スーパープレスティージュ2022-2023第5戦ヒュースデン・ゾルダー 最後のゴールでマチューが～

クリスマス週間の3日目はベルギーのリンブルグ州ヒュースデンに舞台を移して開催。

ここまで、

• Exact Cross第5戦ジルフェルメールクロス モル　ワウト・ファンアールト優勝
• ワールドカップ第11戦ガーフェレ　マチュー・ファンデルプール優勝

という結果に。果たして、3強対決の3戦目は誰が勝つのかな?

 

現在のスーパープレスティージュのランキングは

女子エリート第4戦後

1. デニス・ベッセマ　57ポイント
2. セイリン・アラマバード　52ポイント
3. インゲ・ファンデルヘイデン　51ポイント
4. アニック・ファンアルフェン　46ポイント
5. マリオン・ノルベルト・リベロール　31ポイント

 

男子エリート第4戦後

1. ローレンス・スウィーク　55ポイント
2. ラース・ファンデルハール　55ポイント
3. エリ・イーゼルビット　52ポイント
4. マイケル・ファントーレンハウト　49ポイント
5. ニルス・ファンデプッテ　33ポイント

 

第5戦ヒュースデン・ゾルダー

 

コース全体は、テルラエメンサーキットの城壁内にある。今年も2.7kmのコースで、フォーミュラ 1 サーキットのアスファルトの長いスタートストリップとフィニッシュ ストリップのために、高速クロスとなっている。

競技場の周りの林間コースを巧みに取り入れてコースが作られており、路面がドロドロの所は少なく、走りやすいコンデションだ。

人工的なセクションは1か所と階段がある。

 

女子エリート

緑ランプに変わって、サーキットからスタート。今日は、ヤングトリオはいない。

 

スタートは、ロードレースのようだ。

 

すぐにセイリン・アラマバードがトップに立つ。

 

2位はイタリアチャンピオンのシルビア・パーシコだ。

 

セイリン・アラマバードがトップを快走。

 

デニス・ベッセマがトップに立つ。

 

デニス・ベッセマがリードを奪いだす。

 

3位にまだイタリアチャンピオンのシルビア・パーシコがいる。

 

2周目

デニス・ベッセマは、一旦トップを譲る。高速コースなので先頭を引き続けるのは不利と考えたようだ。

 

シルビア・パーシコが先頭に。

 

トップは目まぐるしく変わる。

 

トップは、インゲ・ファンデルヘイデンに。

 

かなり先頭集団が絞られてきた。こんなに差がつくものなのか。

 

先頭集団は、8人。

 

ここでセイリン・アラマバードがトップに。

 

先頭交代と言った感じでデニス・ベッセマが前に。

 

先頭は中々ばらけない。

 

デニス・ベッセマ、セイリン・アラマバード、インゲ・ファンデルヘイデンと続く。

 

3周目

少し遅れて4位にルシンダ・ブラント。

 

3人がパックになっている。

 

3人のパックは崩れない。

 

ここで先頭交代。

 

シルビア・パーシコが4番手に上がってきた。

 

先頭は4人パックに。

 

ルシンダ・ブラントも繋がって5人に。

 

セイリン・アラマバードがここでスパート!

 

デニス・ベッセマは3番手に。

 

4周目

セイリン・アラマバードとインゲ・ファンデルヘイデンが少し抜け出した。

 

インゲ・ファンデルヘイデンがどこまで粘れるか。

 

セイリン・アラマバードがペースを上げてちぎりにかかる。

 

二人が後続を引き離した。

 

インゲ・ファンデルヘイデンが先頭交代。

 

3位のデニス・ベッセマは6秒差。

 

セイリン・アラマバードの押しが速い。

 

セイリン・アラマバードが下りから平地にかけてスパート。

 

セイリン・アラマバードが6秒のリードを奪う。

 

腰の調子の治ったセイリン・アラマバードが解き放たれた。

 

表彰台を争うメンバーは

• ルシンダ・ブラント
• シルビア・パーシコ
• デニス・ベッセマ

 

ゴール前では、セイリン・アラマバードが観客とタッチしながら余裕で走っている。後ろからは、インゲ・ファンデルヘイデンをルシンダ・ブラントが追い上げているぞ。

 

ゴールはそのままセイリン・アラマバードがトップで勝利!

