モーターバイクブランドのドゥカティからE-RoadバイクDucati Futatが登場。
FUTA(フータ)。この名前は、フィレンツェとボローニャを結ぶアペニン山脈を横断する道路で、ドゥカティの全製品のテストが行われるFuta峠にちなんで付けられている。
このFutaは、長距離を走り、最も困難なコースを走行することができる高性能E-Roadバイクだ。
モーターバイクのブランドがe-bikeを作るとどんなバイクとなるのだろう?
Ducati Futat
イタリアの大手二輪車メーカー、ドゥカティは、同社初のeロードバイク、Ducati Futatを作り出した。
モーターサイクルのスーパーバイクで知られるドゥカティは、すでにe-bike市場でも実験を行っており、e-bikeのスペシャリストThokと共同でe-mountain bikeシリーズを発表している。
このパートナーシップは、カーボンファイバー製の「高性能」e-ロードバイクにも広がった。
このバイクは、リアハブベースのFSA System HM 1.0モーターシステムを採用し、重量は12.2kg、FSA K-Force WEグループセットを搭載している。
モーターシステムは、250Wのアシスト力と42Nmのトルクを発揮し、バッテリーは自転車のダウンチューブに内蔵されている。
このモーターシステムは、ハンドルバー上のガーミン社製ヘッドユニットで制御される5段階のアシストを提供。また、FSAコンパニオンアプリからモニターすることも可能だ。
他のユニットと異なり、使用しないときはモーターが完全に外れるわけではない。
ドゥカティは「時速25kmを超えるとほとんど抵抗を感じない」と主張している。総重量12.2kgのうち、モーター部分は3.98kgを占めている。
また、ドゥカティが「スポーツ・エンデュランス・ジオメトリー」と呼ぶカーボンファイバー製モノコックフレームの採用により、軽量化も実現している。
シートステーを落として快適性を高め、ダウンチューブ、ヘッドチューブ、フォークの形状を工夫して、よりエアロダイナミックな形状を実現。
通常仕様では、FSA K-Force WEワイヤレス・グループセットを装備。
グラベル専用のVision AGX30カーボンホイールと35mmのPirelli Cinturato Veloタイヤで仕上げられ、このバイクをオフロードに持ち出す可能性を広げている。
Futa Limited Edition
通常のFutaに加え、Futa Limited Editionもある。
カンパニョーロ・スーパーレコードEPSグループセットとカーボンビジョン製フィニッシングキットを装備し、わずか50台が製造される。
トップチューブにはDucatiのネームが。
さらに、この限定モデルには、250WhレンジエクステンダーとガーミンEdge Explorer GPSサイクルコンピュータが装備されている。
- フレーム :ドゥカティ-E-roadCarbon UD Tecnologyフレーム
- エンジン : FSA-ハブモーター(250ワット、30.9 lb-ft)
- コンポ : Campagnolo スーパーレコード
- リモコン : ガーミンを搭載
- バッテリー : FSA – 250Wh統合+ 250Whレンジエクステンダー
- ブレーキ : Campagnolo – 160mmローターを備えたSuperRecord idraulic disk
どちらのモデルも、ドゥカティの代名詞ともいえるレッドとブラックのカラーリングで、近日中に発売される予定だが、価格はまだ発表されていない。
カンパスーパーレコード搭載となると、相当な値段となりそうですね。
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