ブエルタ17ステージは、ライブ放送が始まった時にはすでに逃げ集団が出来ていた。
ここまでは、いつもと一緒だけど残り距離が違っていた。200キロをこえるレースだからゴールは12時は軽く過ぎるよね~と思ってましたけど。
私が見始めた時には、すでに40キロを切ってました。
猛烈なスピードで走る集団はモトバイクのスピードメーターでは70km!
とにかく速かった。
フィリップ・ジルベールがトップでゴールしたが彼にRuban Jaune賞が贈られた。
Ruban Jaune賞 黄色いリボン
Relive the final kilometer of yesterday’s savage #LaVuelta19 stage, which will go down in history as one of the finest masterpieces ever produced by Deceuninck – Quick-Step.
Video: @VelonCC pic.twitter.com/6AGwTIycKL— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) September 12, 2019
フィリップ・ジルベール(Deceuninck-Quick-Step)が、ゴール前でサム・ベネットをまくって、219.6kmを4時間20分15秒で走破。
驚異的な平均速度50.63km/hで勝利。
その平均速度は、200km以上のプロレースで公式に記録された史上最速であり、Ruban Jaune賞を獲得した。
Ruban Jaune賞とは
1936年ツール・ド・フランスの主催者であるアンリデス・グランジュが最高平均速度で走った選手に贈る賞として作成した。距離は200km以上が条件となる。
英語名ではイエローリボンと呼ばれる。
名前は、大西洋で最速の旅客船に授与されるブルー・リバンドとの比較からきたと考えられている。
これまでの最速記録はマッテオ・トレンティン(当時Etixx-Quick Step)。
2015年にパリ~トゥールで4時間39分12秒、平均速度49.64km/hで231kmを駆け抜けた。
Records are made to be beaten! Bit sad to say goodbye to the Ruban Jaune but congrats to @PhilippeGilbert for yesterday incredible ride! pic.twitter.com/1Ojz4R2z6t
— Matteo Trentin (@MATTEOTRENTIN) September 12, 2019
マッテオ・トレンティンは、記録は破られるためにある。とツイートしてますね。
フィリップ・ジルベールもバイクにトレンティンのようなデザインをいれるんでしょうかねえ~。
これまでのRuban Jaune賞
What better way to celebrate my selection for the Worlds in Yorkshire than helping our young talent @JamesKnoxx to an 11th spot in the @lavuelta GC! 💪👨👦 #lavuelta19 #season17 📸 @GettySport pic.twitter.com/hrYNHDLgDN
— PHILIPPE GILBERT (@PhilippeGilbert) September 9, 2019
Ruban Jaune賞は、1936年以来13回記録が更新されてきた。
パリ~トゥールが一番更新回数が多く、パリ~トゥール以外のレースで授与されるのは今回が4回目。
この記録の舞台となった他のレースには、1948年と1964年にパリ~ルーベが2回。
1975年のパリ~ブリュッセルが含まれるが、どれもワンデイレース。
ステージレースでRuban Jaune賞が授与されたのは、初めてのことになる。
今回のブエルタでは、横風分断から追い風に変わって40人から20人まで人数を減らしながら、タイムトライヤルをしたようなもの。
逃げ切るという意思統一が出来ていたのと、クイックステップが7人いた為に統率もとれてましたね。しかもナイロ・キンタナも入っていたから全くペースが落ちなかった。
様々な条件が上手く重なったのも記録が出来た要因ですね。
今後、この記録が抜かれることがあるんでしょうか?
不滅の大記録になりそうです!
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