セイリン・アラマバードは、今シーズンの3勝目だ。

 

2位には、インゲ・ファンデルヘイデンが滑り込んだ。

 

リザルト

セイリン・アラマバードのコメント

それでも、序盤は順調にはいかなかった。本当にレースに参加しなければならなかった。最初の2周は私にとってかなり難しいコースで、伸び悩んでいた。

どのコーナーでも、前を行くライダーが必ずいて、その分、後から差を詰めていかなければならない。ようやくギャップが少し大きくなって、自分でペースを作れるようになると、どんどんうまくいくようになった。最後に自分が一番強くなるまで。

3周目、しっかりと前に出て、インゲ・ファンデルヘイデンと一緒になりましたね。

インゲと一緒に仕事をしたいという思いがあった。また、彼女はとても強かったのですが、ある時、手放さなければならないことがあった。そうしたら、もう一人でラインまで行くしかなかったんです。

トレーニングの段階でどう出るかわからなかったが、これはとてもいいことだ。これは非常に重要な勝利となる。休養前より少し強くなった気がする。この調子で選手権期間中も頑張っていきたい。

 

2位のインゲ・ファンデルヘイデンのコメント

最高のスタートを切った訳ではないけど、幸いにもバイクピットですぐに前に出ることができた。ガーフェレのトリッキーなクロスの後では驚きだったが、とても良い一日だった。

セイリンは、最終ラップになるといつももうちょっとだけ頑張れるということを、知っている。確かに諦めたくはなかったが、セイリンが一番強いのは明らかだった。そして決勝では、ルシンダを引き離すためにすべてを出し切らなければならなかった。2位は今日達成できた最高の結果で、とても満足している。

 

3位のルシンダ・ブラントのコメント

クロスの時に、うまく上に行けなかったんです。それに、毎回坂道で足止めを食らった。だから、結局毎回アスファルトに隙間ができてしまう。それは本当に悲惨なことだ。ただ、上に行く足がなかっただけなんです。

シクロクロスはレベルが高いので、本当に追い抜くのは難しい。やはり遅れがないようにしたかったけど、それ以外は満足のいくコースだ。

 

男子エリート

ワウト・ファンアールトは、昨日より、ずっと気分がいいと。

 

エリ・イーゼルビットは、ケガからの復帰。期待を持たずにここに来ていると。

 

昨日優勝のマチュー・ファンデルプールの調子はどうだろう。今日はKATOではないオークリーのグラスをしてますね。

 

さあ、スタート。ロード組の参戦は

• Quick-Step Alpha Vinyl Team　ゼネク・スティバル
• AG2R Citroën Team　クレマン・ヴァントゥリーニ
• Lotto Soudal　ジャンニ・フェルメルシュ

 

トップは、タイス・アールツ。トーン・アールツの弟だ。トーン・アールツはUCIから結果が出るという話だったけど、まだ出場できないのだろうか。

 

先頭はタイス・アーツだ。マチュー・ファンデルプールは、もう3番手に上がっている。

 

高速コースなので一列棒状だ。

 

ワウトは4番手。すでに長くなっている。

 

ここでマチュー・ファンデルプールが先頭に。

 

マチュー、ワウトと続く。

 

マチューは、早くもガシガシ踏んでいるぞ。後続を引き離すつもりだ。

 

早くも二人がぬけだした。ピドコックは15番手くらい。

 

二人は猛烈なスピード!

