Jumbo-Vismaに移籍してエースとしてストラーデビアンケに望んだティシュ・ベノート。
2018年の優勝者はこのレースでも、優勝候補の一人だった。
だが、残念ながらティシュ・ベノートは、ラスト100kmでの大落車に巻き込まれてしまう。先頭付近を走っており、通常ならば安全な場所のはずだったのだけど。
これにより、ティシュ・ベノートは予定されていた次のレースがキャンセルとなってしまった。
次の目標に
落車後、しばらく道路脇に座っていたティシュ・ベノートは、力なく立ち上がった。
左膝からはかなりの出血がある。
今年もストラーデビアンケは戦場だった。今年は、思わぬ横風の突風が集団を襲う。通常でもハンドルを取られるけど、グリップの少ないグラベル区間では更にその影響は大きかった。
酸っぱいです。今日、リーダーとしてスタートする機会を得た。その点では、チームにとても感謝している。
でも、1カ月も山の上で走っていて、結果が出ないなんてことはないでしょう。
レースではうまくいっていると感じていたのだが…。グラベルストリップではなんとか前に出ることができた。
転倒の瞬間、私は集団の先頭を走っていた。これ以上安全なものはないだろう。
残念ながら、前の2人のライダーが転倒したのを避けることができなかった。突風でみんな地面に激突したんだ。
調子は良かったので、今日はそれを活かしたいところだった。今は早期回復を目指している。
今、腰が痛いので、今夜はなかなか寝付けないでしょう。左膝も完全に開いていて、縫うことができない。
一方、Jumbo-Vismaは、ティシュ・ベノートがティレーノ〜アドリアティコ に参加しないことを発表した。
ティレーノ〜アドリアティコ では、ヨナス・ヴィンゲゴーに次ぐセカンドエースの立場でレースに出場する予定だったのに残念。だが、これはケガをしていては仕方ない。
ティシュ・ベノート自身もすぐに前を向いている。
今は回復の具合を見る日々なので、早くこの春の新しい目標を立てたいと思っている。
これからは、次のワンデーレースを目標にトレーニングしていく。小さなステージのスケジュールを組んでみようかな。
ティシュ・ベノートのレーススケジュール
63km of white roads
❤️ 184km of cycling joyIt’s time for… ! pic.twitter.com/AKx0rnDB2l
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) March 5, 2022
ティシュ・ベノートの次のレースは3月25日のE3 サクソバンククラシックとなる。これならば十分に間に合うだろう。
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3月25日 E3 Saxo Bank Classic
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3月27日 ヘント〜ウェヴェルヘム
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3月30日 ドワルス・ドール・フラーンデレン
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4月3日 ロンド・ファン・フラーンデレン
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4月10日 アムステルゴールドレース
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4月20日 フレッシュ・ワロンヌ
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4月24日 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ
グランドツアーの予定が入っていないが、ブエルタあたりで入ってくるのではないかな。
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