Lidl-Trekの新星、ティボー・ネイスは2024年までの契約があったが、2026年までの契約に結びなおした。
シクロクロスで所属するBaloise Trek Lionsは、2024年までの契約となっている。
シクロクスの帝王、スヴェン・ネイスの息子として、2022年8月からtrainee(研修生)として、ロードレースの世界にも参戦したが、今シーズンはついにプロ2勝をあげた。
そして、シクロクロスでもUCI2023-2024ワールドカップ第1戦ワーテルローでエリート初勝利。
だが、その後ティボー・ネイスが、ワールドカップをスキップすると、UCI会長のデビッド・ラパルティエントが、ワールドカップに出ない選手は世界選手権に出さないと脅しをかけられている。
ティボー・ネイス自身は、それならば出ないよ~んと言っている。ワールドカップは各国でレースがあり、次のアイルランドのダブリンでは物流の問題があり、運搬費用は凄いことになる。
コンデションと費用の面で全てのワールドカップ出場というのは難しいということだろう。国内のレースならばトラックとサポートカーの移動で良いけど海外遠征は大変だ。
2026年までの3年契約
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— Lidl-Trek (@LidlTrek) November 21, 2023
ティボー・ネイスは、幼いころからシクロクロスをしている。まあ、父親がスヴェン・ネイスなので当然ですね。
ユースでは、シクロクロスで、ベルギー選手権を3度制覇。ヨーロッパ選手権、2020世界選手権ジュニア王者、2022世界選手権U23も獲得した。あとはエリートでの世界選手権制覇が最終目標となる。
父親は、シクロクロスとマウンテンバイクでは、驚異的な走りと記録を残したが、ロードでは良い成績は上げていない。
ティボー・ネイスはロードの才能は素晴らしいものがあり、2021ベルギー選手権U23で2位となり、2021欧州選手権U23ではフアン・アユソーを破って優勝している。
さらに2023年シーズンは、ロードでの才能も開花。2023ツアー・オブ・ノルウェー第5ステージでプロ初勝利をあげた。登りゴールの厳しいレイアウトをものともしなかった。
そして、2023 グロサー・プライス・デス・カントン・アールガウでプロ2勝目。これも、登りスプリントでフィリッポ・バロンチーニのリードアウトから勝利を得ている。
ティボー・ネイスの凄い所は、登りでも力を発揮するところ。ただ、今シーズンはコンデションの浮き沈みが多かったのも事実。
ここが改善されていけば、平地系のステージレースならば、総合優勝も狙える力がある。楽しみな選手の一人だ。
ティボー・ネイスのコメント
ロードのキャリアですでに2勝を挙げるとは思っていなかった。とても楽しかったし、一生忘れられない。自分自身について、レースについて、トレーニングについて、回復について、最も学んだ年だと思う。
ビッグネームと一緒にレースができたことは、本当により多くの経験を積むのに役立ったし、それは次の年にも役立つだろう。
浮き沈みがあったので、次のシーズンでは浮き沈みをできるだけなくしたいと思う。いつものレベルに達していないレースもあった。
このチームの一員であること、フレンドリーで面白くてプロフェッショナルな人たちに囲まれていることは素晴らしいことだと感じている。これから数年間、成長するための最高の組み合わせだと思うし、とても楽しみだ。
一歩一歩成長しながら、将来はもっと多くのレースで勝てるようになりたい。もっとレベルアップして、大きなレースに出て、安定した成績を残したい。要するに、もっと多くのレースで勝ちたいんだ!
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