 

2周目

3番手以降を早くも大きくリード。

 

もう、二人は異次元の走りだ。

 

3番手はマイケル・ファントーレンハウトだけど、全く見えない。

 

ピドコックは5番手まで上がっている。

 

クイントン・ヘルマンスが3番手に。

 

先頭交代してワウトが前にでた。

 

3周目

二人は後続を24秒引き離して通過。

 

また、マチューが前に。

 

ピドコックは5番手で変わらず。

 

これはどこで差をつけるのだろう。

 

後続は6人グループ。

 

マチューの引きが長い。

 

ピドコックが先頭に立って追う。

 

4周目

ここでマチューが先頭交代を促す。

 

また、すぐにマチューが前に出た。この高速コースでは二人で平等に交代したほうがいいのでは。

 

これは引き疲れにならないのかな。

 

さあ、ワウトに先頭が変わった。

 

ピドコックは42秒離れている。

 

5周目

ピドコックが引くがタイム差は38秒と変わらない。

 

ライバルの戦いはどこまでランデブーでいくだろう。ミスをしたら負けだ。

 

後続はローレンス・スウィークが先頭に。

 

6周目

ワウトが前にでて交代。

 

今日のマチューも絶好調のようだ。

 

さあ、ピドコックがペースを上げた。

 

ピドコックが3位グループから抜け出しそうだ。

 

ピドコックが抜け出し成功だ。

 

マチューがペースを上げる。

 

あ～、だが、足をついてしまいワウトが前に。

 

7周目

ピドコックはわずかにリード。ラース・ファンデルハール、マイケル・ファントーレンハウト、ローレンス・スウィークと続く。

 

残り周回が少なくなってきた。まさかスプリントでは～。

 

二人に迫るピドコックは28秒差となっている。

 

8周目

あきらかに引く長さはマチューが長い。

 

あ～、ピドコックは追いつかれてしまった。

 

マチューがあげても、ワウトは離れない。

 

3位争いはマイケル・ファントーレンハウトとピドコックに絞れた。

 

ワウトが登りでプレッシャーをかけるがマチューも遅れない。

 

9周目

二人のバチバチの戦いは、ついに最終周に。

 

この二人だと、一発で仕留めないと決まらないだろう。

 

なんか、スプリントに向けてワウトはためているような。

 

ここで先頭交代を促すマチュー。

 

マチューがあげる!

 

ガシガシあげるぞ。

 

マチューが離した。

 

だが、ワウトも粘る。

 

あっと、マチューが足をついてしまい、ワウトが抜く。これは痛い。

 

マチューはチャンスを逃がしてしまう。

 

コーナーを曲がってワウトが前。二人がもがき始める。

 

あ～っ、マチューが足を踏み外してしまった!

 

あ～、これでは勝負のしようがない。

 

最後にマチューがミス。二人のバトルをワウトがスプリントで決めるという形となった。

 

マチューは仕方ないと言った感じでゴール。ちょっと残念な終わり方だったなあ～。二人の真っ向からのスプリントを見たかった。

 

3位争いはラース・ファンデルハールが速かった。

 

ワウトはゴール後でビデオを見るまで知らなかったようだ。ありゃ～と言った感じだ。

 

リザルト

ワウト・ファンアールトのコメント

レース中はずっと緊張していた。マチューがレースを切り開いてくれたので、今日はお互いに離されないと思ったんだと思う。後半は、どんな戦術をとるかだけを考えていた。

ロングスプリントにするのがよかったんだ。だから、2番手の方がいいと思った。マチューはいつも集団から少しリードして出てきて、それから僕はプッシュしなければならなかった。

彼が全面に出たときはとにかく総力戦なんだけど、実は自分が望んでいたポジションにいたんだ。

最後の「こぶ」に乗った時、マチューは歩いていたのか、ミスをした。結局、それで首位になったんだ。

ライバルとのスプリントに備えることができたが、マチューはクリックペダルを踏み込んでしまいました。

しばらく息を整えてから、遠くからスプリントに入るようにした。今回ばかりは、冷静に判断してノーミスに徹することができた。この週末は少し休みすぎたと思うので、この勝利はとても嬉しい。