースの最後の2日間で、リーダージャージを守るために、攻撃する可能性があることをインタビューで語っている。
「実際にステージを見たことはないが、明日は上り坂のフニッシュだと言われているので、それは私に合っているはずだ。
最後まで残れるようにベストを尽くすつもりだ。レースをコントロールするチームメイトもおり、明日は自身がある。
足の調子にもよるが、気分が良ければ常に動いていくつもりだ」
ツアー・オブ・ブリテン第7ステージ
ツアー・オブ・ブリテン第7ステージは、小刻みなアップダウンを繰り返すコース。
獲得標高は1339m。ゴールはかなり登っていて、第6ステージのフニッシュとおなじような感じだ。
十数番手にいても、マチュー・ファンデルプールならば後ろからごぼう抜き出来る脚力があるので、集団に残ってさえいれば勝てる可能性は高い。
道路が狭いため、なるべく前に位置しておくことが重要になる。
コメント
ヨスファンエムデンはミッチェルトンではなく、ユンボビズマです。
ご指摘ありがとうございます!
EDMONDSON Alexと間違えてました~。
修正しておきました。