2025 ジロ・デ・イタリア第20ステージで、サイモン・イェーツが決定的なアタックを決めた時、後方ではDecathlon AG2R La Mondiale Teamのドリース・デポンドが、他チームのリチャル・カラパスとアイザック・デルトロを引く姿が見られた。
これはUCIからチェックが入っていたと記憶している。
この行為は、ドリース・デポンドはDecathlon AG2R La Mondiale Teamとの来シーズンの契約が決まっていないことを知って貰いたかったためだ。
この願いを聞き入れたのはTeam Jayco AlUlaとなった。
2027年までの2年契約
Did you spot him…✍️🇧🇪👀
Welcome to the squad, Dries De Bondt!
The experienced Belgian joins on a two year contract from 2026 🤝
— GreenEDGE Cycling (@GreenEDGEteam) August 15, 2025
ドリース・デポンドは、2014年、リアタイヤがブローして飛ばされた際に高速で民家の壁に衝突し、レーシングキャリアの夢を奪われそうになったことがある。
この事故により、頭蓋骨の底部に2つの骨折を負い、脳が腫れ上がった。2週間昏睡状態に陥り、医師は完全な回復を期待していなかったと言う。
だが、2017年Vérandas Willems-Crelanでプロキャリアをスタート。2020年にはベルギーロード王者に。さらに、2021年にはジロ・デ・イタリアの総合敢闘賞も獲得した。
そして、2022ジロ・デ・イタリア第18ステージでは、スプリンターステージで逃げ切ってみせた。
2023 シーズンもアントワープ・ポート・エピックでチームメイトと共に表彰台を独占。
Alpecin-Deceuninckでの5年間。さらにDecathlon AG2R La Mondiale Teamで2年を経て、ドリース・デボンド(34歳)はTeam Jayco AlUlaに移籍する。
大幅に予算の増えたDecathlon AG2R La Mondiale Teamからは、クレマン・ペルチェがGroupama – FDJに移籍。ドリース・デポンドは二人目の移籍選手となる。
ドリース・デポンドのコメント
ハートと野心、そして明確なアイデンティティを持って走るチームだ。だから、このチームに参加できることをとても誇りに思うし、興奮しているんだ。
来シーズンからは、美しいTeam Jayco AlUlaのジャージを誇りを持って着用し、全力を尽くしてクラシックを攻める覚悟と決意を持っている。
このチームの一員になれたことを本当に光栄に思うし、これから2年間、旅を楽しみたいと思う。このチームと共に成長し、将来共に成功を収めることが待ち遠しい。
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