イギリスのマシュー・リチャードソンは、8月14日にフライング200mで世界記録を破った。
記録は、8.941秒で人類で初めて9秒の壁を破っている。
マシュー・リチャードソンは、翌日の8月15日に2度目のチャレンジ。ここで8.857秒を記録、自身の世界記録をさらに更新してみせた。
問題は、マシュー・リチャードソンのバイクが2027年には使えなくなることだ。
Hope HBT.Tトラックバイク
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マシュー・リチャードソンが使用したトラックバイクは、英国自転車連盟と協力して作成されたHope HBT.Tトラックバイクだ。
lotusとhopeが協力しており、パリオリンピックで英国トラック選手が使用した。
今回のチャレンジでは、さらに改造。フォークはlotus製ではなくhopeのワイドフォークになっている。
問題はフォークの幅だ。以下のUCIの改定ルールでは2027年からはトラックバイクのフロントフォーク幅は115mm、リアフォーク幅が145mmに制限される。
元々のlotus製フォークはフォークとシートステイの幅は最大8cmあったのでアウト。hope社のフロントフォークもワイドなので使えなくなる。
企業は開発に多くの時間を資金をつぎ込んでいる。これが販売できなくなるとなると大打撃だ。
同様にFactorが作った新型と思われるバイクも厳しいのに変わりない。何故、ワイドフォークがだめなのかUCIは見解を示してほしい。
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